コスパ最強(?)のスズキの世界戦略車、歴代オーナーの本音は? スズキ スイフト&スイフトスポーツ | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」 | モーターファン会員アンケート

現行型4代目スイフトスポーツ(全方位モニター用カメラパッケージ装着車/プレミアムシルバーメタリック)
クロスオーバーSUV風のコンパクトカーとしてデビューしたスズキ・スイフトは、現在では自動車の基本をしっかり作り込んだコンパクトカーとして知られ、世界中で高い人気を誇る。そこから派生したスイフトスポーツは、スポーツ走行入門機として世の走り屋の支持を集めている。もちろんMotor-Fan TECHの会員の方々にもこのクルマのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところを見てみよう。

目次

現行型4代目 スイフト:ZC#3/ZD#3型 (2016年~)/スイフトスポーツ:ZC33S型(2017年~)

現行4代目 スイフト XG (スーパーブラックパール/2020年モデル)

スズキ・スイフトはワゴンR+(現・ソリオ)のプラットフォームを用い、Keiとサイドパネルやドアを共用しつつ誕生したクロスオーバーSUV風の廉価な小型車として2000年にデビューした。最新現行モデルは2016年にデビューした4代目にあたるZCあるいはZDのX3型。2代目のX1型で提唱された「自動車の基本である“走る・曲がる・止まる”をしっかり作り込む」というコンセプトを堅持しつつ、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用して設計を一新。車両全般の徹底した軽量化で先代比120 kgの軽量化を実現した。エンジンはNAエンジンが低回転域でのトルク向上に加え、軽量・コンパクト化した1.2ℓのK12C型に加え、1.0 ℓ直噴ターボエンジンのK10C型を設定。また、K12C型にISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド車をラインナップ。2017年にはK12C型エンジンに駆動用モーターと5速AGSを組み合わせたパラレル方式のハイブリッドシステムを持つハイブリッド車が設定されている。

現行4代目 スイフトスポーツ 全方位モニター用カメラパッケージ装着車 (チャンピオンイエロー/2020年モデル)

スイフトスポーツはその名の通り、“走り”の性能に特化したスイフトの派生モデルで、初代モデルは2003年にデビューした。本格的スポーツモデルにもかかわらず、標準車とさして変わらない価格であることからスポーツ走行の入門機として人気が高く、スイフトの初代から歴代、設定が続けられている。現行最新モデルはスイフト同様に4代目で、2017年にデビューした33型。エンジンは先代の1.6ℓのNAエンジンから1.4ℓターボエンジンのK14C型になり、排気量はダウンしたが最高出力・最大トルク共に向上している。また、ボディサイズが拡大されたため、いわゆる“3ナンバー”サイズとなったのが大きな変更点。

■2021年式 スイフトスポーツ AT セーフティサポート装着車 「安価にもかかわらず安全装備フル実装!」

ニックネーム:DON 年式・グレード:2021年式 スイフトスポーツ AT セーフティサポート装着車 性別:男性(60歳~) 居住地域:神奈川県

ニックネーム:DON 年式・グレード:2021年式 スイフトスポーツ AT セーフティサポート装着車 性別:男性(60歳~) 居住地域:神奈川県

排気量:1.4ℓトランスミッション:AT

平均燃費:13.6km/ℓ(現在の走行距離1.9万Kmのうち約1.1万Kmは高速、残りは起伏の多い市街地走行)

長所:速い! 不用意にアクセルを踏むと背中を蹴っ飛ばされるような加速をします。また車重が軽いせいか、軽快でコーナリングもひらひらとこなします。通常の車だと尻込みしてしまうようなコーナーに、何も心配なく飛び込むことができます。おまけに税金など維持費も安いし、安価にもかかわらず安全装備フル実装!

短所:ドア内張りの防水シートの貼り付けが悪く、雨天時にドア下に水が溜まった(現時点では解消済み)。また純正のオーディオスピーカーの質が悪く、音がこもり 人の声がはっきりと聞き取ることができませんでした(即 交換し、良くなりました)。

評価

外観:★★★★☆ 精悍さを感じるも ずんぐりむっくり。

室内:★★★★☆ ハンドル下部のピアノブラックのプラスチックは 他の部分と一緒の革にして欲しかった。

走行性能:★★★★★ 速い!(私には速すぎ)

燃費性能:★★★★☆ ターボ装着・この速さにもかかわらずフリード(初代、非ハイブリッド車)よりはるかにいい燃費!

