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現行型6代目 BT系 (2021年~)
レガシィ アウトバックはスバル・レガシィの派生車であり、同社を代表する高級クロスオーバー。そもそもは「SUW(スポーツ・ユーティリティ・ワゴン)」という新しいカテゴリーのクルマとして誕生した。現在の最新現行モデルは、海外ではひと足先に2019年に、日本では2021年に登場した6代目のBT系となる。プラットフォームはインプレッサやフォレスター同様のスバルグローバルプラットフォーム(SGP)に刷新され、エンジンは海外では2.5ℓのFB25や2.4ℓのFB24などが用意されるが、日本では2023年4月現在、歴代モデル最小排気量となる1.8ℓのCB18のみとなっている。このエンジンは理論空燃比より空気が過剰なリーン燃焼を採用し、低回転域から高トルクを発生する環境型エンジンで、燃料もレギュラーガソリン仕様。スバル自慢のリニアトロニック(CVT)には8速マニュアルモードも搭載されている。
■2022年式 Limited EX 「クルマ本来の走って曲がって止まるという基本性能をしっかり設計されたクルマです」
ニックネーム: ポロンとペコ 年式・グレード: 2022年式 Limited EX 性別:男性(60歳~) 居住地域: 愛知県
排気量:1.8ℓターボ トランスミッション:CVT
平均燃費:11km/ℓ(高速走行と街中走行が半々くらい)
長所: 目的地までの長距離ドライブを楽に安全にこなしてくれるという意味ではトップクラスの車だと思います。週末や休暇の旅行やアクティビティの計画を立てるのが楽しみになり、それを実現するに必要不可欠な相棒と言えます。
短所: 安全性や室内快適性、カーゴスペースの余裕などとトレードオフの関係にはあると思いますが、車両寸法が前モデルと比べてもさらに大きくなり、路地や林道でのすれ違いやすり抜けには少々気を使います。また駐車場によっては枠線いっぱいでの駐車となり周囲に申し訳ない気持ち+ドアパンチを貰わないか心配になります。
評価
外観:★★★★★ 車体自体が流行りのSUVのような高さ方向に厚みを持たせておらず、前後に伸びやかなデザインとしており、これがこの車の個性であり魅力だと思います。
室内:★★★★★ メーカーオプションのタン色ナッパレザーを選択しましたが、高級感を感じられる中にもカジュアルさがあり乗車のたびに気持ちが上がります。室内の広さは当然ミニバンなどには及びませんが、大人が2-4名乗って長距離移動しても不満は出ないと思います。
走行性能:★★★★☆ 動力性能は必要にして十分。乗り心地、静粛性ともに高級車レベルと言って良いと思います。
燃費性能:★★★☆☆ 高速道路のみでは前車(2.5ℓ NA)は14-15km/ℓを記録していましたが、現車ではまだそのレベルを見たことがありません。走行距離もまだ短いので今後に期待しています。
装備:★★★★★ アイサイトの安全性能は確実に進化しており、直前のモデルと比べてもその差が明確に実感できるのが素晴らしい。また当モデルからコネクティッドサービスも採用されより安心感が増した。
満足度:★★★★☆ 自身にとって絶対値としては高いと感じられます。ただ安全性や快適性を考慮し他社同等モデルと相対的に比較するとお値打ちな気もします。
このクルマの購入を検討している人にひと言 「ともするとアイサイトでの運転の安全性や快適性が注目されがちですが、クルマ本来の走って曲がって止まるという基本性能をしっかり設計されたクルマです。大柄な車体ですが運転すると大味なところはどこにもなくドライバーの意思通り応答してくれ、運転自体の楽しさも十分に味わせてくれます。4台のアウトバックを乗り継いできていますが、人生の良きパートナーと感じています」
■2021年式 リミテッド 「全体として他車よりも安心安全感がとても高いと感じる」
ニックネーム: キーちゃん 年式・グレード: 2021年式 リミテッド 性別:男性(60歳~) 居住地域:宮崎県
排気量:1.8ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:11.5km/ℓ(街中6割、郊外4割)
長所:1)静かである。2)加速は十分。3)ブレーキが良く効く。4)こけおどしではないデザインが良い。5)上品な内装が良い。6)アイサイトはかなり良い。7)オータムグリーンの外装色がきれいで他社に見かけないのが良い。
短所:1)燃費がいまいち。2)タッチパネルに各種切替SW等の機能を入れすぎ(例:シートヒーター、ビークルホールド、エアコンのACスイッチ…)。3)シートベンチレーションが無い。4)オプションのドラレコに①リヤカメラが無い、②画像確認が面倒。5)発進開始後1600回転くらいからの加速立ち上がりが唐突。6)今後のタッチパネル関係の操作性改善時に既購入者へのバージョンアップサービスを是非ともお願いしたい。7)高速道路でのアイサイトの前車追従時、車間距離が最長設定でも短すぎる。
