新型「C-HR」が欧州トヨタで生産を開始! 世間を騒がせた大胆なスタイリングはそのままに、4種類の電動パワートレインをラインナップ!

トヨタモーターヨーロッパ(TME)は、トルコのサカリヤ工場で、欧州初のバッテリー組立を含む新型トヨタC-HRの生産を開始したことを発表した。 製造設備に新たに3億800万ユーロを投資したトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・トルコ(TMMT)は、トヨタにとってプラグインハイブリッド車を生産する欧州初の工場となる。 欧州で設計・開発・生産された、より大胆な新型トヨタ・C-HRは、プラグインハイブリッド車を含む100%電動化ラインアップを導入し、TMMTの電動化モビリティ生産全体の拡大に貢献している。また、欧州初のバッテリー組み立てを含む電動化活動は、2040年までに欧州で完全なカーボンニュートラルを達成することにコミットしており、2030年までに欧州の全生産拠点でカーボンニュートラルを達成することを目標としている。

近代のトヨタデザインに則ったアグレッシブなスタイリング

モデルの導入当初、トヨタC-HRは、スポーツクーペに近いドラマチックでシャープなエッジの効いたデザインで、欧州のC-SUVセグメントに新たなスタイリングの基準を打ち立てた。その大胆なデザインをさらに伸ばした新型車は、同じく欧州で開発・設計されている。
C-HRは発売以来、モデルライフを通じて好調な販売実績を維持し、累計販売台数は80万台を超えた。この間、C-HRは多くの新規顧客を獲得し、トヨタブランドの欧州市場シェアを4%から7%に引き上げることに貢献した。

新型トヨタ・C-HRには、4種類の電動パワートレインが搭載されている。
1.8Lおよび2.0Lのハイブリッド(HEV)モデル、インテリジェント四輪駆動(AWD-i)付きの2.0L ハイブリッド(HEV)モデル、2.0Lのプラグイン・ハイブリッド(PHEV)モデルだ。
欧州最大の最も競争の激しいSUV市場において、C-HRの電動化ラインアップは、手頃な価格で実用的な低炭素排出車の多様な選択肢を提供し、顧客のニーズを満たすとともに、CO₂排出量削減のペース加速に貢献する。

トヨタは、さらなる電動化を見据え、TMMTの生産ラインの近代化のために3億800万ユーロ(≒495億円)を投資しており、サカリヤ工場への投資総額は25億ユーロ(≒4,023億円)にも達している。この新たな投資により、TMMTの生産はさらに多様化する。カローラセダンと新型C-HR PHEVに加え、プラグインバッテリーも欧州で初めて生産される。新しいバッテリー製造ラインは、年間7万5,000個のバッテリーを組み立てるキャパシティを持ち合わせている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部