「スノーワイパー」ってなんだ? 氷点下でも硬くなりにくく雪でも視界を確保できる冬用ワイパー導入のススメ【CarGoodsMagazine】

厳しい環境下に晒され続けるワイパーは、使用していなくても劣化が進む。硬化が進むとしなやかさが失われ、雨を拭き取る(正確には水膜を均等にする)ことができなくなってしまうことも。それゆえに本来の性能を発揮するためには、ワイパーゴムは半年に1度の交換が望ましいとされている。 ちなみにフレーム劣化によりワイパーの押し付け圧が均等でなくなるとビビリ音や拭きムラの原因に。だからワイパー本体ごとの定期交換が必要なのだ。

半年に1度のワイパー交換でクリアな視界を手に入れる

ワイパーが劣化したまま冬を迎えたらどうなるか? 氷点下ではワイパーゴムのしなやかさを保ちにくいうえに、フレームのすき間に雪が詰まったり、可動部が凍結する恐れもある。つまりワイパーが正常に作用しないということだ。悪天候時の視界不良ほどタチが悪いものはない。みなさんのなかにも、大雨や大雪で視界を遮られてまったく前が見えなくなり、身の危険を感じた経験があるひともいるのではなかろうか。

ワイパーゴムは常にガラス面に押し付けられている。経年劣化により硬化が進むとしなやかさが失われ、雨を拭き取る(正確には水膜を均等にする)ことができなくなってしまうこともある。

そこで提案したいのが、冬用ワイパーへの交換だ。梅雨に入る前の春先に交換したのなら、半年が経過したことになりゴム交換にちょうどいい周期となる。スタッドレスタイヤに履き替えるタイミングでワイパー交換をする習慣をつけておけば、急な悪天候時や積雪時にも慌てることもない。

ワイパーゴムは半年に一度、ワイパーブレードごとは1年に一度の交換が望ましい。難しい作業ではないので自分で交換するのも手だ。

冬道での使用に特化した、カバー付きの雪用ワイパー

なかでも降雪地域に住んでいるひとには冬用ワイパーを特にオススメしたい。
マルエヌの『マルチスノーブレード』は、氷点下でも硬くなりにくいラバーを採用。さらにワイパー本体をカバーすることで雪詰まりを防ぐ。

ブレードがカバーで覆われているのが冬用ワイパーの特徴。雪国のドライバーから高い支持を集めるマルエヌ『マルチスノーブレード』は、専用配合された最高級の天然ゴムを採用しているのだ。

また空気を通して水は通さない独自のエアシール(PAT)を採用することでゴムの凍結を防ぐなど、冬道での使用に特化した専用設計となっており、降雪時もクリアな視界を確保できる。またフレームはリベットレス仕様としてモーターへの負担を軽減するなど細部までこだわりを凝縮している。冬道での安全性を高めたいなら、一度試してみる価値ありだ。

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