日本でも高い人気を誇る、ドイツのあのプレミアムカー・オーナーの本音レビューはこちらです! BMW 3シリーズ | これがオーナーの本音レビュー !

BMW 3シリーズ 現行G20系 330セダン(2019年モデル/本国仕様)
BMW3シリーズといえば、いつの時代もプレミアム・カーのスタンダードとして人気が高いモデルだ。「駆け抜ける歓び」を標榜するBMWの中心モデルである。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところをみてみよう。

現行7代目 G20系 (2019年~)

G20 セダン M ブルックリングレーメタリック 19インチホイール装着車 (2022年モデル/本国仕様)

BMW3シリーズは、名車2002の系譜を受け継ぐBMWの中核モデルである。日本国内でも常にメルセデス・ベンツCクラスとDセグメント輸入車最量販モデルの座を争っている人気モデルで、かたくなにFRレイアウトを守っているがゆえに、“走り”の愛好家からも長く支持を受けている。オーソドックスなセダンと2代目から投入されたステーションワゴン・ボディの“ツーリング”があり、いずれも高い人気を誇っている。現行モデルは7代目にあたるG20系で、日本市場では2019年にデビュー。先代モデルよりわずかにサイズアップされ、『ドライビング・アシスト・プロフェッショナル』の装備により一定の条件下での半自動運転を実現したほか、一定距離の後退におけるステアリング操作を自動で行なう『リバース・アシスト・プラス』が追加オプション設定されており、自動運転に意欲的なモデルとなっている。

■2021年式 330e 「街中・渋滞はEVモードを使用するので思ったより燃費が良い」

ニックネーム:HIRO330 年式・グレード:2021年式 330e 性別:男性(50代) 居住地域:千葉県

ニックネーム:HIRO330 年式・グレード:2021年式 330e 性別:男性(50代) 居住地域:千葉県

排気量:2.0ℓトランスミッション:AT

平均燃費:17.0 km/ℓ(街中7割(EVモード) 郊外へのドライブ3割)

長所:TPOに合わせて動力切り替えができること。動力切り替えを任意で変更出来ること。エンジン走行時も含め静粛性が高いこと。モーターアシスト付きで動力性能が高いこと。遮音性が高く室内がとても静か。各部の作り込みが良い。

短所:高額な事。後部座席にシートヒーターが設定出来ない。ノーマルの足まわりだと突き上げが大きい(社外サスペンションkwを入れて解決)。ランフラットタイヤのため突き上げが大きい(通常タイヤへ交換して解決)。車重が重いため俊敏な動きは少し苦手(この事は落ち着いた動きにもなるため欠点でもあり長所でもあると捉えています) 。

評価

外観:★★★★★ コンサバなデザインでとても気に入っています。

室内:★★★★☆ 前車メルセデスW205よりは質素だがそれほど不満はありません

走行性能:★★★★★ boostモードで290psなので不満は有りません。

燃費性能:★★★★★ トヨタなどの低燃費エンジンではないので期待していませんでしたが、街中・渋滞はEVモードを使用するので思ったより燃費が良い。

装備:★★★★★ 運転支援はほぼフル装備ですし60km迄のハンズフリーはとても便利。

満足度:★★★★★ 現状では100点満点です。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「PHEVはバッテリーが無くなると重いだけのガソリン車と勘違いしている方が多いですが、バッテリーが無くなってもハイブリッド車としてモーターアシストが効きますし動力性能も高いままです。エンジンが充電をしてくれますので暫く走ればEV走行も出来るようになりますし困る事は無いです」

■2021年式 320i セダン Mスポーツ 「色々な面でクルマとしてこれが標準だと言っても過言ではないほどよく出来ていると思います」

ニックネーム:クリヴェル 年式・グレード:2021年式 320i セダン Mスポーツ 性別:男性(30代) 居住地域:神奈川県

ニックネーム:クリヴェル 年式・グレード:2021年式 320i セダン Mスポーツ 性別:男性(30代) 居住地域:神奈川県

排気量:2.0ℓトランスミッション:AT

平均燃費: 11.02km/ℓ(都内での移動が7割、郊外へのドライブが3割)

