スバルのBEV「ソルテラ」が改良。先進安全運転支援機能が強化【ジャパンモビリティショー2023】

スバルは10月25日、「ソルテラ」の改良モデルを発表した。税込車両価格は627万円〜715万円。なお、この改良モデルは「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開は10月28日〜11月5日)で披露される。

冷間時のバッテリー暖機性能向上等により、外気温による充電時間のバラツキを低減。低温環境下での急速充電時間を最大約30%削減

レーンチェンジアシスト(LCA)作動イメージ
フロントクロストラフィックアラート(FCTA)作動イメージ

今回の改良では、先進安全機能「SUBARU Safety Sense」の機能を拡充し、渋滞時の疲労を軽減して長時間の運転をサポートするアドバンストドライブ(渋滞時支援)とレーンチェンジアシスト(LCA)や、見通しの悪い交差点での衝突回避をサポートするフロントクロストラフィックアラート(FCTA)を設定。さらに、後方車両に注意喚起を行う後方車両への接近警報や停車中に後方から接近する車両の衝突が避けられない場合にブレーキを作動させて減速するセカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)等の機能を新たに採用し、安全性能を向上させた。

緊急時操舵支援作動イメージ
プリクラッシュセーフティ作動イメージ

また、オーバルステアリングホイールを採用し、先進感とスポーティ感を演出するとともに、メーター視認性を改善した点も新しい。

さらに、冷間時のバッテリー暖機性能向上等により、外気温による充電時間のバラツキを低減。低温環境下での、電欠ランプ点灯時からSOC(※1)280%までの急速充電時間を最大で約30%削減(※2)し、シビアコンディションにおけるBEVの実用性を高めている。
※1:State of Charge(充電量)
※2:外気温−10℃の環境下において、90kW急速充電器での充電時間(開発時における試算値)

なお、「ジャパンモビリティショー2023」で展示される改良版ソルテラは、スバルが社会への貢献を通じて共感・共生の環を拡げる取り組み「一つのいのちプロジェクト」の一環として、自然公園財団向けにラッピングが施された「ET-HS」となる。

「日光国立公園 那須平成の森」の活動に使用されるソルテラ
●「ソルテラ」の主な改良点
【安全性能】
・アドバンストドライブ(渋滞時支援)
・レーンチェンジアシスト(LCA)
・フロントクロストラフィックアラート(FCTA)
・後方車両への接近警報
・セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)
・後方車両接近告知
・周辺車両接近時サポート
【機能装備】
・オーバルステアリングホイール
・パドルスイッチでのS-PEDALモード選択機能(AWD車のみ)
・フロントパワーシートの調整範囲拡大
・ナノイーX(ET-HS標準装備)
●「ソルテラ」モデルラインナップ
【1モーターFWD車】
・ET-SS:627万円
【2モーターAWD車】
・ET-SS:671万円
・ET-HS:715万円
※価格は消費税込

スバル公式サイト「ソルテラ」

スバル公式サイト「ジャパンモビリティショー2023」

「ジャパンモビリティショー2023」公式サイト

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