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パワーとトルクを強化した「ハイブリッド130」ユニットを新たに搭載！
欧州向けの新型ヤリスクロスでは、トヨタの第5世代ハイブリッド技術を採用した新しいパワートレイン「デュアルハイブリッド」を搭載した「ハイブリッド130」が設定されている。定評のある1.5Lの電動ハイブリッドシステムに、より大型で強力な電気モーター・ジェネレーター（MG1）を採用した新型トランスアクスルを搭載。これとパワー・コントロール・ユニット（PCU）の調整により、システム総出力は116馬力から132馬力へと14％向上。同時に、MG2モーターのトルクは全回転域で向上し、最大トルクは141Nm（※14.3kgm）から185Nm（※18.8kgm）へと30％増加した。
※編集部換算値
その結果、加速性能も向上し、0-100km/hのタイムは10.7秒（0.5秒短縮）、80-120km/hの追い越しベンチマークは8.9秒（0.4秒短縮）となった。
さらに、低重心と高剛性ボディという基本的なメリットを備えたGA-Bプラットフォームが、このクルマの俊敏で信頼感のあるパフォーマンスを支えており、最適化されたモーターも相まって、よりダイナミックで応答性の高い加速と減速のフィーリングをもたらしている。新型「ハイブリッド130」のパワートレインは、新型「プレミアエディション」や「GR SPORT」を含む上級モデルに導入される。
上位グレード「プレミアエディション」を追加！
ルックスをダイナミックに強化＆専用カラーも用意
新型ヤリスクロスに新たに設定された「プレミアエディション」には、エクステリアカラーに専用の新色アーバン・カーキが施され、専用の18インチ・5スポーク・アロイホイールも相まって、ダイナミックで無骨な外観をさらに際立たせている。また、プラチナム・パールホワイトとシルバーメタリックのバイトーンも選択することができる。
インテリアでは、インストルメントパネルとドアに施されたステッチとデコレーションラインが、グリーンのボディカラーとマッチしている。シート表皮には新柄を採用し、インストルメントパネル下部にはソフトな表皮が全車に採用されている。
メディアスクリーンの強化とシームレスなデジタルキーアクセスに対応！
新型ヤリスクロスで進化したのが、そのコネクティビティ性能だ。ディスプレイのサイズはクラス最大級で、グレードによって、運転席のコンビメーターは7インチまたは12.3インチ、マルチメディア・タッチスクリーンは9インチまたは10.5インチとなっている。
12.3インチのコンビメーターは、どのような明るさの下でも視認性の良いシャープな画質でメーター、情報、グラフィックを表示。ドライバーの気分に合わせて「スマート」「カジュアル」「スポーティ」「タフ」の4つの表示モードを切り替えることができる。「Mid」および「Mid+」グレードは7インチが標準装備となり、上級グレードの「GR SPORT」および「プレミアエディション」は12.3インチを装備する。
車載システムのトヨタ・スマートコネクト・マルチメディア・システムは、簡単で直感的な操作が可能なように設計されており、処理性能の向上によりレスポンスが滑らかに。その機能には、クラウドベースのナビゲーションが標準装備されているため、事故渋滞などのリアルタイム情報をキャッチしてルートに反映することができる。その他には、Apple CarPlay、Android Auto両方のワイヤレス接続、強化された音声認識システムが搭載される。
さらに便利になったのが、スマート・デジタルキーによる車両アンロックシステムだ。スマートフォンアプリ「MyT」アプリと新型ヤリスクロスを登録することで、最大5人にユーザーがスマートフォンを使って車両にアクセスすることができる。デジタルキーは、車両の施錠、解錠、始動に使用でき、スマートフォンをバッグやポケットから取り出すことすら必要ない。このデジタルキーは「プレミアエディション」に標準装備されており、「MyT」アプリからは、リモートロック／アンロック、走行前の空調操作、混雑した駐車場などでのハザードランプの点灯などを行うこともできる。
強化された「トヨタ・セーフティ・センス」を含む
「トヨタ Tメイト」安全システムを標準搭載！
新型ヤリスクロスは、新型ヤリス・ハッチバックに続いて、アクティブ/パッシブ・セーフティ装備や運転時のストレスを軽減する機能を豊富に搭載した「トヨタ Tメイト」を全車に標準装備している。新型ヤリスクロスでは、安全支援機能「トヨタ・セーフティ・センス」が強化されて標準装備されている。注目すべき機能をいくつか紹介しよう。
■緊急運転停止システム（EⅮSS）
新しい緊急運転停止システム、エマージェンシー・ドライビング・ストップ・システム（EⅮSS）は、運転中のドライバーが万が一、病気の発作を起こしたり行動不能になった場合にドライバーをサポートする。ドライバーが一定時間、ステアリング操作、ブレーキ操作、アクセル操作などの入力を行わなかったことを検知すると、警告音を発する。ドライバーからの反応がない場合は、車を静かに停止させ、ハザードランプを作動させ、ドアのロックを解除する。
■安全降車アシストシステム（SEA）, 後席置き去り防止システム（RSRS）
安全降車アシストシステム、セーフ・イグジット・アシストシステム（SEA）は、視覚と聴覚による警告システムで、後方から接近してくる車両や自転車の進路に不用意にドアを開けてしまうことを防止する。また、後席置き去り防止システム、リア・シート・リマインダー・システム（RSRS）も搭載され、後部座席に子供やペットを置き忘れた場合に、視覚と音による警告でドライバーに注意を促し、「ホットカー」事故のリスク回避に貢献する。
■アダプティブ・クルーズ・コントロール（ACC）
新型ヤリス・クロスでは、これらの機能に加えて、従来から定評のある「トヨタ・セーフティ・センス」もアップグレードされている。アダプティブ・クルーズ・コントロール（ACC）は、より素早く、より自然な操作感で反応するように改良されている。例えば、他の車両が車線内に進入してきた場合、より緩やかに減速するようにモードシフト。 また、車間距離の設定が拡大され、ドライバーの好みに合わせて選択できるようになったほか、カーブでの速度低下がより早い段階で作動するようになり、よりスムーズな速度制御が可能になっている。
フォトギャラリー（GR SPORT／プレミアエディション）
■新型ヤリスクロス「GR SPORT」
■新型ヤリスクロス「プレミアエディション」