長所:エクステリアもインテリアも非常に凝ったデザインで飽きることなくずっと見つめられます。加速性能は良く、コーナリングは思ったとおりに曲がってくれるような感覚があります。またApple Carplayはとても使いやすく、普段重宝されています。

短所:低速時の2~3速ギヤチェンジは少しショック感がありちょっと不自然です。ブレーキを踏んで止まる瞬間はフロントが前に出やすく、慣れが必要でGo-stopを停止させると改善されます。半導体不足で360ビューラーは仕方なく削られましたが本当はあってほしいです。

評価

外観:★★★★★

室内:★★★★★

走行性能:★★★★☆

燃費性能:★★★☆☆

装備:★★★★☆

満足度:★★★★☆

このクルマの購入を検討している人にひと言

「色々な面でクルマとしてこれが標準だと言っても過言ではないほどよく出来ていると思います。はじめてのBMWですが、インテリアとエクステリアは洗練され、熟成されたエンジン性能で心地よく楽しくドライブできる車だと思います」

6代目 F30系 (2012~2019年)

F30 セダン (2017年モデル/本国仕様)

6代目にあたるF30系は2012年にデビュー(発表は2011年)し2019年まで生産されたが、7代目のG20系がデビューした現在も高い人気を誇っている。BMW 3シリーズは日本では歴代それぞれのファンがいるため、必ずしも新型が良いという層が多いわけではないのが面白いところ。F30系はセダン、ステーションワゴン型のツーリング、5ドアハッチバックスタイルのグランツーリスモ(GT)の3つのボディスタイルが用意されており、それぞれに個性を放っている。また、トリムの違いによって「スタンダード」、「スポーツ」、「モダン」、「ラグジュアリー」後に「Mスポーツ」の5つのデザイン・ラインが用意され、エンジンの違いも合わせてさらなる個性化がはかれるようになっている。日本仕様の全幅は機械式立体駐車場に収められる1800mmに抑えられており、ドアハンドルが日本市場専用タイプとなっている。

■2018年式 320d セダン Mスポーツ 「ディーゼルエンジンのトルク感と8ATによるスムーズな変速による加速感は非常に気持ち良い」

ニックネーム:Tommykawa 年式・グレード:2018年式 320d セダン Mスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県

ニックネーム:Tommykawa 年式・グレード:2018年式 320d セダン Mスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県

排気量:2.0ℓトランスミッション:AT

平均燃費:13.74km/ℓ(市街地7割、高速道路3割)

長所:ディーゼルエンジンのトルク感と8ATによるスムーズな変速による加速感は非常に気持ち良いと感じる。またボディ剛性が高く高速での走行安定性はブレーキの安心感も含め精神的な楽さを感じる。前車追従は無いにせよ、アクティブクルーズコントロールは適切な感度と扱いやすさでとても便利。昔の欧州車のようにブレーキ粉でホイールが真っ黒になることがなく、ブレーキパッドの寿命も長く7万kmでも交換していない。

短所:全幅が1800mmと抑えられて扱いやすさがある反面、トランクスペースが狭く感じることがある。雨の際にエアコンをオートで使用していて窓ガラスが曇る傾向があり、デフロスターを使用せざる得ない状況に陥ることが多い。

評価

外観:★★★★☆ 横から見るボンネットの膨らみのラインのみ気になる。

室内:★★★★☆ 質実剛健と機能的ではあるが高級感の演出のポイントの使い方が上手い。

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★☆☆ 色々試してみても、他の人のようには燃費が伸びない

装備:★★★★☆

満足度:★★★★☆ 自分の場合は新古車を国産車レべルの価格で買えたことを考えれば、素晴らしいコストパフォーマンス。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「イメージするBMWとの相違がなく、期待に応えてくれます」

■2013年式 328i(F31) Mスポーツ・ツーリング 「BMWの2ℓターボは走って楽しく、そこそこ燃費もいいのでお勧めです」

ニックネーム:atubo 年式・グレード:2013年式 328i(F31) Mスポーツ・ツーリング 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県

