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ケミカルで鉄粉やウロコを溶かして落とすので力は不要
まずは鉄粉落としだ。クルマを走らせていると、ブレーキダストに含まれる鉄粉や、工場などから出る鉄粉がボディに刺さる。これを除去する作業だ。
ここで紹介するCARALLの「車まるごと鉄粉クリーナー」は、シャンプー感覚で使えるケミカルだ。ボディやアルミホイールに付着した鉄粉を、化学反応で溶かして落とす。
使いかたは直接ボディやホイールにスプレーして、2〜3分待ってからシャンプーのようにこすって汚れを落とし、水で流すだけ。それでザラザラの鉄粉が除去できて平滑な塗装面がよみがえる。
次はプロスタッフの「モンスター ステインリーパー」。ウロコ状のイオンデポジットを落とすクリーナーだ。
といっても研磨剤は使用していない。化学薬品のちからでウロコを溶解させるので、あまり力をかけずにウロコを落とすことができる。すべてのウロコが完全に落とせるというわけではないが、非常に頑固なウロコ以外、大半は落とせるという。
また、この「モンスター ステインリーパー」は、白ぼけした未塗装樹脂の黒さを復活させるのにも有効だ。未塗装樹脂の白ぼけの原因は、水アカの付着と脂分が抜けたことによるものなので、「モンスター ステインリーパー」で水アカを落としたあとは、専用のコーティング剤を施工してやるといい。
コンパウンドで磨いてボディをツルツルの鏡面に
そして残った頑固なウロコと、洗車キズなどの小キズを落とすのにおススメなのがクリンビュー「e-Body鏡面コンパウンド」だ。サブミクロンオーダーの超微粒コンパウンド(研磨剤)が、頑固なウロコ、ドアノブまわりの小キズやボディの洗車キズを落としてピカピカの鏡面を実現する。コーティング剤の下地作りに最適化したコンパウンドなので、このあとはしっかりコーティングしておきたい。
ひさしぶりに頑固汚れ落としを行うと、光沢がよみがえることに驚くはず。半年に一度とか、夏タイヤ、冬タイヤの入れ替え時期などに施工するのがおススメだ。