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運転しやすい絶妙なサイズ感 上質で居住性の高い室内も◎
初代Q3はコンパクトSUVだったが、2代目の現行型は、全長を約100㎜拡大して4500㎜前後になった。ホイールベースも2680㎜と長く、前後席ともに居住性が快適だ。身長170㎝の大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシふたつ分になる。
エクステリア
ボディは2種類が用意され、Q3は全高が1610㎜の標準タイプだ。Q3スポーツバックは、全高を1565㎜に抑えて外観を5ドアクーペ風に仕上げた。後者は後席の頭上空間と荷室が少し狭いが、ファミリーカーの実用性は備えている。内装はアウディらしく上質だ。
インストルメントパネル
エンジンは直列4気筒1.5ℓガソリンターボと、2.0ℓクリーンディーゼルターボを選べる。ガソリンエンジンは高回転域の吹き上がりが活発な上、駆動方式はFFだから、車両重量がディーゼルに比べて140㎏ほど軽い。峠道や街なかの運転に適する。
居住性
ディーゼルは実用域の1750〜3000rpmで、3.5ℓのガソリンエンジンに匹敵する最大トルクを発揮する。4WDと相まって、雨天時の走りも安定しているから、高速道路を頻繁に使うユーザーに適する。ディーゼルは高い動力性能を発揮して4WDも搭載しながら、軽油価格の安さもあって燃料代はガソリンターボを下まわる。
うれしい装備
月間販売台数 NO DATA 現行型発表 20年7月(「RS」追加 20年10月) WLTCモード燃費 15.5km/ℓ ※「35 TFSI」系
ラゲッジルーム
乗り心地には重厚感が伴い、特に17/18インチタイヤを装着する標準ボディは柔軟で快適だ。Q3は街なかでの使いやすさを妨げない適度なサイズのボディで、アウディの上質な走りと居住性を満喫できる。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。