装備:★★★★☆ 廉価車にもかかわらフル装備! ただ 車線逸脱防止機能の自動補正機能には違和感がある。また、ACCの減速時にアクセルオフだけで減速できるにもかかわらず(ブレーキを実際に作動させているかどうかは不明ですが)ブレーキランプを点灯させるまではないのでは?

満足度:★★★★★ 速い、軽快、安い、経済的。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「大勢・大荷物を乗せる必要がなく軽快な車の走りを楽しみたい方にお勧めです」

■2021年式 スイフトスポーツ セフティーパッケージ装着 「走ることに関しては不満のない、今、一番コスパに優れた車だと思います」

ニックネーム:かまい 年式・グレード:2021年式 スイフトスポーツ セフティーパッケージ装着 性別:男性(40代) 居住地域:岡山県

ニックネーム:かまい 年式・グレード:2021年式 スイフトスポーツ セフティーパッケージ装着 性別:男性(40代) 居住地域:岡山県

排気量:1.4ℓトランスミッション:MT

平均燃費:16.0〜17.0km/ℓ(片道23kmの郊外への通勤がほとんど)

長所:走ることに関しては不満のない、今、一番コスパに優れた車だと思います。軽さの中、ほとんどターボラグのない低速からトルクが出るエンジン、思ったより乗り心地は快適で長時間乗っても疲労感はありません。久しぶりにノーマルのマフラーですが思ったより音質がよく気に入っています。

短所:左後ろの視界が悪く、目視でバックしたい派としては中々慣れることが出来ませんでした。ただし、全方位カメラが上手に昨日しているので決定的な短所ではありません。細い事では夜間はドア周りのスイッチが暗すぎてどれがどのスイッチか分からないところです。

評価

外観:★★★★★ 子供は不満ですが、リヤドアのノブの位置も大人には開けやすく気に入っています。

室内:★★★★☆ スイッチ類全般がわかりにくい気がします。

走行性能:★★★★★ 日常で不満になることはほとんどないと思います。

燃費性能:★★★★★ 燃費計との差もなく期待どおりです。

装備:★★★★☆ あまり使っていませんが、純正ナビに不満を覚える事はありません。

満足度:★★★★★ 満足です。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「今のデザインに不満がなければ迷わず買いだと言えます。次期型はマイルドハイブリッド採用との噂できっといいものですが、純粋なターボ車としたら現行型が最初で最後かもしれません。今回の試乗車の色がたまたま青だったという経緯もありますが、この車体色は鮮やかでいいですよ」

■2021年式 スイフトスポーツ 「家族が運転するこのとも考えてATにしましたが、それでもかなり楽しめる車だと思います」

ニックネーム:hiro 年式・グレード:2021年式 スイフトスポーツ 性別:男性(60歳~) 居住地域:山梨県

ニックネーム:hiro 年式・グレード:2021年式 スイフトスポーツ 性別:男性(60歳~) 居住地域:山梨県

排気量:1.4ℓトランスミッション:AT

平均燃費:15.2km/ℓ(街乗り8割 高速2割)

長所:手頃な価格で標準装備も充実している。コンパクトなボディなのでちょっとした山道ではライン取りもでき軽快なハンドリングを楽しむことができる。また低回転からトルクフルなエンジンはターボラグを感じることもなく、車重が軽いこともありは低速からパワフルな加速を楽しむことができる。

短所:ATの場合、街乗りで多用する40-50km/h付近の加減速でエンジンがギクシャクする感じがする。マニュアルモードにしても安全のためかレッドゾーンまで吹き上がらず、またシフトダウンも回転数的にはかなり余裕があるはずなのにできないことが多い。

