「私たちの『アリア』はとても調子がよく、すべて期待通りです。南半球でもチャレンジングな距離や地形、気温が続きますが、完走する自信があります」(クリス・ラムゼイさん)
ラムゼイ夫妻は「アリア」とともに、1823年時点の北磁極にあたる地点を出発し、南極大陸の南極点を目指して旅を続けている。厳しい北極圏の海氷を超え、カナダ、北中米を横断し、これまでに2万km以上を走行してきた。
北半球の遠征を振り返り、コ・ドライバーを務めているジュリー・ラムゼイさんは次のようにコメントしている。
「ここまでの体験は信じられないようなものでした。私たちの『アリア』は沿道で多くの人々の関心を集めています。この冒険が象徴するような、親切で魅力的な人々に歓迎され、助けられてきました。本当にありがたいことだと感じています」
また、クリス・ラムゼイさんは「私はEVの限界に挑戦し、EVがどれほど高性能でワクワクするものであるかを世界に示したいと思っています。私たちの『アリア』はとても調子がよく、すべて期待通りです。沿道の人々からも多くの関心を集めています。南半球でもチャレンジングな距離や地形、気温が続きますが、完走する自信があります。特に南極大陸は最も厳しい走行条件の中を走行していくことになると思いますが、北極圏での走行経験から学ぶこともあります。12月末までに南極点に到達するため、さらなる革新に取り組んでいきます」とコメント。
このプロジェクトを通して日産は、同社のEVの技術や性能を示しながら、気候変動に対して積極的に行動を起こしている興味深い取り組みも紹介していきたい考えだ。ラムゼイ夫妻は年内の南極点到達を目指し、今後も旅を続ける。