トヨタのBEV「bZ4X」が一部改良。リース販売に加えて11月13日から一般販売を開始

トヨタは10月25日、一部改良を受けた「bZ4X」を発表。サブスクリプションサービス「KINTO」および全国トヨタレンタリース店を通じたリース販売に加えて、全国のトヨタ販売店を通じて現金一括、残価型割賦などの一般販売を11月13日に開始する。税込車両価格は550万円〜650万円。

必要な機能や装備を厳選し、価格を抑えた「G」グレードを新たに設定

Z(4WD)

今回の改良では、冷間時のバッテリー暖機性能向上等により、低外気温下における充電時間を短縮。駆動用電池充電警告灯点灯からSOC(※)約80%までの充電時間を最大30%削減した。
※SOC=State of Charge(充電量)

BEVとしての実用性も向上している。消費電力の抑制と空調制御の最適化により、実航続距離を延伸(※)したほか、電費向上に貢献するAUTO(ECO)モードを自動起動化。消費電力が高いエアコンへの依存度を下げ、シートヒーター/ステアリングホイールヒーター等を通じて直接的に乗員を暖めることで、省電力を実現。また、空調制御の最適化により、消費電力を抑制(含、AUTO[ECO]モード時以外)した。さらに、湿度センサーの採用により、フロントガラスの曇りを検知し、外気取り込みのタイミングをより精密にコントロールする。

Z(4WD)
Z(4WD)
Z(4WD)

充電中における車両充電状態の情報を、メーター表示に追加。現充電残量から、長距離ドライブ時などの急速充電器使用時に重要となる80%までの充電時間と、現充電残量でのエアコンON・OFF別の走行可能距離がメーターに表示されるようになった。

装備面では、後席シートヒーター、助手席8Wayパワーシート、ブラック塗装のホイールアーチモールを上級の「Z」グレードに標準装備したほか、フラッシュハザードランプ(後方車両への接近警告)を全車に標準装備。

G(FWD)
G(FWD)
G(FWD)

モデルラインナップでは、必要な機能や装備を厳選し、価格を抑えた「G」グレードを新たに設定。WLTCモードの一充電走行距離はFWD車で567km、4WD車が551km(「Z」はFWD車が559km、4WD車が540km)で、18インチアルミホイールや4眼LEDヘッドランプ、12.3インチHDディスプレイ等が装備されている。

Z(FWD)
●「bZ4X」モデルラインナップ
・G:550万円(FWD)/600万円(4WD)
・Z:600万円(FWD)/650万円(4WD)
※価格は消費税込み

トヨタ公式サイト「bZ4X」

サブスクリプションサービス「KINTO」公式サイト「bZ4X」

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