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外来ノイズをうるさいと感じるドライバーが増加中。その原因は?
車内は、好きな音楽を楽しむ場所として向いている。ひとりで乗っているときには誰にはばかることなく好みの音楽を大音量で満喫できるが、リスニングルームとしては不利な要因もある。ポイントはいくつかあるが、昨今のクルマでは外来ノイズの存在がネックの1つとなっている。
その代表格はズバリ、雨音とロードノイズだ。というのも最近のクルマはエンジンやマフラー音が静かになり、結果その他のノイズが耳につくようになってきた。クルマ好きの中にはエンジン音を心地良いと感じる向きもいる。しかし、雨音やロードノイズは誰の耳にも不快でしかない。さらにはハイブリッド車ではエンジン音がしない時間帯があり、EVは当然ながらエンジン音がまったくしない。これらに乗るドライバーたちは一層、雨音やロードノイズを鬱陶しく思っている。
また燃費性能の追求も、外来ノイズを増長させている。軽量化が推し進められ、鉄板は強度を保ちながらも薄く軽くなってきた。なのでロードノイズの侵入量が増え、雨音もかつてと比べて大きく響く。ゆえに楽曲の世界に没入しにくくなっている。
しかし、オーディオテクニカの『アクワイエ』シリーズの部材を使えば対処が可能だ。同シリーズのラインアップの中には車内静音を実現できる頼れるアイテムがさまざまある。特にお薦めなのが、ここで取り上げる『ヒートシールドラグ』と『ノイズレスラグ』だ。
素材を複合的に使用し、効率的に熱と音を抑制!
では、それぞれがどのように効力を発揮するのかを詳しく説明していこう。
まず『ヒートシールドラグ』は、主にはルーフへの施工を想定して開発されている。狙った効果は3つある。遮熱・断熱・吸音、これらだ。これを内張りパネルをはずし天井の鉄板に直接貼り付ければ、夏は車内の冷気を閉じ込め外の熱を遮断し、冬は車内の暖気を保ち車外の冷気をブロックできる。こうして室内の快適性をキープし、さらには雨音の吸収効果も発揮する。
このような効果を上げられる秘密は、その構造にある。スポンジを2種類使うことで熱を効率的に遮れてノイズも効果的に吸収できる。さらにアルミシートが貼られていて、これにより熱もノイズも抑制できる。
なお『ヒートシールドラグ』に加えて『アクワイエ』シリーズの制振材も併せて貼ると、得られる効果はさらに高まる。最初にルーフの鉄板に制振材を貼り付ければ、鉄板を響きにくくできる。そしてその制振材の上に当品を貼り付けると、遮熱・断熱効果を付与でき吸音効果により一層雨音を小さくできる。総合的に車内環境の快適化が果たされる。
一方『ノイズレスラグ』はフロアへの施工を想定して開発されていて、ソフトゴムマット層により外来ノイズをブロックでき、さらにはスポンジ層により吸音・断熱効果も上げられる。そしてフロアに対しても『アクワイエ』シリーズの制振材を貼った上にこれを施行すれば、車内静音効果が一層アップする。
リスニング環境の良化とドライブ環境の快適化を図りたいと思っていたのなら、『アクワイエ』シリーズの各部材の使用の検討をぜひに。実行して得られる利点はかなり大きい。