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後席居住性や使い勝手は抜群 快適な走りで乗り味も好印象
C3エアクロスSUVはコンパクトハッチのC3の雰囲気を継承しつつ、SUVに仕上げたモデル。だが、ボディは専用設計になっており、ホイールベースをC3よりも70㎜長くして、後席の居住性を向上させている。
エクステリア
さらにエアクロスには後席スライドや助手席の前倒し機構も装備されており、レジャーユースにも対応している。それでも全長は4160㎜しかないので、コンパクトカー感覚で取り回せるのが美点だ。2019年の発売当初はシトロエンらしい柔和な顔つきで、内装もポップな色使いだったが、21年のマイナーチェンジでは一気に精悍なフロントマスクに変更され、インテリアもシックな色合いになった。
インストルメントパネル
それまでは1.2ℓ3気筒ターボだけだったエンジンも、マイナーチェンジ後に1.5ℓディーゼルを追加。1.2ℓターボのガソリンでも十分軽快に走ってくれたが、ディーゼルはさらに余裕をもって楽に走れるようになった。どちらのエンジンも音や振動が上手く抑えられているから快適性も高い。欲を言えばディーゼルにはプジョー2008などと同じ8速ATを採用してほしかった。
居住性
フットワークはシトロエンらしい心地良い乗り心地を維持しながらも、コーナーでは意外なほど踏ん張ってくれるので山道でも安心して走ることができる。シートも生地裏のクッションが厚くなり、身体を包み込むようにホールドしてくれるから長時間運転していても疲れにくい。
うれしい装備
月間販売台数 NO DATA 現行型発表 19年7月(新エンジン追加 22年7月) WLTCモード燃費 21.3km/l ※ディーゼル車
ラゲッジルーム
実用性が高く個性的なスタイリングのコンパクトカーが好きな人にお薦めだ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.150「2023-2024 コンパクトカーのすべて」の再構成です。