新型「フィアット 500e」が北米でも発表!街乗りに最適な楽しさ満点のコンパクトEVは、2024年初頭から北米市場向けに発売!

フィアット・ブランドの最も歴史的で象徴的なモデルである2ドアの完全電気自動車、新型「フィアット 500e」が、ステランティス初のバッテリー電気自動車(BEV)として米国大西洋側に登場する。市場最軽量の乗用BEVである500eは42KWhのバッテリーを搭載し、推定航続距離240kmを誇る。レベル2(11kW)の充電時間は4時間15分で完了する。メーカー希望小売価格は32,500ドル(≒471万円)で、2024年第1四半期からステランティス・ノースアメリカのショールームで販売される。

伝統を踏襲したクリーンなスタイリング

フィアット500eは、BEV専用プラットフォームを採用した全く新しい4人乗りバッテリー電気自動車だ。従来の内燃機関モデルよりも、幅が広く、全長も長いこのクルマは、42kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーシステムを搭載し、室内スペースと収納性が向上。重量とエアロダイナミクスを最適化した完璧なプロポーションにより、持続可能な使命を果たしながら、クールさと魅力にあふれた理想的なアーバンコミューターなモデルだ。

エクステリアでは、従来モデルに忠実ながらも、フロントとリアのLED照明、e-latchエアロドアハンドル、最新のフロントグリルを採用し、フレッシュかつエレガントな外観を実現している。ホイールは、17インチのダイヤモンドカットホイールを装着し、ダイナミックさを与えている。

インテリアは、時代を超越したイタリアンスタイルを現代的に解釈し、隅々まで考え抜かれたデザインとなっている。ダッシュボードのインサート、丸みを帯びたクラスター、2本スポークのステアリングホイールは、言わずもがな1957年の初代フィアット500へのオマージュだ。新デザインのセンターコンソールとドアパネルにより、収納スペースが拡大され、日常の必需品を持ち運ぶのに必要なスペースが確保されている。新鮮なデザインのシートはリサイクル素材を由来とするもので、運転席は高さ調節を含む6ウェイ調節が可能で、ドライビング・ポジションが向上している。

街乗りの楽しさを最適化した電動パワートレイン

500eの電動パワートレインは最高出力118ps、最大トルク219Nmを誇り、0-96km/h加速は8.5秒を記録する。ドライブモードは3種類が装備されており、内燃エンジンの惰性走行のように慣れ親しんだドライビング特性の「ノーマル」、回生ブレーキを最適化してワンペダルドライブ機能を最大化する「レンジ」、エネルギー管理を最適化し、ドライバーが予定した目的地または最寄りの充電ステーションに確実に到達できるようマネジメントする「シェルパ」が実装されている。

また、500eはBEVならではのワンペダルドライビングを特長としている。これは電気モーターと回生ブレーキを使用し、アクセルペダルのみでストップ&ゴー機能を実現している。この機能により、通常は熱エネルギーとして失われるはずのエネルギーをより多く回収し、後でその電気を推進力に使うことができるため、低速の市街地走行には最適だ。

新型フィアット 500e ギャラリー(全24枚)

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