BMW 4シリーズ | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」(2023年11月版)

BMW 現行 2代目 4シリーズ クーペ(M440i xDrive /2021年モデル・本国仕様)
BMW 4シリーズは、3シリーズのクーペ及びカブリオレを再編したスポーティなスモール・ラグジュアリーカー。 Motor-Fan TECHの会員の方々にもこのクルマのオーナーはいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところを見てみよう。

現行 2代目 G20系 (2020年~)

430iクーペ(19インチ・Yスポーク/ミネラルホワイトメタリック)(本国仕様) 2020年モデル

BMW 4シリーズは、3シリーズのクーペ及びカブリオレを再編したスポーティなスモール・ラグジュアリーカーであり、現行最新モデルは2020年秋に発表されたばかりの2代目にあたるG20系だ。初代同様にクーペ、カブリオレ、4ドアクーペのグランクーペの3つのボディタイプが用意され、まずはクーペからの登場。カブリオレは2021年2月に、グランクーペは7月にそれぞれ国内導入が発表されている。BMWのトレードマークであるキドニーグリルの際立つデザインが外観上の特徴となり、3シリーズを踏襲した初代とは異なって4シリーズの独自性を主張したスタイリングとなっている。 初代同様にエンジンは2.0ℓ直4ターボと3.0ℓ直6ターボの二本立てで、8速ATが組み合わされる。また2021年3月に3.0ℓ直6ツインターボを搭載した高性能モデルのM4(G80系)が発表された。2023年11月現在、近々ビッグマイナーチェンジが控えていると噂されている。

■2022年式 420i Mスポーツ クーペ 「デザインに文句なし。3シリーズと明確に差別化出来た点は大きい」

ニックネーム: Ci・マッキー 年式・グレード: 2022年式 420i Mスポーツ クーペ 性別:男性(60歳~) 居住地域:岡山県

排気量:2.0ℓトランスミッション:AT

平均燃費:13.1km/ℓ(ロングドライブ時)

長所:デザインに文句なし。リヤのタイヤハウスまわりに色気がついた。ひと回り大きくなった。3シリーズと明確に差別化出来た点は大きい。回頭性が高く、小気味よいハンドリング。足まわりはタイヤの空気圧に敏感な反応をする。細かい調整が必要だが、かえってその繊細さが嬉しかったりする。

短所:コロナ禍で調達の問題があり、助手席のシートメモリーすら無い。その上、回路基板の信頼性も無く、納車2日めからエンジンが掛からないトラブルが発生。ディーラーで基板交換しても他の不具合が出て、メイン基板の再交換を行なった。

評価

外観:★★★★★

室内:★★★☆☆ 金額の割にはチープです。

走行性能:★★★★☆ もう少しパワーが欲しい。

燃費性能:★★★★☆ 街乗りでも特に悪い印象は無い。

装備:★★★★☆ これだけカメラかついているのだからドライブカメラが標準でも良いと思う。

満足度:★★★★☆ 車が高価格と言うよりは、日本だけお給料が上がっていないので、価格が高く感じる。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「良いクルマです。スタイルとマスクも合っていて発表時に話題になったグリルまわりの縦型大型化も実車を見ると可笑しな感じはありません。6気筒モデルに1000万円出せる方はM440iとの間で悩んで下さい。室内は以外と静かで4気筒のエンジン音でガッカリすることはありません」

初代 F30系 (2013~2020年)

グランクーペ(本国仕様) 2014年モデル

好評を博した3シリーズのクーペおよびカブリオレを、スポーティなセグメントを専門に担うべく独立したシリーズとして再編したものが4シリーズで、初代モデルは2013年に登場した。基本コンポーネントや内装は基本的に3シリーズと共用している。当初は2ドア・クーペとカブリオレからスタートしたが、2014年に新たなスタイリングである4ドア・クーペのグランクーペが登場した。エンジンは2.0ℓ直4ターボあるいは3.0ℓ直6ターボで、8速ATが組み合わされる。また2014年には3.0ℓ直6ツインターボを搭載した高性能モデルであるM4(F80系)がラインナップされている。