ニックネーム:atubo 年式・グレード:2013年式 328i(F31) Mスポーツ・ツーリング 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県

排気量:2.0ℓトランスミッション:AT

平均燃費:11.0km/ℓ(市街地3割、郊外へのドライブ7割)

長所:足まわりが良いので直進性が良く操安性も良い。踏めば速いが燃費も良く、2ℓダウンサイジングターボとして最高のエンジンだと思う。ツーリングのため荷室が広く、リヤシートを倒すと釣り道具一式が余裕で詰めて重宝している。

短所:大きな短所は見当たらないが、あえて言えば、Mスポーツのサスペンションのためか、段差を乗り越えた時の突き上げ感が若干気になる。以前乗っていた530iのMスポーツのサスはもっとしなやかだった印象があるので、3シリーズだからかもしれない。

評価

外観:★★★★☆ 全体的には気に入っているが、唯一、ヘッドライト内側のグリルに伸びている涙腺部分のデザインが気に入らないので★一つ減点。

室内:★★★★☆ BMWの内装デザインは変わらず好き。

走行性能:★★★★★ 走る、曲がるの水準が高い。

燃費性能:★★★★★ 走るのに、燃費が意外と良い。

装備:★★★★☆ 私には十分。

満足度:★★★★★ 今、自分が求める積載量を備えている“走る”車。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「昨今のエコカーばかりの中で、乗って楽しい車ってなかなか少なくなってきていると思います。そんな中でBMWの2ℓターボは走って楽しく、そこそこ燃費もいいのでお勧めです」

5代目 E90系 (2005~2012年)

E90 セダン(2008年モデル/本国仕様)

5代目にあたるE90系は2005年にデビューした。ボディサイズが拡大されてラグジュアリー志向が強められ、後席の居住性が拡大されたのが当代のトピックだが、日本人デザイナーの永島譲司氏がエクステリアデザインを手掛けられたというのが、日本市場で最大のトピックだった。ボディはセダンとステーションワゴン型のツーリングのほか、2ドアクーペ(カブリオレ)も用意されており、様々なエンジン・バリエーションが用意されていた。また、アイドリング・ストップシステムやブレーキ時に回生発電を行なってバッテリーに電力を貯蔵するブレーキ・エナジー・リジェネレーションを含む『エフィシェント・ダイナミクス』も適用されており、環境に対する更なる配慮も抜かりがなかった。

■2008年式 E90 325i Mスポーツ「もう新車では買えないBMWの直列6気筒NAガソリンエンジン車。大きさがちょうどいい」

ニックネーム:e90おやじ 年式・グレード:2008年式 E90 325i Mスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:大阪府

ニックネーム:e90おやじ 年式・グレード:2008年式 E90 325i Mスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:大阪府

排気量:2.5ℓトランスミッション:AT

平均燃費:8.0km/ℓ(郊外7割、市街地3割)

長所:もう新車では買えないBMWの直列6気筒NAガソリンエンジン車。大きさがちょうどいい。エンジンの出力も手に余ることがないし、まあまあ速い。電子制御が程良く進んでおり昭和の人間にはとても使いやすい。ボディ剛性も高くハンドリングが良い。

短所:古いため、いつ故障するかわからない。部品がいちいち価格が高い。10万キロを越したあたりからエンジンオイルの消費が多くなってきたため、結構頻繁に1ℓずつの補充が必要。2.5ℓのため低回転域のトルクが薄い。

評価

外観:★★★★★ BMWのセダンらしいスタイルで非常に良い。

室内:★★★★☆ 高級感とスポーティーさの両方ありとても良い。

走行性能:★★★★☆ BMWの直6・NAらしさを満喫出来る、スムーズで高回転まで伸びのある加速。

燃費性能:★★☆☆☆ ハイオクで街中では5km/ℓ位になる。懐には厳しいが気にしていない。

装備:★★★★☆ 昭和の人間にはちょうどいい。

満足度:★★★★★ ここまで乗り続けたから元は取れていると思う。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「もう残り少ない機体となっているので、余程吟味して買わないと大変だと思う。

値段はこなれてるので割り切れればお買い得かも」

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