目次
合弁事業IONNA CEO セス・カトラー氏の功績
自動車メーカー7社による合弁事業IONNAの最高経営責任者(CEO)を務めるセス・カトラー氏は、電動モビリティと充電の分野で豊富な経験を持ち、合弁事業の立ち上げから指揮を執る。カトラー氏は、EVコネクトの技術運営担当上級副社長として、充電ステーションメーカーのネットワークを飛躍的に拡大した。EVコネクトに入社する前は、エレクトリファイ・アメリカの初期段階において、チーフエンジニアとして高出力充電ネットワークの開発と導入を指揮し、エンジニアリングの指揮を執った。ゼネラル・エレクトリック(GE)でキャリアをスタートし、EVインフラ担当ゼネラル・マネージャーなど多方面で活躍した。この職務では、充電ステーションの開発、製造、配備に注力し、電動モビリティ分野におけるGEの足跡に大きく貢献した。
北米全域でクラス最高のチャージングライフを
IONNAの充電ネットワークは、NACSまたはCCSコネクターを備えたすべての電気自動車にアクセス可能で、車両と統合されたシームレスでクラス最高の充電体験を提供することを目指している。これは、近隣または同じ複合施設内にトイレ、フードサービス、小売業務などのさまざまなアメニティを提供し、デジタル統合と魅力的なロケーションを提供することで実現される。このネットワークの機能とサービスは、参加自動車メーカーの車載およびアプリ内体験とのシームレスな統合を促進し、予約、インテリジェントなルートプランニングとナビゲーション、支払いアプリケーション、透明性の高いエネルギー管理、その他の機能を網羅している。
IONNAの充電ステーションは、再生可能エネルギーを動力源とし、世界有数の自動車メーカーの品質、信頼性、リソースを結集することを目的としている。IONNAは、北米全域に戦略的に配置された最低3万基の高出力充電ステーションを設置することを目標としており、合弁会社は、2024年に米国で最初の充電ステーションを開設し、その後カナダへの拡大を計画している。各拠点には複数の高出力充電器が設置され、自動車メーカー7社の持続可能性戦略に沿った長距離移動が可能になる。