■2016年式 Mスポーツ 「ハンドリング、変速、直進とどれをとっても運転していて楽しい」

ニックネーム:yutaro0924 年式・グレード: 2016年式 Mスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:東京都

ニックネーム:yutaro0924 年式・グレード: 2016年式 Mスポーツ 性別:男性(50代) 居住地域:東京都

排気量:2.0ℓトランスミッション:AT

平均燃費:9,.7km/ℓ(高速6割、郊外2割、市街2割)

長所:ハンドリング、変速、直進とどれをとっても運転していて楽しい。大体の道はストレスなく運転出来てアクセルへの付き具合も申し分ない。日常遣いでトランクの広さも十分満足できるし燃費も重さと排気量、タイヤのサイズを考えたら十分納得できる仕上がりの車で所有していて満足度が高い。

短所:重たい。安全性能をクリアするためだと思うが、どちらかと言えばスタイルが不細工でタイヤも幅広のために、道によっては轍にハンドルを取られてよれる感じがする。ホイールベースが長いことから道によってはハンドル操作が忙しくなる。エアコンの利きが良くない、とにかく良くない。とにかくBMWの工賃が高いので修理になると費用が掛かる。

評価

外観:★★★☆☆ バランスが悪い感じ。ドア大きすぎ。

室内:★★★☆☆ シンプルでどちらかといえば好きだが、貧相といえば貧相。

走行性能:★★★★☆ 重たいけどそれなりの馬力とトルクでスムースに速度に乗っていくところと、変速機の変速ショックがなく円滑に変速してくれるところが良い。

燃費性能:★★★★☆ 個人的には高速道路の移動が半分以上という使い方になるので、想像していた以上に良かった。

装備:★★★☆☆ ブレーキアシストは思わないところで作動したりするので、低速といえど驚かされるし危険。追走機能は渋滞時に重宝している。

満足度:★★★☆☆ やはり外車は高い。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「現行の4シリーズはデザインが大幅に変わっているので購入したいと思いませんが、ひとつ前のモデルは大人しめでよいと思っています。また、ヘッドアップディスプレイを含む走行情報の表示も旧タイプのほうが安心して見ることができて良いと思っています」

■2014年式 435i Mスポーツ 「直6のFRクーペは今後乗れなくなる可能性が十分に高いため、乗れるうちに乗った方がいいと思います」

ニックネーム:こーへい 年式・グレード:2014年式 435i Mスポーツ 性別:男性(20代) 居住地域:神奈川県

ニックネーム:こーへい 年式・グレード:2014年式 435i Mスポーツ 性別:男性(20代) 居住地域:神奈川県

排気量:3.0ℓトランスミッション:AT

平均燃費:8.4km/ℓ(下道7割、高速3割)

長所:BMWお家芸のFRクーペであり、デザイン、車体の走行性能ともに満点。シルキー6はMのツインターボと比較してパワーが劣るかもしれないが、個人的にはシングルターボの方が排気が整流化され音が澄むので好き。ベースが3シリーズなので、他社のクーペと比較しても後席は十分に広く、大人4名乗車での旅行も平気。

短所:3シリーズとベースは共通なこともあり、ドアが長いため駐車場で気を使う。パワーに対して純正サスペンションが少し非力なため、リフレッシュも兼ねてアイバッハ車高調へ交換したところ高速での跳ねがなくなり、コーナーでの安定性が非常に良くなるのでおすすめ。

評価

外観:★★★★★

室内:★★★★☆ 2ドアゆえドアが長い。BMWは値段の割に内装がチープ。

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★☆

装備:★★★☆☆

満足度:★★★★☆

このクルマの購入を検討している人にひと言

「直6のFRクーペは今後乗れなくなる可能性が十分に高いため、乗れるうちに乗った方がいいと思います」

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