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オールシーズンを日本に広めた立役者、グッドイヤー
そんなオールシーズンタイヤをはじめて日本に持ち込んだのがグッドイヤーだ。2008年、ベクター4シーズンズを投入し、タイヤ市場に大きなインパクトをもたらした。以来、実質後継モデルとなるベクター4シーズンズハイブリッド、ミニバン&SUV向けのアシュアランスウェザーレディとラインアップを拡大。ライバルメーカーの追従を許さない盤石の態勢を整えてきた。
夏タイヤ性能にもこだわった最新モデル
日本上陸から徐々に認知度を高めてきたオールシーズンタイヤだが、夏タイヤとスタッドレスの中間的なキャラクターゆえに性能が中途半端という声もあった。
積雪地帯で常用できるまでの性能は持たないオールシーズンは、必然的にドライ路面での使用が大半を占める。それゆえに走行中のノイズが気になるという声や、寿命を伸ばして欲しいという要望が多少なりあったのだ。
そこで新たに投入されたのが、グッドイヤーの最新作となる『ベクター4シーズンズGEN-3/GEN-3 SUV』だ。プレミアムオールシーズンという新境地を切り開いたこのモデル。トレッドパターンやコンパウンドといった基本設計から見直すことで、夏場は我慢を強いられるという全天候型タイヤのイメージを完全払拭している。
安心感のある雪上性能も選ぶべき理由だ
そもそもグッドイヤーのベクター4シーズンズシリーズはスノーフレークマークを取得し、冬用タイヤ規制時にも走行が認められるほどの雪上性能を併せ持つ。大量な降雪時や凍結路面では慎重な運転を余儀なくされるものの、圧雪路面では力強い走りを見せてくれるのだから頼もしい。まさに1年中安心して走れるという謳い文句に偽りなしだ。
日本上陸から15年余り。オールシーズンは着実な進化を続けている。まったく新しい発想で生まれた第三のタイヤゆえにその躍進度は目覚ましいものがある。非降雪地帯のユーザーなら選択肢に加えるべき存在になっているといって間違いない。