評価
外観:★★★★★ 上品かつラギッドなデザイン。
室内:★★★★★ タン色のシートや内装が上品。
走行性能:★★★★☆ 雨の日の接地性に安心感がある。
燃費性能:★★★☆☆ もう少し伸びてくれるとなぁ…。
装備:★★★★☆ ナビがいまいち(検索先が不足、山越えさせられる、地図が荒い)。
満足度:★★★★★ かっこいいから多少の欠点は許します
このクルマの購入を検討している人にひと言
「走行性能、ボディ、安全機能等、全体として他車よりも安心安全感がとても高いと感じる」
5代目 BS系(2014~2021年)
2014年に登場した5代目のBS系は、スタイリングはキープコンセプトで、「アウトバックらしさ」をさらに進化させており、全高とホイールベースは先代と共通だが、全長で+25 mm、全幅は+20 mmとわずかに拡大している。エンジンはFB25型水平対向4気筒2.5ℓのみ。先代に存在していたEZ36型水平対向6気筒3.6ℓエンジンは日本仕様では廃止された(海外仕様では存在する)。リニアトロニックも改良され、アクセル開度で変速特性を切り替えるオートステップ変速制御や6速マニュアルモードのパドルシフトを採用。 先進安全技術EyeSightが大幅に進化してEyeSight ver.3 となっている。
■2015年式 アウトバック 「スバルは安全の塊、誇りを持って運転できる」
ニックネーム: 穴もぐら 年式・グレード:2015年式 性別:男性(60歳~) 居住地域: 福岡県
排気量:2.5ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:10.7km/ℓ(地方郊外6割、地方市内3割、高速は年に数回1割)
長所:レオーネから続く、何処へでも何時でも走れる4WD。さらにアイサイトVer.3の絶対的安心感。自分のブレーキよりACCの方がスムーズなくらい、運転が本当に疲れない。パドルシフトがあれば、マニュアルはもう要らない。
短所: SWを減らすためか、ドアミラーの熱線と、リヤウィンドウの熱線が同じ。雨天時などドアミラーの熱線だけを使いたい。最近のSUVはみんな大きいが、覚悟はしていたがアウトバックもデカイ。レヴォーグのSUV仕様が欲しい。
評価
外観:★★★★☆ このBSアウトバックのデザインはいい。現行のBTアウトバックはちょっとゴテゴテしすぎのような。
室内:★★★★☆ レオーネの頃の昔のスバルと比べると、驚くほど良くなっている。ゴテゴテ感がなくスッキリしている。
走行性能:★★★★★ まず、四駆は最高。次に2500ccのNAだが、アクセルを踏んだだけスムーズに加速する。自分の運転レベルでは、これ以上のパワーは要らない。またベクタリングコントロールは実に優秀、四駆とは思えない。運転が上手くなったと思うくらい。
燃費性能:★★★★☆ 昔の1800cc AA7のレオーネ、2200cc BGBレガシィと比べると、排気量が大きくパワーも出ているのに、かなり良くなった。でもハイブリッドが欲しい、できればプラグイン。
装備:★★★★★ もう一世代前なのだが、アイサイトVer.3は最高。長距離でも疲れないし、何と言っても守られているような安心感が心強い。
満足度:★★★★★ 0次安全から始まり、4輪駆動の走行安全、そして衝突安全のボディ。さらにアイサイトの予防安全まで。スバルは安全の塊、誇りを持って運転できる。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「ほとんど一人か二人で乗るのに、ミニバンや大型のSUVなど、地球環境を考えると許されるものではない。セダンから派生したステーションワゴンで十分。アウトバックですら大きすぎると思うくらい。車内で寝られれば、次はクロストレックか。とにかく走ることを考えたら4輪駆動は必須。雪道だけでなく高速でも二駆とは全く違う安心感が、四駆にはある。動物は4本足で走っている。2本足ではバランスが大変だ。最後に、アイサイトの制御はVer.3ですら、シロウトの運転テクニックを完全に上回っている」
4代目 BR系(2009~2014年)
2009年に登場した4代目となるBR系は、先代より室内長、室内幅、室内高を拡大したことにより、全幅は日本国内向けのスバル車としては最大となる1,820mmとなった。エンジンは先代同様にi-AVLSを採用した改良型のEJ25型水平対向4気筒2.5ℓに加え、従来のEZ30型水平対向6気筒3.0ℓから外寸をほぼ据え置いたままで排気量を600ccアップしたEZ36型 3.6ℓエンジンを新設定。2.5ℓ車のトランスミッションには、チェーン式バリエーター(主変速機機構)を採用した「6速マニュアルモード付リニアトロニック」が採用されている(3.6ℓ車はジヤトコJR505トランスミッションを基にしたSportShift付き5EAT)。先進安全装備のEyeSightは2010年5月のマイナーチェンジ以後はEyeSight Ver.2に進化している。また、2012年5月のマイナーチェンジで2.5ℓ車のエンジンは 新世代ボクサーエンジンである FB25型に置換され、一部グレードではアイドリングストップシステムも搭載された。
