RWDがもたらす軽快な走り 傾斜形状のコクピットも新鮮
VWグループのBEV専用プラットフォームである「MEB」アーキテクチャを採用しており、内容的にはVW ID.4と共通性が高い。
エクステリア

e-tronとしては第3弾となり、数字が示すとおり、サイズ的にはQ3とQ5の間に位置する。スポーツバックとの2本立てとなるが、どちらもスタイリッシュでスペシャルティなムードがある。空力性能も高く、Q4 e-tronで0.28、同スポーツバックは0.26のCd 値を達成しているというから驚く。
インストルメントパネル

インパネはドライバー側に向けて大きく傾斜し、センター部分が浮揚したような独特の形状のコンソールには、専用デザインのシフターが配されている。スタートボタンを押さなくても、ブレーキペダルを踏むだけでイグニッションをONにできるほか、「P」ポジションがなく、停車時もサイドブレーキボタンを押してブレーキペダルから足を離すと連動してイグニッションがOFFになる。
居住性


広くて使いやすい荷室はID.4と同様だが、リヤシートに3分割可倒式を採用している点が異なる。2tを超える車両重量を感じさせない走りには、リヤモーターによる後輪駆動も効いている。最小回転半径が5.4mと小回りがきくのも後輪駆動なればこそに違いない。
うれしい装備


月間販売台数 NO DATA 現行型発表 22年1月 一充電走行距離 ※WLTCモード 14.8km/l ※ハイブリッド車

ラゲッジルーム


価格は機構的にほぼ共通のID.4に対してそれなりにプラスとなっているが、これぐらいの価格差ならこちらを選びたくなる。このクラスで最もスペシャルティなムードをもったBEVだと思う。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
「2024年 国産&輸入SUVのすべて」モーターファン別冊 統括シリーズVol.153|最強のクルマバイヤーズガイド【モーターファン別冊 ニューモデル速報】公式サイトモーターファン別冊 統括シリーズ Vol.153「2024年 国産&輸入SUVのすべて」/2023年10月16日発売。
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