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エントランス正面には小型ビジネスジェット機「ホンダジェット・エリートⅡ」の実物大インテリアモックアップモデルを展示。機内への乗り込みが楽しめる
ホンダコレクションホールは、ホンダの創業50周年を記念し、ホンダの原点をお客様に伝える施設として1998年3月に設立された。クルマやバイク、パワープロダクツなどの製品やレーシングマシンを展示し、昨年25周年を迎えた。
今回のリニューアルでは、ホンダが紡いできた「夢と挑戦の物語」を体感できる展示へと進化。創業以来の軌跡を記したパネルを各階に設置し、音声ガイドやスタッフによるツアーとあわせて、ホンダのフィロソフィーや歴史を視覚・聴覚で体感できるようになっている。
1階のエントランス正面には、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット・エリートⅡ」の実物大インテリアモックアップモデルが展示され、機内への乗り込みが楽しめる。また、最新のパーソナルモビリティ「UNI-ONE」の試乗体験など、ホンダのモビリティに実際に触れられる展示が新たに追加した。
なお、ホンダはこのホンダコレクションホールに加え、Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)や、鈴鹿サーキットパーク内に新設されるHonda RACING Gallery※(三重県鈴鹿市)などの展示体験施設を通じ、歴史、グローバル、モータースポーツそれぞれの視点で、同社の製品や企業活動、そこに込めた想いを発信している。
※2023年11月に営業を終了した鈴鹿レーシングシアターに代わる新たな展示施設として、Honda RACING Gallery を2024年春にオープン予定
「ホンダコレクションホール」リニューアル概要
■製品展示コーナー(常設展)
製品展示コーナーでは、時代毎にフロアを4つに分け、その時代の特徴をわかりやすく展示。二輪車、四輪車、パワープロダクツ、ホンダジェットといった幅広い製品や、レーシングマシンの展示に加え、新たに音声ストーリーガイドを用意。自身のスマートフォン、もしくは、貸出用の機器で二次元コードを読み込むことで、ホンダの「夢と挑戦の物語」が楽しめる。また、「ホンダジェット・エリートⅡ」の実物大インテリアモックアップモデルへの乗り込みや、UNI-ONEの試乗体験など、ホンダのモビリティに触れて体感できる展示も追加されている。
■2階南棟 -創業~1970年前後-
「みんなを喜ばせたい」「技術力で世界に挑戦する」という想いから始まった情熱の時代
2階の南フロアでは、ホンダの創業期の夢と挑戦の物語を展開。浜松の小さな町工場で開発した自転車用補助エンジンから始まり、汎用事業開始、マン島TTレースへの出場、スーパーカブの発売、F1世界選手権初参戦など、ホンダの幕開けの時代が紹介されている。
■2階北棟 -1970年前後~1985年前後-
創業時からの挑戦が花開き、本田宗一郎の想いを受け継ぐ新たな世代が躍動した時代
2階の北フロアでは、四輪市場への本格的な参入を果たし、F1に再び挑戦し勝利を重ねたホンダの時代を彩る製品・マシンを展示。初代シビックやCVCCエンジン、二輪のFIMロードレース世界選手権やF1第2期(※)に参戦したレーシングマシンなどが見られる。
※1983年~1992年、エンジンサプライヤーとしてF1に参戦した時代
■3階南棟 -1985年前後~2000年前後-
一人ひとりの熱い夢や想いを積み上げながら、新しい価値を創造していった時代
3階の南フロアでは、新しい製品が次々と誕生した時代の裏側にあった、壁や逆境に立ち向かう挑戦の物語を紹介。ホンダ初の3ナンバーサイズセダンであるレジェンドや、新世代スポーツカーとして登場したNSXの開発の裏にある物語が展開される。
■3階北棟 -2000年代~-
創業からの想いはそのままに、これまで以上の領域と夢の実現へと突き進んだ時代
3階の北フロアでは、ASIMOなどロボティクス技術の研究開発や、航空機の世界への新規参入など、ホンダの新たな価値創造への挑戦の物語を紹介。創業からの想いはそのままに、領域を広げ、夢の実現へと突き進んでいくホンダの挑戦が見られる。