『スマートグリッドEXPO』にヤマハ発動機が展示する車両は、研究開発中のパーソナル低速モビリティの汎用プラットフォーム『DIAPASON(ディアパソン)※』を用いた2人乗り電動モビリティ『DIAPASON C580』と、リゾート向け1人乗り電動モビリティ『DIAPASON C350』の2機種だ。両モデルは、『Honda Mobile Power Pack e:』を搭載していることから本田技研工業ブースでの展示となる。この両モデルは2024年1月に開かれた『東京オートサロン2024』にも出展されたが、今回の展示モデルは、『東京オートサロン2024』での展示によって獲得された新たな共創パートナーのアイデアが一部反映された最新版となっている。
『DIAPASON C580』は、畑地や不整地など多様な路面環境で、俊敏な移動性とスマートな使い勝手を提供するモビリティだ。TOYO TIRE、SKIPPER、昭和トラスト、ワークとの共創により、ホイール、タイヤ、フロアマット、シート、ペダル等を新たな仕様としている。他方の『DIAPASON C350』は、リゾートトラストとの共創モデル。ゴルフ場での走行性能を向上させるワイドタイヤが装着されている。
なお今回の展示も、これまで同様、小型低速EV領域での汎用プラットフォームの市場機会探索と、その実現性やビジネスの可能性を調査することが主な目的とされている。
※ 『DIAPASON』は、開発中のパーソナル電動モビリティ汎用プラットフォームの新たな名称(これまでは”YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT”と呼称)。