北米マツダ CX-50はCX-5の代わりになるか? 直6のCX-90は順調に売れているか?

CX-50
マツダの北米部門MNAOは、8月の総販売台数が30,174台となり、2022年8月と比較して18.7%増加したと発表した。今年1-8月累計販売台数は24万4,586台となり、前年同期比27.6%増となった。

北米でももっとも売れているモデルはCX-5

相変わらず北米でももっとも売れているモデルはCX-5だ。1-8月で10万6113台を売上た。これは全体の4割強がCX-5ということだ。

北米専用モデルとして、そしてまたCX-5の代替の役割を持つCX-50(生産もアラバマ・ハンツビル工場だ)は、1-8月で2万8302台だ。これは前年同期比+168.2%の大躍進なのだが、それでもCX-5には及ばない。

CX-50

CX-50は
CX-50
25S:2.5L直4(190ps/252Nm)
2.5T:2.5L直4ターボ(230ps/434Nm)
ボディサイズ
全長×全幅×全高:4720mm×1920mm×1613mm
ホイールベース:2815mm
でラギッドな外観が特徴で、北米専用モデルとして登場した。

2.5L直4ターボ搭載のCX-5

一方のCX-5は、2017年登場だからすでに7年目入ったベテランモデルだ。が人気は健在だ。
CX-5
全長×全幅×全高:4575mm×1845mm×1690mm
ホイールベース:2700mm

価格はMSRP(メーカー希望小売価格=税抜 1$=145換算で)
CX-5
2.5:29300$(約424.8万円)~2.5T:40600$(約588.7万円)
CX-50
2.5:30300$(約439.4万円)~2.5T:43300$(627.9万円)

だからほぼ同じ。それでもベテランモデルのCX-5の方が売れるのがマツダの強みであり、弱みとも言える。

CX-90は売れているか?

CX-90PHEV

マツダのラージ商品群、CX-90はCX-9の後継モデルの役割を果たす。3.3L直4ガソリンターボか2.5L直4+PHEVですべてがAWDとなる。

ボディサイズは
全長×全幅×全高:5120mm×1994mm×1732mm
ホイールベース:3119mm
でパワートレーンは
スタンダードPT:3.3L直6ターボ(284ps/450Nm)
HIGH PT:3.3L直6ターボ(345ps/500Nm)
PHEV:直4+PHEV(327ps/500Nm

このCX-90は1-8月でガソリンターボが8724台、PHEVが3843台、合計1万2567台が売れた。

ちなみに日本国内で同じラージ商品群のCX-60はどれくらい売れたかといえば、1-7月で1万9124台を売り上げている。

モデル名8月販売台数前年同月比1-8月累計販売台数前年同期比
MAZDA32,611台+24.3%20,732台+14.4%
MAZDA60台335台
MX-5 Miata733台+2.5%6,966台+82.4%
CX-306,630台+39.1%52,378台+61.0%
CX-513,649台+5.6%106,113+0.4%
CX-99台(-99.6%)17,428台(-13.7%)
CX-502,602台(-6.5%)28,302台+168.2%
MX-306台100台(-69.1%)
CX-902,234台8,724台
CX-90P1,700台3,843台
TOTAL30,174台(+30.6%)244,586台+27.6%

マツダカナダ(MCI)の8月の販売台数は、前年同月比12.8%増の5,364台となった。累計販売台数は38,227台で、前年同期比8.9%増となった。

8月のCPO(認定中古車)車販売台数は5,752台で、2022年8月に比べ26%増加した。

マツダモーターデメヒコ(MMdM)の8月の販売台数は5,532台で、前年同月比8.0%増となった。累計販売台数は46,340台で、前年同期比79%増となった。

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