評価

外観:★★★★☆

室内:★★★★☆

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★★

装備:★★★★★

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「今までは家族のために、エスティマやアルファードなどの大きめのワゴン車に乗ってきましたが、子どもたちの成長に伴い大きな車は不要になったため、自分が楽しめて多少実用性もあるコンパクトな車として選びました。家族が運転するこのとも考えてATにしましたが、それでもかなり楽しめる車だと思います」

■年式不明 スイフトスポーツ 「エンジンスペックはかわいい物だけど、まさに小気味良いという表現がぴったりでしょう」

ニックネーム:うより 年式・グレード:年式不明 スイフトスポーツ 性別:男性(40代) 居住地域:宮城県

ニックネーム:うより 年式・グレード:年式不明 スイフトスポーツ 性別:男性(40代) 居住地域:宮城県

排気量:1.4ℓトランスミッション:MT

平均燃費:15.0km/ℓ(通勤距離が短い。片道6kmほど)

長所:1トンを切る車体の軽さとノーマルでもしっかりとしたシャシー&足回りでキビキビ走れる。エンジンスペックはかわいい物だけど、まさに小気味良いという表現がぴったりでしょう。標準装着のタイヤもスポーツ寄りだが、そこそこの耐久性がありバランスが良い。

短所:排気量1400ccなので、当たり前と言えば当たり前だけど、パワーが足りないのを痛感する時がある。一人で乗っている分にはまだ良いが、家族が二人くらい乗っていると途端に重ったるく感じるし、学生時代に乗っていたデミオと大して変わらない気がしてくる。

評価

外観:★★★★☆ ホイールが唯一嫌いです。

室内:★★☆☆☆ 内装 質感には何の期待もありません。

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★☆ 気ままにぶん回している割には良い数字だと思う。

装備:★★☆☆☆

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言 「2030年には純粋なガソリンエンジン車は造られなくなるのでしたっけ? 果たしてBEVが環境に良いのか勉強不足の自分には分かりかねますが、こんなに楽しい物が社会から消えてしまうとは…。買うなら今です」

3代目 スイフト:ZC#2/ZD#2型(2010~2017年)/スイフトスポーツ:ZC32S型(2011~2016年)

3代目 スイフト XS (アブレイズレッドパール2/2010年モデル)

2010年にデビューした3代目モデルは、先代モデルで好評を博した部分を継承しつつ、プラットフォームをより軽量・高剛性とした新型へ刷新、ホイールベースとトレッドを拡大して直進安定性・旋回性・居住性を一段と高めた。エンジンは1.2ℓのK12B型に統一され、トランスミッションも5速MTとCVTの2本立てに整理された。操舵量に応じてタイヤの切れ角を変化させる可変ギヤレシオステアリングの採用で機敏さを高め、最小回転半径も4.8 m(16インチタイヤ装着車は5.2 m)に縮小、小回り性能が高められている。

3代目 スイフトスポーツ (プレミアムシルバーメタリック/2011年モデル)

3代目となるスイフトスポーツはスイフトに遅れて2011年の登場。エンジンは先代同様に1.6ℓのM16A型を搭載しているが、可変吸気システムの採用、吸気VVT制御の最適化、バルブリフト量の増加、冷却システムの改良などを行なって高効率化がはかられ、排出ガス規制に対応しながらも100kW(136PS)の出力を達成するとともに低・中速域でのトルクアップを実現、街中での扱いやすさや燃費性能を向上させている。またトランスミッションはマニュアルが先代の5速から6速へ変更されたほか、オートマチックは先代の4速ATからパドルシフト付き7速マニュアルモードを備えた副変速機構付きCVTへ変更されている。現行の4代目はターボエンジン車となったため、「最後のNAエンジン搭載スイフトスポーツ」と言われ、コダワリのある走り屋からは、いまだに根強い人気を誇っている。

■2011年式 スイフト XL 「軽快なフットワークと程よく使い切れるエンジンとマニュアルの組み合わせは再評価されても良いかと思います」

ニックネーム:かずゆきお 年式・グレード:2011年式 スイフト XL 性別:男性(30代) 居住地域:茨城県

ニックネーム:かずゆきお 年式・グレード:2011年式 スイフト XL 性別:男性(30代) 居住地域:茨城県

排気量:1.2ℓトランスミッション:MT

平均燃費:16.0km/ℓ(通勤7割,郊外ドライブ3割)

