目次
次期モデルはEV化の予定 ICEを堪能するチャンス
ジョン・クーパーがレースのために手掛けたチューニングカーをイメージしてつくられたのがミニ最強モデルのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)。3ドア、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバーと4つのボディタイプに設定されており、専用チューニングのエンジンやサスペンション、エアロパーツなどを装備することで走行性能を高めた。
エクステリア
この4タイプの中で一番過激な走りを見せてくれるのは、やはり最も軽量な3ドアだ。2.0ℓ直噴ターボのエンジンは発進直後から強力なトルクを発揮して、パワフルな加速を見せてくれる。コーナー入口でアクセルをスッと戻せば、僅かにリヤが巻き込んでくるので、まさにゴーカート感覚で曲がることができる。
インテリア
だが、加速重視の人ならクラブマンがいい。JCWのエンジンは全車が2.0ℓターボだがチューニングや駆動方式が違い、0-100㎞/hの加速が最も速いのはクラブマンなのだ。3ドアとコンバーチブルのエンジンは231㎰/320NmでFFなのに対し、クラブマンとクロスオーバーは306㎰/450Nmと、だいぶ差がある。駆動方式も4WDになるので、加速時やコーナーからの立ち上がりではクラブマンが最も速く走ることができる。ホイールベースが長いから乗り味にも落ち着きが増している。ミニは次期モデルからはEVになるため、過激なエンジン車のミニに乗りたい人は、早めにJCWをオーダーしておきたい。
Country Germany Debut 2014年3月(3ドア、5ドア、コンバーチブルマイナーチェンジ:21年5月) 車両本体価格 516万円~647万円
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.151「2023-2024 スポーツカーのすべて」の再構成です。