ボディカラーはオウントンブルーとクリスタルグレイの2色のグロスペイントを設定
575ps/700Nmを発生する5.0ℓV型8気筒スーパーチャージドガソリンエンジンを搭載し、四輪を駆動するZPエディションは、SVビスポークのパーソナライゼーション・エキスパートが、インテリアおよびエクステリアのカラーを特別に厳選された。
内外装のカラーリングは2タイプ。ひとつは、1961年の発売直後にレースに参戦し初勝利を挙げた『Eタイプ・プロジェクトZP』を想起させるオウルトンブルー・グロスペイントのボディに、マーズレッドとエボニーのデュオトーン・レザーインテリアを、そしてもうひとつにはクリスタルグレイ・グロスペイントのボディに、ネイビーブルーとエボニーのデュオトーン・レザーインテリアを組み合わせている。どちらの仕様も、ドアには手作業によるポーセリン・ホワイトグロスのレーシングスタイル・ラウンデルを配し、そして同じくポーセリン・ホワイトグロスのフロントグリルサラウンドを採用している。なお、日本仕様は各カラーリングを6台ずつ、計12台が発売される。
これに加えて、フルーテッドシートパターンのインテリア、グロスブラックのエクステリア・アクセント、グロスブラックのブレーキキャリパー、『ZP EDITION』のフェンダーバッジ、20インチ鍛造アロイホイール(グロスブラック・ダイヤモンドターンド仕上げ)、『F-TYPE ZP EDITION』のスクリプトを配したトレッドプレートとダッシュボードなどを装備。さらに、“ONE OF 150”と刻印されたSV BESPOKEのコミッショニングプレートも装着。特別なモデルであることが主張されている。
このZPエディションに関して、ジャガー担当のマネージング・ディレクター、ロードン・グローバー氏はこのように述べている。
「ジャガーは、2025年からモダンラグジュアリーなBEVブランドになるという目標を掲げ、その歴史上最も大胆な変革を進めています。今回の限定モデルは、ジャガーの内燃エンジン搭載スポーツカーの原点となった『Eタイプ』に敬意を表したモデルでもあります。
『Eタイプ』が50年前にそうであったように、『Fタイプ』も10年以上にわたってスポーツカー愛好家を魅了してきました。『F-タイプZPエディション』は、その系譜を称えるものであり、2015年に発表した『Fタイプ・プロジェクト7』や2020年の『Fタイプ・ヘリテージ60エディション』などがあります。私たちのスポーツカーの長きにわたるヘリテージにインスピレーションを得てコレクターズ・エディションに加わることになります」