ワークスラリーカーそのままの唯一無二の強烈な個性! トヨタ GRヤリス | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」 | モーターファン会員アンケート(2023年11月版)

トヨタ GRヤリス(2020年モデル)
トヨタ GRヤリスはヤリスを名乗るが別車種として設計され、ホットな走りにこだわったスポーツカーだ。Motor-FanTECHの会員の方々にもオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、良いところを見てみよう。

現行型 初代 (2020年~)

RZ “High performance”(プラチナホワイトパールマイカ/2020年モデル)

GRヤリスは『GR』ブランドを展開するGAZOO Racing カンパニーが開発した車種で、同ブランドの専売車種であるハッチバッククーペ型のスポーツカー。名前こそヤリスだが、そもそも最高峰の公道レースであるWRC(世界ラリー選手権)へ参戦するためのホモロゲーションモデルとして開発されたため、一部のメカニズムを除いて別の車種として設計されている。TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や、開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のあらゆる道でも思い通りに操れ「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマを目指し、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されたトヨタ自動車初となるモデルだ。「空力、軽量、高剛性」を追求した車両パッケージをはじめ、インタークーラーターボエンジンのハイパワーを余すことなく四輪に伝達する新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”など、走りへのこだわりに満ちている。また、一般的なライン生産方式ではなく、“匠”の技能を有する従業員による少数精鋭チームで組み立て工程を行なうセル生産方式が導入され、開発で目指された性能が造り込まれるという贅沢な作り方がされているのも特長だ。一時販売を終了したが、好評につき2023年8月にはGRカローラとともに抽選販売が再開された。また2021年6月にはクルマのサブスクリプションサービス『KINTO ONE』などを展開するKINTO限定で“モリゾウセレクション”が、2022年1月には500台限定販売のフルチューンモデル、“GRMNヤリス”が登場した。

■2021年式 RS 「スポーティな外観とハンドリングの良さは抜群です」

ニックネーム:マキパパ 年式・グレード:2021年式 RS 性別:男性(60代~) 居住地域:群馬県

ニックネーム:マキパパ 年式・グレード:2021年式 RS 性別:男性(60代~) 居住地域:群馬県

排気量:1500cc トランスミッション:CVT

平均燃費:16.5km/ℓ (町中の移動が7割、郊外へのドライブが3割)

長所:GRファクトリーでコンベアでなく手作りで生産されたボディ剛性の高さと、ボンネットと両側ドアとバックドアがアルミ製でルーフがカーボン製なところ。それから、タイヤがスポーツタイプの225/40でホイールが18インチの8Jと太いところがよい。

短所:RSは1500ccのNAで120psと、ハイパワーではない。カラーが白、黒、赤の3色しかない。後方及び斜め後方の視界が悪い。運転席から前方のボンネットが見えないので、車幅と車の前方の見切りがほとんどわからない。

評価

外観:★★★★☆

室内:★★★☆☆

走行性能:★★★☆☆

燃費性能:★★★★☆

装備:★★★★★

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「2ドアのクーペは日本に数えるほどしかありません。究極のパーソナルカーだと思います。スポーティな外観とハンドリングの良さは抜群です。とにかく乗ってみてください」

■2020年式 HP 1stエディション 「けっして安い車両ではありませんが、機能性能面からは非常にコストパフォーマンスが高いと評価します」

ニックネーム:norida 年式・グレード:2020年式 HP 1stエディション 性別:男性(60代~) 居住地域:愛知県

ニックネーム:norida 年式・グレード:2020年式 HP 1stエディション 性別:男性(60代~) 居住地域:愛知県

排気量:1600cc トランスミッション:MT

平均燃費:13km/ℓ(郊外のドライブ100%)

長所:走る・曲がる・止まるといった基本性のが優れていて運転が非常に楽しいです。ただし、パワーがあるがゆえに、それが走りの余裕にもなり、安全運転にも寄与しているのではないかと思います。中長距離ドライブ、ワインディングロード向けです。

短所:後方視界が悪いのは、開発の背景にWRCがあったため仕方ないこと諦めています。また、ブレーキダストが非常に多いため頻繁なホイール清掃が必要です。ルーフはカーボン製ですが、その上にカーボン柄のフィルムシートが貼ってあるため、その耐久性を懸念しています。

評価

外観:★★★★☆

室内:★★★★☆ 後部座席が狭いと言われていますが、家族からの評価は悪くありません。

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★☆

装備:★★★★☆ ナビはスマホ利用で、標準装備のディスプレイで見られるのはよいです。

満足度:★★★★★ けっして安い車両ではありませんが、機能性能面からは非常にコストパフォーマンスが高いと評価します。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「還暦を過ぎての購入でしたが、元気なうちに、もう一度速い車で走ってみたいと思っている方にはお薦めします。モータースポーツに使用する方にはRCグレードが良いと思います。そうでなければHPグレードがお薦めです。ノーマル状態で十分楽しめます」

■2020年式 HP 1stエディション「文句なし。一生乗り続けたい」

ニックネーム:m 年式・グレード:2020年式 HP 1stエディション 性別:男性(20代) 居住地域:兵庫県

ニックネーム:m 年式・グレード:2020年式 HP 1stエディション 性別:男性(20代) 居住地域:兵庫県

排気量:1600cc トランスミッション:MT

平均燃費:12km/ℓ(街乗りにて)

長所:270ps超えのパワーとトルク。また軽量ボディのためコーナリングも素晴らしい。特に山道の加速感と足まわりの追従性は他の車では味わえない。さすがラリーマシン用ベースカー。トヨタの本気を感じるスポーツカーである。

短所:値段は高い。確かにパフォーマンスを考えると安いと感じるが、やはりトータル500万円超えでは本当に好きな人しか買えない。スポーツカー文化の普及のためにも安くこのような車が増えてくると良いと感じる。とはいえ全体的に大満足。

評価

外観:★★★★★

室内:★★★★★

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★★

装備:★★★★★

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「文句なし。一生乗り続けたい」

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