愛車の鉄粉除去・小キズ消し・ウロコ汚れ落としは年に1〜2回はやっておきたい! 最適な洗車用ケミカルはこれだ!【CarGoodsMagazine】

こまめに洗車していれば、クルマのボディは一見キレイに保たれる。水アカも大部分は落とすことができるだろう。とはいえ、雨に濡れることがあれば、残った水滴がウロコ状のイオンデポジットとしてこびりついてしまうことは完全には防げない。また、走行中にどうしても付着してしまう鉄粉は、通常の洗車では落とせない。そして、洗車をすればどうしても塗装面には細かい洗車キズが入ってしまう。これらは、少しずつボディの光沢を奪う。これが新車の輝きと経年車のくすみの大きな差となって表れる。とはいえ、これらのウロコ、鉄粉、洗車キズを落とすことができるケミカルがある。毎回の洗車時に施工するようなものではないが、年に1〜2回やっておくと、クルマのツヤが維持されていい。ここではそんなケミカルを紹介しよう。

ケミカルで鉄粉やウロコを溶かして落とすので力は不要

まずは鉄粉落としだ。クルマを走らせていると、ブレーキダストに含まれる鉄粉や、工場などから出る鉄粉がボディに刺さる。これを除去する作業だ。
ここで紹介するCARALLの「車まるごと鉄粉クリーナー」は、シャンプー感覚で使えるケミカルだ。ボディやアルミホイールに付着した鉄粉を、化学反応で溶かして落とす。

CARALL『車まるごと鉄粉クリーナー(実勢価格:898円前後/税込)』
ボディやホイールに直接スプレーして使える。

使いかたは直接ボディやホイールにスプレーして、2〜3分待ってからシャンプーのようにこすって汚れを落とし、水で流すだけ。それでザラザラの鉄粉が除去できて平滑な塗装面がよみがえる。

『車まるごと鉄粉クリーナー』をスプレーして数分待つと、鉄粉が紫色にポツポツと浮き上がる。

次はプロスタッフの「モンスター ステインリーパー」。ウロコ状のイオンデポジットを落とすクリーナーだ。
といっても研磨剤は使用していない。化学薬品のちからでウロコを溶解させるので、あまり力をかけずにウロコを落とすことができる。すべてのウロコが完全に落とせるというわけではないが、非常に頑固なウロコ以外、大半は落とせるという。

ProStaff『モンスター ステインリーパー(実勢価格:1580円前後/税込)』
施工用のパッドも付属する。

また、この「モンスター ステインリーパー」は、白ぼけした未塗装樹脂の黒さを復活させるのにも有効だ。未塗装樹脂の白ぼけの原因は、水アカの付着と脂分が抜けたことによるものなので、「モンスター ステインリーパー」で水アカを落としたあとは、専用のコーティング剤を施工してやるといい。

パッドに液をとり、縦横に塗り拡げて使う。力をかける必要はない。

コンパウンドで磨いてボディをツルツルの鏡面に

そして残った頑固なウロコと、洗車キズなどの小キズを落とすのにおススメなのがクリンビュー「e-Body鏡面コンパウンド」だ。サブミクロンオーダーの超微粒コンパウンド(研磨剤)が、頑固なウロコ、ドアノブまわりの小キズやボディの洗車キズを落としてピカピカの鏡面を実現する。コーティング剤の下地作りに最適化したコンパウンドなので、このあとはしっかりコーティングしておきたい。

クリンビュー『e-Body 鏡面コンパウンド D-90(実勢価格:968円前後/税込)』
開閉の際に爪が当たって細かいキズがつきやすいドアノブまわりのキズ消しにも最適。

ひさしぶりに頑固汚れ落としを行うと、光沢がよみがえることに驚くはず。半年に一度とか、夏タイヤ、冬タイヤの入れ替え時期などに施工するのがおススメだ。

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