航続距離は最大475km! 新型BMW「iX1 eDrive20」は第5世代eDriveテクノロジーを搭載した電動プレミアム・コンパクトSUV!

BMWは、コンパクト・セグメントにおける電動SUVモデルとして新型「iX1 eDrive20」を発表し、一貫してe-モビリティ分野でのニューモデル攻勢を続けている。プレミアム・コンパクト・セグメントにおけるラインアップを拡大することで、BMWグループは幅広いターゲットに排ガスのないドライビングの歓びを提供し、e-モビリティの拡大にさらなる弾みをつける。新型「iX1」のパワートレインには、現行電気自動車と同様、第5世代BMW eDriveテクノロジーを採用。2023年11月に生産開始し、希望小売価格4万7900ユーロ(≒757万円)からの価格設定で発売される。

高効率な第5世代BMW eDriveテクノロジーを搭載

新型BMW iX1 eDrive20でも、BMWの現行電気自動車と同様、第5世代BMW eDriveテクノロジーが採用されている。新型エントリーモデルのフロントアクスルに搭載された高度に統合されたドライブユニットは、204馬力の最高出力に加え、瞬時に最大トルク247Nm(※25.18kgm)を発揮。このコンパクトなSAVは、0-100km/h加速を8.6秒で達成。最高速度は電子制御により170 km/hに制限されている。
(※編集部換算値)

高電圧バッテリーは省スペースのため車両フロアに収納され、使用可能なエネルギー量は64.7kWhとなっている。搭載されるコンバインド・チャージング・ユニットは、標準で最大11 kWのAC充電が可能。これにより、高電圧バッテリーを6.5時間以内にゼロから100%まで充電することができる。最大130kWの直流充電も可能で、急速充電ステーションでは、バッテリーの充電状態を29分以内に10%から80%まで高めることができる。航続距離は公式値で430~475kmとされている。

「クイック・セレクト」に対応したBMWオペレーティングシステム

インテリアには、マップナビゲーション、2ゾーン・オートマチックエアコン、多数の最新ドライバー支援システム、パーキングアシスタントを含む包括的な装備を標準としている。
「クイック・セレクト」を搭載した新しいBMW iDriveと新しいBMWオペレーティング・システムも標準装備されており、情報およびエンターテインメント用の幅広いデジタルコンテンツが利用可能になり、無線アップデート機能の更新サイクルが高速化されるだけでなく、サードパーティ製アプリ、拡張ナビゲーションサービス、パーキングサービスなど、多くの特定のオンラインサービスへのアクセスが最適化されている。

インフォメーションシステムの中枢となるBMWカーブド・ディスプレイは、10.25インチのインフォメーション・ディスプレイと、10.7インチのコントロール・ディスプレイで構成され、共通のガラス面がドライバーに向かって湾曲している。
今回、搭載されるiDriveの最新世代では、「クイック・セレクト」によるスタート画面のデザインが一新されている。これにより、一貫して直感的なタッチ操作と音声認識によるコントロールに対応している。

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