長所:1人での移動については特に短所なし。軽快なフットワークと程よく使い切れるエンジンとマニュアルの組み合わせは再評価されても良いかと思います。車重が軽いため程よい山道では楽しくドライブできます。が大人2人、チャイルドシート1人での移動もなんとか可能です。大人2人での移動であればまず問題はないと思います。

短所:登坂や大人数名が乗っている状態ではさすがにエンジンの非力さを感じます。後席のスペース余裕も少なく、大人が座れるとはいえ長時間は難しいかと思います。現行型では対応していますが、この代の車にはマニュアル仕様にACCがついていないため巡行時には少し不便さを感じます。

評価

外観:★★★★★

室内:★★★★☆

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★★

装備:★★★☆☆

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「この排気量でマニュアル仕様があり、軽量かつフットワーク良し。自分で運転している充実感が得られる貴重な車だと思います。ほかの車と比べて車内の広さについては引け目がありますが、一人で運転する際には全く問題ないです」

■2011年式 スイフト XL 「運転の楽しさ、エンジンの良さや滑らかさ、コストパフォーマンスなど、基本的な車としての完成度が高い」

ニックネーム:Y.T 年式・グレード: 2011年式 スイフト XL 性別:男性(50代) 居住地域:北海道

ニックネーム:Y.T 年式・グレード: 2011年式 スイフト XL 性別:男性(50代) 居住地域:北海道

排気量:1.2ℓトランスミッション:MT

平均燃費:17.0km/ℓ(街中15km/ℓ、郊外22km/ℓ)

長所:運転の楽しさ、エンジンの良さや滑らかさ、コストパフォーマンスなど、基本的な車としての完成度が高い。故障が少なく、補修部品の安さなど長く所有したときの満足感は高い。下まわりは錆に強く、フィットとは比較にならない。

短所:一般的には、荷室の狭さを指摘されることが多いが、2名乗車では全く問題ない。走行時は路面の良いところは素晴らしい乗り心地だが、角のある段差やアスファルトのヒビなどで吸収し切れていない状態を表す。エンジンの低速トルクがもう少しあると楽になる。

評価

外観:★★★★★ 発売当時としては、高い完成度。

室内:★★★★☆ 季節に関係なく静電気が気になる。他車では感じられなかった。

走行性能:★★★★★ 高い安定性と運転の楽しさ。ハンドルのシッカリ感。

燃費性能:★★★★★ 郊外で最高23km/ℓを記録。電動化は必要なし。

装備:★★★☆☆ 後付け出来るものは問題無し。

満足度:★★★★★ 非常に満足度は高い

このクルマの購入を検討している人にひと言

「先日、10万kmを越え、足回りを一新。ショックアブソーバー、ロワアーム、ステアリングラック、ラックエンド、ドライブシャフト、ハブベアリング、スタビライザーブッシュ、スタビリンクロッドなど交換。新車状態にどこまで近づくか交換してみた。結果、80%改善されたと思う。今回のことでボディの痛みが非常に少ないのを再確認することができた。この車は現在新車では購入できないが、傷んだ部品を交換することが前提であれば、部品の値段やアフターパーツの豊富さも含めて楽しいカーライフを送れると思います」

■2011年式 スイフトスポーツ 「この車で全国を一人で運転して走り回ったが、長距離・長時間走行でも疲れない運転席シートが優れている」

ニックネーム:川西のiL 年式・グレード:2011年式 スイフトスポーツ 性別:男性(60歳~) 居住地域:兵庫県

ニックネーム:川西のiL 年式・グレード:2011年式 スイフトスポーツ 性別:男性(60歳~) 居住地域:兵庫県

排気量:1.6ℓトランスミッション:CVT

平均燃費:16.0km/ℓ(主に高速・長距離走行(単身赴任)、退職後は14km/ℓ)

長所:高速安定性が優れており、交通違反の恐れが無いサーキット走行などではそれ以上の高速走行も可能だろう。この車で全国を一人で運転して走り回ったが、長距離・長時間走行でも疲れない運転席シートが優れている

