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EVトラックタイヤ 『e. ENASAVE SPLT58』 開発概要
世界的な脱炭素化の流れを受け、自動車メーカー各社でのEV小型トラックの生産台数は増加することが予想されている※3。この流れに対応し、『e. ENASAVE SPLT58』はEVの課題である一回の充電で走れる航続距離を伸ばすことに加え、専用バッテリー搭載による車重増によるタイヤ摩耗を抑えることを目的に開発された。
トレッド幅とショルダープロファイルを最適化した“低燃費ショルダープロファイル”によって、余分なゴムを削減し、燃費悪化の要因となる無駄な発熱を抑制。これにより、低燃費(電費)性能に寄与する転がり抵抗係数が同社従来品DUNLOP『ENASAVE SPLT50M(ゴーゼロエム)』比で21%低減される。
また、タイヤ幅方向の輪郭であるトレッドラジアスとタイヤ骨格であるケースラインを最適化する“荷重ロバスト性向上プロファイル”によって接地形状の変化を抑制。さらに、周方向のサイプ※4をなくすことによってブロック剛性を向上し、リブエッジに丸みを持たせることによってリブ内の接地圧を均一化することで、優れたライフ性能を実現。本来背反する低燃費性能とライフ性能を高次元で両立させている。
※1 DUNLOPの小型トラック向け商品中。
※2 走行安定性・排水性・横滑りのしにくさに寄与する直線またはジグザグの連続した溝(リブパターン)をもつタイヤ。
※3 出典:IHSデータ
※4 タイヤのトレッド部に刻まれる細かい溝。
商品特長
○“低燃費ショルダープロファイル”による優れた低燃費(電費)性能
燃費(電費)悪化の要因となるタイヤの発熱を抑えるために、トレッド幅とショルダー部のプロファイルを最適化した“低燃費ショルダープロファイル”を採用し、余分なゴムを削減するとともに、トレッド部のゴムに低燃費配合を採用している。さらに、製造時にトレッド部の表面に残るスピューを金型技術でなくすことで、新品時の路面との摩擦を軽減させる。これらの異なるアプローチを組み合わせることで、転がり抵抗係数を同社従来品DUNLOP『ENASAVE SPLT50M』比21%低減される。
○“荷重ロバスト性向上プロファイル”による優れたライフ性能
“荷重ロバスト性向上プロファイル”は、高荷重領域から低荷重領域における接地形状の変化を抑制し、トレッド面が均一に摩耗させる。加えて、周方向のサイプを無くす“高剛性パターン”と、深さ方向に振幅を持たせた“3Dサイプ”を採用することにより、ブロック剛性を向上させる。さらに、リブエッジに丸みを持たせる“球面リブ”でリブエッジの接地圧を低減させる。これらの技術を組み合わせることで、優れたライフ性能が実現される。
○凹文字を採用した視認性の高いサイドデザイン
DUNLOPロゴをはじめとする各刻印には凹文字を採用し、文字内には微細なセレーション加工が施されている。さらに、サイズ表記も拡大することで、サイドデザイン全体の視認性を高め、これまでにない存在感を創出している。
■発売サイズ
- 205/85R16 117/115N
- 205/80R17.5 120/118N