自動車用シート開発から生まれたポータブルクッション『パキュッとクッション』はコンパクトでも効果抜群だ【CarGoodsMagazine】

仕事や食事など、人間の行動は座っていることが意外に多く、1日平均7時間も座っているという統計も出ている。しかし長時間の着座は腰や背骨に負担を掛け、メンタル面に影響を与えることも。そこで50年以上自動車の純正シート製造を手がけてきた丸菱工業が、そのノウハウを活かして開発したのが、この『パキュッとクッション』。その実力をチェックしてみた。

ふたつのクッションの組み合わせで様々な部所に使える

約10度の角度が付けられたクッションのサイズは、ひとつが15cm×15cm。手のひらに乗るコンパクトサイズながらこれをふたつ組み合わせることで、着座した際のお尻や腰の姿勢をキープしてくれるのだ。さらに高反発、高弾性の半硬質ウレタン素材を採用することで、かかる体重を分散。長時間の着座でもお尻が痛くなりづらい。また左右の幅はマジックテープで自在に調節でき、枕やヘッドレスト、ハンドレストなど様々な用途に使えるようになっているのだ。

丸菱工業『パキュッとクッション(価格:3960円)』
2個のくさび形クッションをマジックテープ付きのベルトで固定するスタイルなので、様々な形状、大きさで使用できる。

様々な用途で使用できてコンパクトに折り畳めることもポイント

実際にクルマのシートに設置してみた。まずはくさびの頂点を左右それぞれ外側に向けて座面にセット。お尻が安定して体重も効果的に分散されているようだ。また、マジックテープの裏側がディンプル加工されており、滑りにくくなっている点もポイント。ただし本革シートなどには跡が付きそうなので注意が必要かも。さらにクッションの配置を変え、くさびの両方を上に向けて腰にセットすれば、ランバーサポートに早変わり。長距離運転で抜群の効果を発揮しそうだ。

くさびの頂点を外側に向けて座面にセットすれば、お尻が安定して体重も効果的に分散される。

ふたつの小さなクッションとマジックテープ付きベルトの組み合わせで、様々な形状・サイズに変身でき、さらに未使用時にはコンパクトにまとめられるのが最大のセールスポイントだ。常時携帯して、車内はもちろん自宅や出先、電車内など、あらゆる「座る」シーンでいつでも使いたくなるアイテムなのだ。

背面にセットする際には、左右のくさびを外側に向ければ左右のズレをサポート。両方上に向ければ腰のすき間を埋めるランバーサポートとして使える。

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