短所:当時の車としては悪くないと思うが最近の車と比べると騒音が大きく、価格相応の騒音レベルである。私の使い方としてはあまり使わないが後席・荷物室が狭い。CVTなのでラバーバンドが有り、動力ダイレクト性に劣る。

評価

外観:★★★★☆

室内:★★★★☆

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★★

装備:★★★☆☆

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「12年前の車なので…。現行スイスポはターボなので好きでない」

2代目 スイフト:ZC#1/ZD#1型 (2004~2010年)/スイフトスポーツ:ZC31S型(2005~2010年)

2代目スイフト XS(シュプリームレッドパール2/2007年モデル)

2004年に登場した2代目モデルは世界戦略車として開発され、初代の美点を継承しつつも走行性能や内・外装の質感は飛躍的に進化した。軽自動車プラットフォームの発展・改良型ではなく、登録車専用の新プラットフォームが新規開発され、ボディも剛性が大きく高められた。フロントサスペンションも一新され、リヤサスペンションはトーションビーム式としてバネ下重量を軽減、走行性能を重視した方向性を打ち出している。

2代目スイフトスポーツ Vセレクション(チャンピオンイエロー4/2007年モデル)

2代目スイフトスポーツは2005年の登場。当時、スズキが参戦していたジュニア世界ラリー選手権(若手ドライバーの育成を目的とするWRCの登竜門的クラスの選手権)マシンと同排気量の1.6ℓエンジンとなる一方、5速MTだけでなく4速ATも選択可能となった。エンジンは初代スイフトスポーツ同様に鍛造ピストンの採用や高圧縮化などの専用チューニングを受け、さらに電子制御スロットルを用いたドライブ・バイ・ワイヤが採用されている。2本出しの大容量マフラーを採用するためフロア後部が専用設計され、それに伴いリヤサスペンション取り付け部の剛性もアップしているなど、モータースポーツとの関連が極めて意識されたものとなっている。

■2005年式 スイフト XEスタイル 「ヨーロッパでチューニングした足まわりはさすがです」

ニックネーム:kan3 年式・グレード:2005年式 スイフト XEスタイル 性別:男性(60歳~) 居住地域:神奈川県

ニックネーム:kan3 年式・グレード:2005年式 スイフト XEスタイル 性別:男性(60歳~) 居住地域:神奈川県

排気量:1.3ℓトランスミッション:AT

平均燃費:13.0km/ℓ(長距離では20㎞/ℓです)

長所:とにかく運転して楽しい、価格が安い、静粛性も良く運転中は静か、装備は必要かつ十分な装備です。ヨーロッパでチューニングした足まわりはさすがです。 SUZUKIが本気で開発したと思わせます。外形デザインもキュートで好きです。コンパクトですから、スーパーなどの駐車場での取り回しは楽です。タイヤの切れ角はライバル中では少ない方ですが、CVJ及びブーツへのダメージは少ない(現在17年経過でも交換不要です)。圧倒的な操舵性の良さは、ホントに特筆ものです。

短所:後席は狭く、後席を使うと荷室は狭い方です。あちこちがチープなつくりでリヤトリムが壊れました(振動音は自分で止めましたw)。椅子はそんなに良くない。この年式の後席ダブルフォールディングは使い勝手が悪い。この年式は最高速時の直進性が悪い。M13Aエンジンは低速トルクが無い。

評価

外観:★★★★★ キュートなデザイン。

室内:★★★☆☆ 実用車ですからこれで充分。

走行性能:★★★★☆ M13Aエンジンに関しては、かなりのショートストロークなので、 低回転ではトルクが無く、高回転で回さないと速く走らない。運転者の技量で走行性能が大きく変わる。 エンジンのレッドゾーンを6000rpmで止めているのは残念でならない、 ピストン速度からの計算では、8000rpm以上は余裕で回るはずです。

燃費性能:★★★★★ M13Aエンジンはかなりのショートストロークなので期待できない。

装備:★★★★★ XEスタイルは装備を充実させた特別仕様車なので、全く不満はありません。 AVも後日、パイオニアの2DINのナビに入れ替えました。 変な専用スペースでなく汎用ですので、自由度は大きい。