■2013年式 アイサイトEX 「走行性能は素晴らしいが内装の質感が悪すぎる」
ニックネーム: 金時山 年式・グレード: 2013年式 アイサイトEX 性別:男性(60歳~) 居住地域:長野県
排気量:2.5ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:11.4km/ℓ(町内から隣り街走行7割、長距離3割)
長所: 全天候での運転がスムーズ。アイサイト装備。視界が広く爽快。車内が広い。長距離が疲れない。エンジン音が静か。フロントグリルデザインが気に入ってる。リヤランプのガーニッシュが全て点灯する。スピードメーターが自発光で見やすい。パワーがあり危険回避が出来る。
短所:フロントダッシュ周りの質感が低い(新型は良くなっている)。ブレーキの効きが少し甘い。フロントガラスの厚みが薄いので大粒の雨が降ると雨音が酷くて割れそうな気がする。パワーリヤゲートが無い。パンク修理キットの使い方が難しい。
評価
外観:★★★★★ 気に入っている。
室内:★★☆☆☆ ダッシュボードの質感が悪すぎる。
走行性能:★★★★★ 気に入ってる。
燃費性能:★★★★☆ こんなもんかな。
装備:★★★★☆ ナビが常に更新出来たら良い。
満足度:★★★★☆ 走行性能は素晴らしいが内装の質感が悪すぎる。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「新型の評判は良いと聞きます、質感も良くなっていると聞きます、走行性能はもっと良くなっていると思いますので通常エンジン車を希望の方は是非購入してください」
3代目 BP系 (2003~2009年)
先代まで日本市場では「レガシィ ランカスター」の名で販売されていたが、当代から海外と同じく名称を「アウトバック」に統一、「レガシィ アウトバック」となった。「レガシィ アウトバック」としては当代が初代と言うこともできる。エンジンは型式こそ先代と変更ないものの、2.5ℓ車に用いられるEJ25型はSOHC化され、なおかつレギュラーガソリン仕様としたことで経済性にも配慮された仕様となった(2006年5月のマイナーチェンジ以後は可変バルブリフト機構「i-AVLS」も新採用 )。3.0ℓ車に用いられるEZ30型は吸気バルブにAVCSとダイレクト可変バルブリフトを採用し、高出力化と排出ガス浄化性能を両立したものとなった。四輪駆動システムは「シンメトリカルAWD 」となり、3.0ℓ車にはVTD-AWDが採用されたほか、さらにVDCをメーカーオプション設定としている(2004年5月のマイナーチェンジ以後は2.5ℓ車にも設定)。 当代からトランスミッションは日本市場ではATのみ(3.0Rは5速ATに多段化)となった。
■2007年式 L-style 「燃費と整備費用以外は満足」
ニックネーム: スバルおやじ 年式・グレード: 2007年式 L-style 性別:男性(60歳~) 居住地域:北海道
排気量:2.5ℓトランスミッション:AT
平均燃費:8km/ℓ(市街地90%)
長所: 乗り心地がいい。車の動きがしっかりしている。地上高が高くて雪道でフロアを擦らない。立体駐車場に入れられる車高。2.5リッターエンジンのパワー。ワゴンボディなので荷物が積める。ゴルフバッグが横に積める。4駆なので冬道も安心。車重が軽い(約1500kg)
短所: 燃費が悪い。4速ATなので効率が悪い。整備費用が高い。タイミングベルトの交換が必要。エンジンオイル漏れが発生。サスペンションのへたり。メーターの照明が暗い。車税が高い。アイサイトが付いていない。インテリアは機能的ではあるが高級感はない。
評価
外観:★★★★★ シンプルで、ワゴンボディがお気に入り。地上高がほどほどに高い。
室内:★★★☆☆ ごちゃごちゃしてないのはいいが、高級感はない。
走行性能:★★★★★ 4駆の安心感。まあまあパワフルなエンジン。2.5ℓのトルク。ゆったりしてるけどしっかりした乗り心地。
燃費性能:★☆☆☆☆ 高速10km、市街地8km、雪道6kmは厳しい
装備:★☆☆☆☆
満足度:★★★★☆ 燃費と整備費用以外は満足。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「スバル伝統の4WDと稀有な水平対向エンジンに興味があれば是非。但し燃費には目をつぶって下さい。立体駐車場に入るSUVは街中では助かります」