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タフさとフレッシュさを両立させたエクステリアデザイン
新型トラック「フォワード」では「PLEASURE to CARRY(運ぶ喜び)」をコンセプトに、タフさに加えて華やかさがフォーカスされており、中型トラックらしい車格感を演出しつつ、誰もが乗ってみたくなる親しみやすいスタイリングに仕上げられている。
エクステリア
フロントグリルには、新しいいすゞのブランドアイデンティティである「ワールドクロスフロー」が取り入れられている。小型から大型まで一貫性のあるグラフィックでありながら、新しいフォワードでは中型トラックらしい堅牢さが表現されている。
インテリア
タフで機能的でありながら、親しみやすさを感じる室内デザインに仕上げられている。人が直接触れるスイッチ類をブラックカラーでゾーニングをすることで、識別性の向上や耐傷性も重要視されている。
大幅に拡充された先進安全支援機能
いすゞは来たるべき自動運転社会を見据え、交通死亡事故ゼロを目指し、先進安全・運転支援機能を大幅に拡充している。今回の改良では、近距離ミリ波レーダーの追加とドライバーステータスモニターが追加され、アクティブにドライバーをサポート。検知や警報のみならず、システムが車両を制御することで、事故抑制に貢献する。
1)レーンキープアシスト
走行時に車線を検知し、自動的にステアリング制御を行って車線逸脱による事故を抑制。高速走行時に車線内の中央走行を維持することで、長時間運転によるドライバーの疲労を軽減する。
2)ドライバー異常時対応システム
ドライバーが急病などで安全に運転できない場合に、システムが異常を検知して自動で車両を緊急停止させる。ドライバーによるスイッチ操作でも作動する。
3)可変配光型LEDヘッドランプ
先行車や対向車の光をセンサーが検知して、ハイビーム走行時、安全走行に必要な範囲を自動で配光する。夜間走行時の良好な視界を確保し、ドライバーの安全と疲労軽減に貢献する。
4)ドライバーステータスモニター
ドライバーの居眠り運転や脇見運転などを検知し、警告音とモニター表示で注意喚起を行う。さらに、過度な眠気を検知した場合、自動的にエアコンが強い冷風を発し、より強く注意喚起することで、事故抑制に寄与する。
5)ブラインドスポットモニター
新たにレーダーを追加したことで、側方衝突警報装置(BSIS:Blind Spot Information System)装着義務化の法規に対応。交差点進入時の警報機能に加え、車両直前や左側方、車線変更時の死角に入り込んだ対象物の検知・警報も可能になった。
6)標識認識機能
車両搭載カメラが、最高速度・車両進入禁止・追越禁止・一時停止の交通標識を読み取り、メーターディスプレイに表示。ドライバーの交通標識の見落としを防ぐ。
7)全車速車間クルーズ
全車速車間クルーズがエアサスペンション車にも新たに追加された。全車速域で車間距離を維持するように車両を制御する。また、先行車が発進し、ドライバーの発進操作がなかった場合は、メーターディスプレイ上でドライバーに先行車発進を知らせる。
8)標識連動型スピードリミッター
カメラが読み取った最高速度標識に合わせて、車両側でスピードリミッター制御を行い、速度超過による事故を抑制する。
9)電動パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキを新規設定。自動で作動/解除する機能を備えドライバーの離席と連動するほか、EDSSによる緊急停止でも自動で作動し、安全性の向上とドライバーの負荷軽減に貢献する。
上記の先進安全機能は、顧客それぞれのニーズや運行形態に合わせて選択できるよう、「ベーシック」「スタンダード」「アドバンス」「プレミアム」の4種のパッケージオプションがラインナップされている。
使用感に長けたキャビン内デザイン
新型「フォワード」のキャビン内のデザインは、広がりを感じる特徴的なスタイルに一新され、居住性が向上された。実用面においても、大型トラック譲りの新高機能シートの採用など、中型トラックとしての車格感の向上も重視されている。また、先進安全・コネクテッド機能の装備追加により、操作スイッチ数や車両からの情報量が増加する中、今回の改良では、スイッチ類の最適配置を行ない、誰にでも使いやすいデザインで、ドライバーの多様化にも配慮されている。
1)インストルメントパネルの刷新
インストルメントパネル上のスイッチは、走行中に使うものがドライバーの近くに配置された。スイッチ類は目的別にゾーニングし、使い勝手の向上が図られている。
2)メーターパネルの刷新
メーターパネルの中央部に7インチのメーターディスプレイを採用。シンプルなレイアウト上に、新たに開発された「いすゞオリジナルフォント」によって視認性が向上されている。走行中の可読性を高め、先進安全装備や車両コンディションの情報を的確に伝える。
3)センターディスプレイの新規設定
タッチパネル操作の7インチセンターディスプレイが新たに採用された。バックカメラ映像やBluetooth接続による音楽再生機能、さらにはSmartDriveLinkを利用したスマートフォンのアプリを画面上で操作することが可能となり、車内のエンターテインメント性が向上されている。
5)収納力
室内空間の利便性を高めるために、最大40Lを超える収納スペースを確保し、クラストップの使い勝手が実現されている。
4)高機能シートの新規設定
大型トラック「ギガ」に採用されている高機能シートが、クラスを超えて新型「フォワード」にも採用された。シートサスペンションを任意の高さで固定し、乗降時や室内移動時に便利な「電子式サスペンションロック」や、高級乗用車が採用する「吸引式ベンチレーション機能」、「シートヒーター」を装備し、長時間でも快適な運転が可能となっている。
コネクテッド性能と車両概要
2022年10月にサービス提供が開始された商用車情報基盤「GATEX(ゲーテックス)」を利用した、商用車テレマティクス「MIMAMORI」および、いすゞ独自の稼動サポートサービスである「PREISM」が新型「フォワード」でも実装されている。PREISMにおいては、スマホアプリの機能を拡張し、車両だけではなくドライバーとも繋がることで顧客の安心感と、安全な稼動をサポートする。
〈国内目標販売台数〉 16,000台 / 年 (フォワードシリーズ全体)
車型 | 2RG-FRR90V4 |
仕様 | GVW:8t級 Fカーゴ(ウィング) フルキャブ・標準ルーフ エアサスペンション JH25:達成 JH15:10%達成 安全装備:ADVANCE |
エンジン/トランスミッション | ・4HK1-TCH 177kW(240PS) ・6速スムーサーFx |
価格 | 東京希望小売価格 税抜13,733,000円 税込15,106,300円 |