アウディのBEVがラグジュアリーホテル「デュシタニ京都」に配備。宿泊客向けのサービスやアクティビティに活用

アウディジャパンはこのほど、今年9月1日に開業したタイのホテル大手デュシット・インターナショナルが運営するラグジュアリーホテル「デュシタニ京都」に、アウディのBEVを常駐させると発表。宿泊客向けのサービスやアクティビティでの活用を通じて、サステイナブルなホテル体験の提供に貢献する。

VIP宿泊客の送迎に用いるほか、今後は宿泊客向けの茶摘み体験や野菜収穫体験プログラムへの参加者の送迎に活用

今回のコラボレーションでは、「アウディe-tronスポーツバック55クワトロ」をデュシタニ京都のVIP宿泊客の送迎に用いるほか、今後宿泊客向けのプロジェクトとして提供予定の、デュシタニ京都が保有する茶畑「デュシット・ティー・ガーデン(京都府和束町)」での茶摘み体験や、野菜畑「デュシット・ファーム(京都市左京区大原野村町)」での野菜収穫体験プログラム(有料になる予定)への参加者の送迎に活用する予定。また、ホテルで目的地充電ができるよう、アウディ純正のEV充電器2基を寄贈。EVで安心して旅行ができる環境づくりに貢献する。

アウディe-tronスポーツバック55クワトロは、アウディが誇るquattro(クワトロ)4輪駆動システムを搭載したSUVで、力強さとエレガントさを兼ね備えたプレミアムEV。2020年9月に日本市場に導入され、2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤーで「2020-2021 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこのモデルは、クーペのような流麗なルーフラインや広々とした荷室が特徴だ。前後輪をそれぞれ駆動する2基の電気モーターを搭載し、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立させている。アウディが長い歴史の中で培ってきた技術を惜しみなくつぎ込んだEVを、デュシタニ京都の宿泊者は体験できる。

アウディでは、電動化戦略「Vorsprung 2030(フォルシュプルング2030)」に基づき、2033年以降は全モデルの販売をBEVとする計画を発表しており、持続可能なプレミアムモビリティを提供する企業への変革を続けている。また、脱炭素、水の有効利用、資源効率、生物多様性にフォーカスした環境保護プログラム「Mission:Zero(ミッションゼロ)」を推進し、環境負荷の削減に取り組んでいる。

一方、デュシット・インターナショナルでは、グループ全体でサステイナビリティ関連の活動に積極的で、デュシタニ京都でも、館内の料飲施設で提供する野菜や日本茶の茶葉を栽培する独自の畑を京都近郊に設置するなどの取り組みを展開。自動車業界でサステイナビリティをリードするアウディとして、走行中に二酸化炭素を排出しない環境に優しいBEVの提供を通じて京都の豊かな自然を守りながら、宿泊客に豊かな体験を提供したいとの考えから、今回のコラボレーションが実現した。

●参考:デュシット・インターナショナル
1948年に設立されたデュシット・インターナショナルまたはデュシタニ パブリック カンパニー リミテッド(DUSIT)は、タイ証券取引所に上場している大手ホスピタリティグループ。その運営は、ホテルとリゾート、ホスピタリティ教育、食品、不動産開発、およびホスピタリティ関連サービスの5つの明確で補完的なビジネスユニットで構成されている。グループのホテル、リゾート、高級ヴィラのポートフォリオには、世界19カ国で合計7つのブランド(デュシタニ、デュシット デバラナ、デュシット スイーツ、デュシットD2、デュシット プリンセス、ASAIホテル、エリートヘブンズ)で運営されている300以上の施設が含まれている。このグループは、タイで料理学校とホスピタリティカレッジを運営しているほか、タイ、カンボジア、ベトナムで教育部門向けのケータリング会社も運営している。デュシット・インターナショナルの不動産開発、ホスピタリティ関連サービス、食品部門への多様な投資は、持続可能な成長のための長期戦略の一部であり、バランス、拡大、多様化という3つの主要分野に焦点を当てている。詳細については、https://www.dusit-international.com/enにてご確認を。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部