FIAフォーミュラ1世界選手権(F1)に参戦しているアルピーヌが2月7日、2024年シーズンに投入する新型マシン「A524」を発表した。
アルピーヌの2024年型マシンのリバリーは、現代アーティストのフェリペ・パントンとのコラボレーションによって生まれたもので、青が印象的だった昨年から一転、今年は黒が基調とされた。また、タイトルスポンサーとしてアルピーヌをサポートする、オーストリアの水処理関連企業「BWT」のカラーであるピンクを基調とした特別リバリーも8戦で使用されることになっている。
アルピーヌのテクニカル・ディレクターを務めるマット・ハーマンはA524の発表に際し「A524のアプローチはアグレッシブだが、パフォーマンスを向上させるためより広い領域を作り出すという点では意図的なものだ」とコメントしている。
「私たちは結果よりもむしろ、学び、学んだことに反応することに集中してきた。プロジェクトは大胆で、コンセプトを実現することに集中し、それをクルマに追加することを目指してきた。可能な限りパフォーマンスを向上させるための強力なプラットフォームを構築し、それを実現するための目標を設定した。私たちはいくつかの要素を限界までプッシュし、場合によってはそれを超えるものもあった。それはすべて私たちのアプローチに沿ったものであり、このプロジェクトを可能な限り最高のレベルまで進展させるという私たちの目標そのものだ」
アルピーヌのレギュラードライバーラインアップは、エステバン・オコンとピエール・ガスリーというフランス人コンビが昨年から継続される。リザーブドライバーには、二輪世界王者ミック・ドゥーハンを父に持つジャック・ドゥーハンが起用される。