「アリアは、パワーと航続距離の幅広い組み合わせを提供する、技術的に卓越したファミリーカーです」(ワーズ社ドリュー・ウインター審査員)
同賞は、自動車のパワートレイン(馬力、トルク、ノイズ、効率、スペック、新技術の応用など)を評価するための幅広い知識を有するジャーナリストにより審査。今年は新型または大幅に改良された32機種のパワートレーンを対象に、通勤や近距離のドライブなどの日常での使用シーンを想定して審査された。
「『e-4ORCE』でファミリーカーが、とても運転しやすくなります。発進加速だけでなく、EVが得意ではないとされる高速の追い越し加速にも優れています」とワーズ社の編集者でもあるドリュー・ウインター審査員は語った。さらに、「『アリア』は、パワーと航続距離の幅広い組み合わせを提供する、技術的に卓越したファミリーカーです」と称賛している。
そして、ワーズ社のインテリジェンスアナリストでもあるクリスティ・シュバインズバーグ審査員は、このように述べている。
「スポーツモードで『アリア』のアクセルを踏み込むと、顔や首に強い加速度を感じます。これには感嘆の声しか出ませんね。標準モードとエコモードでもかなり速いです。『アリア』はとても静かでスムーズで、加速も滑らかなので、注意していないとすぐに制限速度を超えてしまいそうです」
アリアに搭載されている「e-4ORCE」は、前後に搭載した2基の電気モーターと左右のブレーキで4輪を制御する。「e-4ORCE」の「e」は電動駆動に由来し、「4ORCE(フォース)」は物理的なパワーとエネルギーに四輪駆動の「4」を掛け合わせたもの。スムーズで安定した出力とブレーキを緻密に制御することで、どのような路面状況においても高いライントレース性能を実現するため、ドライバーは自信をもって運転することができる。
今回の選出により、日産は同賞のパワートレイン・エンジニアリング部門の表彰において、記念すべき20回目の受賞となった。そのうち、電気自動車のパワートレインとしては、2011年にワーズ社が電動モーター搭載車として初めて表彰した「日産リーフ」に続き2度目の受賞となる。なお「アリア」は、今年5月にワーズ社の「10ベストインテリア&UX」にも選出されている。