「ターボ」の存在感をさらに高め、GTSなどの他の派生モデルと差別化
同社のデザイナーは、「ターボナイト」と呼ぶエレガントなメタリックグレーカラーをターボ専用に開発した。そして、他の多くの選択されたエクステリアとインテリアのパーツにもこのカラーが使用され、ターボモデルにいっそう紛れもない外観を与える。
ポルシェAGでデザイン責任者を務めるミヒャエル・マウアー氏は次のように述べている。
「1974年に最初のターボチャージャー付き911を発表しました。それ以来、ターボはポルシェの高性能トップモデルの代名詞となり、今ではそれ自体がひとつのブランドになっています。私達は今、ターボの存在感をさらに高め、GTSなどの他の派生モデルとの差別化を図りたいと考えています。そのためポルシェは、ターボ特有の美しさを磨きました。今後、ターボバージョンはすべてのモデルシリーズで一貫した外観を示し、エレガントで高品質、そして非常に特別なものになります」
ターボナイトは同社の他の塗料と同様に、ポルシェカラー&トリムの専門家によって慎重に配合された。ゴールドのエレメントがエレガントなメタライジング効果を生み出し、最上層は対照的なサテン仕上げになっている。将来のターボモデルでは、リヤのレタリングとデイライトオープニング(DLO)、およびサイドウインドウの縁取りにターボナイト仕上げが施される予定だ。モデルシリーズによっては、フロントエプロンのインレイ、スポーク、または軽合金製ホイールのエアロブレードなどの細部にターボナイト塗装が使用される。
ターボナイトは、ターボモデルの専用クレストの主要なカラーでもある。まもなく、すべての高性能トップモデルのフロント、軽合金製ホイール、ステアリングホイールにこのクレストが取り付けられることになる。
さらに、トリムストリップやベルトストラップなどの選択されたインテリアのコンポーネントやモードスイッチ、エアコン操作パネルなどの多くのコントロール類にもターボナイトを採用。この場合も、正確な範囲はモデルシリーズによって異なる。ターボナイトは、ブラックインテリアとの組み合わせで、シート、ドアパネルトリム、インストルメントパネル、フロアマットのステッチにもコントラストカラーとして使用される予定だ。