目次
エンジンヘッドにただ装着するだけで内部可動部分のロスを低減させる
ヘッドバランサーは、エンジンヘッドに装着することで内部可動部分のロスを低減させるというアイテムだ。
装着方法はじつに簡単。エンジンヘッドやモーターといったパワーユニット本体に装着するだけだ。最近のクルマのエンジンは、補器類やカバーに覆われているために、エンジンヘッドに直接装着が難しいことも多いのだが、そんな場合はエンジンヘッドカバーへの装着でOKだ。
ちなみに直列エンジンの場合は1個装着でいいのだが、Ⅴ型や水平対向エンジンの場合は各バンクに1個ずつ、計2個の装着が基本となる。
装着してすぐにエンジンが元気に気持ちよく回るように感じる
早速装着テストをしてみた。テスト車は12年落ち、走行7万kmのFF2.5Lセダン。V型6気筒エンジンの性能はそれほど低下している感じではないのだが、回転時に少しガサツな感触だ。また、エンジン音も少し大きいような感じ。これがどうなるか興味津々だ。
このクルマはエンジルーム内にカバーが装着されており、また吸気系が邪魔をして直接エンジンヘッドへの直接装着は難しい。そこで、エンジンヘッドカバーの各バンクのちょうど上あたりに1個ずつ、計2個を装着した。
装着後、走り出してすぐにエンジンが静かに滑らかに回るようになったことに気づいた。スロコンをノーマルからパワーモードに切り替えたような感触だ。さらに、フロントサスペンションの剛性が上がったかのような安定感も体感。
次に、おススメという各バンクに2個付けの計4個装着でチェックしてみた。するとどうだろう。スムーズさはさらにアップし、まるでスポーツエンジンにでもなったかのようなフィーリングになった。とくに高回転域の気持ちよさは抜群。とくに高速道路での走行でその違いを体感できた。とにかく楽に走れるようになったのだ。
ちょっと古いクルマでもここまで体感できるのであれば、最新の高性能なクルマであれば、より違いを味わえるはず。まずは1個装着で体感を楽しみ、さらなる性能を追求するのであれば追加装着するというのも先の楽しみになるだろう。