満足度:★★★★★ 十分満足しました。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「大きな故障もなく、20万㎞超えました(プラグ・プラグコード・コイルの交換程度の小故障というか寿命はあり)。とにかくハンドリングは抜群、この高性能でコンパクトカーの中ではずば抜けた高コストパフォーマンスです。走るのを楽しく感じる人、ハードなスポーツカーを引退する人、普段使いの車が欲しい人、2人乗りまでの移動しかしない人にはお勧め。逆に、いつも多人数で移動する人や、やたら荷物を運ぶ人にはお勧めできません。ショックアブソーバーはKYBかTEINに交換した方が良いです。このパフォーマンスに対して純正品は安物過ぎます」

初代 スイフト:HT51S型 (2000~2005年)/スイフトスポーツ:HT81S型(2003~2005年)

初代スイフト(HT51S型/2020年モデル)

初代モデルは2000年の登場。先代にあたるカルタス同様に低廉な世界戦略車を意識して開発され、ワゴンR+(現・ソリオ)のプラットフォームとクロスオーバー軽自動車Keiのパーツを多岐にわたって流用して仕立て上げられたクロスオーバー風の小型車。2002年には値下げが行なわれて一般的な軽自動車をも下回る車両本体価格79万円(税抜)を打ち出して世間を驚愕させた。しかし単に低廉なだけではなく、エンジンにはVVT(可変バルブ機構)を採用した1,3ℓエンジンを搭載するなど走行性能などに留意されており、JWRCの参戦車両のベース車にもなっている。また、この時期のスズキはGMと提携関係にあったため、同じく提携関係にあったスバルに、カルタス同様、3代目ジャスティとしてOEM供給されている。加えてGMの初代シボレー・クルーズは兄弟車となる。

初代スイフトスポーツ(HT81S型/2003年モデル)

スイフトスポーツは初代モデルの時点から作られており、2003年のベース車の一部改良の折にデビューした。オーバーフェンダーやエアスポイラーなどのエアロパーツ、車体剛性をアップさせるパフォーマンスロッドなどを装備し、アルミ鍛造ピストンの採用や高圧縮化&ハイオク燃料化され、専用チューニングを施されたECUを装備した1.5ℓの自然吸気エンジンが搭載される。またクロースレシオの5速MT、専用サスペンションなどが装備され、4輪ディスクブレーキ化されている。走るために余分なものは極力取り払われたレース専用車に近い硬派な内容だったが低価格で、若者にも手が届きやすい車として知られている。

■年式不明 スイフトスポーツ 「凄く実用的であり、走りも楽しい、非常に面白いクルマだと思う」

ニックネーム:イサオ 年式・グレード:年式不明 スイフトスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:愛媛県

ニックネーム:イサオ 年式・グレード:年式不明 スイフトスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:愛媛県

排気量:1.5ℓトランスミッション:MT

平均燃費:13.0~18.0km/ℓ(市内、郊外8:2)

長所:コンパクトな車体に広いラゲッジスペース。前輪を外せばロードバイクが2台余裕で積める。ペダルも外せば3台目もなんとか大丈夫。まあ、あくまでリヤシートを倒した場合だけど。定員乗車だと、さすがに荷物はほとんどつめません。

短所:長所のところで述べた通り、荷物を積みたければ、二人乗りだと割り切る必要が有ると思う。それが大丈夫なら、凄く実用的であり、走りも楽しい、非常に面白いクルマだと思う。あと、ボディ剛性は少し弱いかも? まぁまぁショックが伝わってくる。

評価

外観:★★★☆☆

室内:★★★☆☆

走行性能:★★★★☆

燃費性能:★★★★★

装備:★★★☆☆

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「絶対楽しい!」

非公開: 日本のクロスオーバーSUVの草分け、そのオーナー評価は? スズキ エスクード | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」 | モーターファン会員アンケート

スズキ エスクードは、我が国におけるクロスオーバーSUVの先駆けとして知られるクルマだ。Motor-FanTECHの会員の方々にもオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、良いところを見てみよう。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部