BYDの「シール」と「ドルフィン」がEuro NCAP安全性能テストで最高評価の5つ星を獲得!

BYDはこのほど、ハイエンドEVセダンの「シール」(2024年春に日本導入予定)と、コンパクトEV「ドルフィン」が、欧州で実施されている自動車安全テスト「Euro NCAP(ユーロエヌキャップ)※」で最高評価となる5つ星を獲得したと発表した。
※European New Car Assessment Programme(=ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)の略称

両モデルとも成人乗員保護性能で89%、子供乗員保護性能で87%という優れた結果を達成

シールは、高いねじれ剛性を持つ強化ボディ構造により、スーパースポーツカー並みの数値を誇る。これにより、今回の安全性テストでは成人乗員保護性能で89%という優れたスコアを獲得した。車両の安全性を高めるCTB(Cell to Body)技術により、シールの乗員コンパートメントは前面オフセットテストでも安定性を維持し、ドライバーと同乗者に対し、いずれも優れた保護性能を発揮した。また、先進のeCallシステムと、二次衝突を回避するために衝撃後にブレーキをかけるシステムは、特に高い評価を受けた。

子供乗員保護テストでは87%のスコアを記録。前面および側面の衝突試験の両方で、身体部位への衝撃を最小限に抑えることを証明した。また、歩行者や自転車に対する自動緊急ブレーキ機能(AEB)も搭載し、アクティブセーフティ性能を高めている。後方から自転車が接近してきた場合にドアの開閉を警告するシステムは、Euro NCAPから特別な評価を受けた。

ドルフィンも最高となる5つ星を獲得。これは、標準装備された豊富な安全装備と先進運転支援機能によるものだ。成人乗員保護テストでは89%という驚異的なスコアを獲得しており、前面オフセットテストにおいて乗員コンパートメントが安定した状態を維持し、さまざまな体格の乗員や、さまざまな姿勢の乗員に対して高い保護性能を発揮した。

子供乗員保護テストでは87%を達成し、6歳と10歳のダミー人形に対し、すべての重要なボディエリアへの衝撃を最小限に抑えた。また、フロントシートとヘッドレストのテストでは、追突時のむち打ち症に対する良好な保護性能が実証された。

ドルフィンの安全支援システムは79%のスコアを獲得し、Euro NCAPではインテリジェントスピードリミットアシストとレーンキープアシストシステムの性能が高く評価された。歩行者や自転車を認識する自動緊急ブレーキ機能(AEB)は、対人、対物の衝突被害軽減における安全スコア85%を獲得した。

このたびの発表に際して、BYDヨーロッパのマネージング・ディレクターであるMichael Shu氏は、このようにコメントしている。
「ヨーロッパの厳しい安全テスト条件下で、BYDの全モデルが卓越した性能を発揮したことをうれしく思います。シールドルフィンは、アット3(※)とともに、安全性テストの最高評価を獲得しました。これは誇るべきことです。これは、BYDが環境に優しい技術開発の分野で、いかにたゆまぬ努力を続けているかを示すものです。お客様には、BYDの技術革新の最前線には常に安全があるという安心感をお届けします」
※2022年に実施された同テストで5つ星を獲得

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