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ハブボルト締結を新採用 さらに磨き込まれた走り
レクサスRCは、メルセデスのCクラスクーペやBMWの4シリーズをライバルとするスポーツクーペ。ライバルたちは適時フルモデルチェンジを行なったが、RCは10年目を迎える長寿モデルとなった。だが、長く販売を続けているのもデメリットばかりではない。RCはエンジンラインナップが豊富で、2.0ℓ直噴ターボや2.5ℓハイブリッド、3.5ℓのV6があり、頂点には5.0ℓのV8を搭載したRC Fも用意されている。
エクステリア
うれしいのはこのサイズのクーペで自然吸気の大排気量が選べること。最近の欧州車はターボ化が進み、このクラスではV6やV8の自然吸気車はほとんどない。さらに、燃費の良い、レギュラーガソリン仕様のイブリッドがあるのも強みだ。走らせてみても2.0ℓ直4ターボは低速域からトルクフルな欧州車的な加速を見せるのに対し、3.5ℓV6を搭載するRC350は、スムーズな吹け上がりを伴いながら、高回転域まで自然吸気独特の伸びのある加速を楽しませてくれる。RCFになると、さらに過激さが増し豪快な加速を堪能できる。
インテリア
ハンドリングもグレードによって特性が異なる。ハイブリッドは快適性の高いエレガントな乗り味だが、Fスポーツになると引き締まったスポーティな走りが楽しめる。昨年末には改良を行ない、ハンドリングや安全性をさらに向上させ、熟成度を高めている。
Country Japan Debut 2014年10月(一部改良:22年12月) 車両本体価格 581万4000円~1455万円
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.151「2023-2024 スポーツカーのすべて」の再構成です。