純正H4ヘッドライトでも簡単にLED化できる! フィリップス『アルティノン ラリー』をインプレッサで装着テスト!!【CarGoodsMagazine】

とかくルーメン値ばかりが注目されがちな日本の交換用LEDヘッドライト。しかし、世界に視野を広げてみると少々事情は異なる。配光パターンや耐久性、光の漏れ方など、様々な要件が求められているのだ。グローバル基準で設計・製造を行っているフィリップスでは、そうした性能要求に応えるLEDヘッドライトバルブをアフターマーケット向けに供給してきた。そして新たにリリースしたのが、日本市場を見据えた『Ultinon Rally(アルティノン ラリー)3500HL』だ。

熱ダレせず、明るさが長く続く

『アルティノン ラリー 3500HL』は、冷却ファンやドライバーユニットを内蔵したオールインワンタイプとなっており、純正ハロゲンと差し替えるだけで、手軽にLEDヘッドライト化できるこのLEDバルブ。その特徴は、フィリップスならではの優れた配光パターンや耐久性はそのままに、同ブランド史上、最高値となる5200ルーメン(H4は3400/5000ルーメン)という圧倒的な明るさを実現したこと。純正ハロゲンバルブと比べて最高照度は約4倍となっており、夜間のドライブに確かな安心感を提供してくれる。

純正ハロゲンライトを手軽にLED化できるフィリップスの最新作『アルティノン ラリー3500 HL(価格:1万2800円/税込)』。バルブタイプはH4、HB3/4、H8/11/16、HIR2を用意する。

さらに注目したいのが、どれだけ明るさを維持できるかを示す指標となる光束維持率だ。ハイルーメンLEDのなかには点灯後すぐに熱ダレをして暗くなってしまう製品も……。フィリップスではずっと変わらぬ明るさを追い求め、30分後でも光束維持率94%という高い性能を誇っている。

冷却ファンやドライバーユニットを内蔵したオールインワンタイプなので、取り付けも簡単。万全な冷却対策により、長時間点灯時の熱ダレを予防。点灯直後の明るさがずっと続く。

純正ハロゲンと比べれば、明るさの違いは歴然!

灯具に入れた状態での明るさ(「FOM」と呼ばれる)にもこだわり、理想の配光、照射を追求するなど、LEDヘッドライトに求められる要件を高次元でバランスさせたという。その実力をチェックするべく、インプレッサスポーツ(純正ハロゲン車)を使用して比較したところ、圧倒的な差が確認できた。

H11バルブのロービームで比較する。純正ハロゲンは薄暗く、照射範囲が限られているのが分かる。手前のパイロンから先はちょっと見にくいという印象が拭えない。

純正ハロゲンの薄暗い電球色とは異なり、アルティノン ラリー3500HLはホワイトの明かりが闇夜を切り裂いているような印象。明るさは段違いだ。
オールインワン設計で取り付けは簡単。さらにリーズナブルな価格設定なのも見逃せない。どこを見ても死角なしのアルティノン ラリー3500HL。世界品質のクオリティは、一度試してみる価値ありだ。

アルティノン ラリー3500HLに交換すると、一気に視界が広がった。ワイドに照射しており、2本目のパイロンもはっきりと見える。これだけの明るさにも関わらず、カットオフラインがしっかり出ているため対向車から見ても眩しくはない。

キーワードで検索する

著者プロフィール

CarGoodsMagazine 近影

CarGoodsMagazine

20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…