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eKシリーズ 20周年
『eK』というネーミングは、ながく愛される真に「いい軽(eK)」を創ろうと発足した開発部門の 「EK プロジェクト」から命名された。2001 年に発売した初代『eK ワゴン』には、スポーツモデルの『eK スポーツ』やシック&モダンな『eK クラッシィ』、SUVテイストの『eK アクティブ』といったシリーズ車種がラインアップされた。2代目『eK ワゴン』では軽ボンネット車初となる後席スライドドアを装備。3代目『eK ワゴン』ではセミトールワゴンタイプからハイトワゴンタイプへと、ニーズに合わせてボディタイプを変更。現在販売中の4代目『eK ワゴン』では、三菱自動車らしいSUV テイス トの『eK クロス』を設定するとともに、予防安全技術「e-Assist」や三菱自動車初の高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」を搭載し、その時代に求められる「いい軽」を追求し開発された。
2014年からは、スーパーハイトワゴンタイプの『eK スペース』も発売し、『eK』シリーズはこれまで累計113万台以上(2021年9月時点)を販売し、多くのユーザーに愛されている。
三菱自動車、軽自動車60周年
1961年に発売した『三菱 360』は三菱自動車の軽自動車の先駆けとなるモデルで、これ以降、三菱自動車は、60年間にわたり軽自動車を生産・販売してきた。乗用車では『ミニカ』(1962 年)、商用車では『ミニ キャブ』(1966 年)を基本とし、現在人気のスーパーハイトワゴンの源流となる『ミニカトッポ』 (1990 年)を追加し、『パジェロ』譲りの本格的な4WD性能を持ちRVブームで人気を博した『パジェロミニ』(1994 年)や、リヤ・ミッドシップレイアウトを取り入れて斬新なデザインと高い安全性を両立した『アイ』(2006 年)など、従来になかった新しいタイプの軽自動車を世に送り出し た。三菱自動車ならではのユニークな商品としては、6代目『ミニカ』のオープントップ (1986年) や、64PS を発揮する世界初のDOHC5バルブインタークーラーターボエンジンを搭載した7代目 『ミニカ』の「ダンガン」(1989 年)など、ユーザーの多様な要望に合わせて豊富な商品を揃えた。
また、2009年6月には他社に先駆け、世界初の量産電気自動車『アイ・ミーブ』を発売、続けて『ミ ニキャブ・ミーブ』『ミニキャブ・ミーブ トラック』とラインアップを充実させ、軽EVのシティコミ ューターとしての可能性も提案。そして、2022年度初頭には新たな軽EVを投入する計画だ。