DSが自動車ブランド初となるChatGPTを標準装備へ! 日本導入は4月中旬の予定

DSオートモビルはこのほど、インフォテインメント「DS IRISシステム」に対話型AIサービスのChatGPTを標準装備すると発表した。

ユーザーはDS IRISシステムと音声認識で対話し、あらゆる質問ができるようになる。また、道路から視線を逸らしたり、ステアリングホイールから手を離したりすることなく、移動中に楽しんだり、様々なことを学べる

DSオートモビルでは、インフォテインメント「DS IRISシステム」に対するChatGPTサービスの試験導入を、昨年10月よりフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスで開始。音声認識機能と組み合わせて車内で生成AIを楽しむことを可能にした。この試験導入により、音声認識の利用が50%以上増加したことを受け、DSオートモビルはChatGPTを標準装備する。

DS 3、DS 4、DS 7、DS 9の全モデルが対象で、3月から出荷するDS IRISシステムを装備するモデルにおいて、音声認識機能を導入している以下の18カ国および13の言語で、この機能がインストールされる(日本導入は4月中旬の予定)。
•ドイツ(ドイツ語)
•オーストリア(ドイツ語)
•ベルギー(フランス語、オランダ語、ドイツ語)
•デンマーク(デンマーク語)
•スペイン(スペイン語)
•フランス本土、グアドループ、マルティニーク、レユニオン(フランス語)
•アイルランド(英語)
•イタリア(イタリア語)
•日本(日本語)
•ルクセンブルク(フランス語、ドイツ語)
•ノルウェー(ノルウェー語)
•オランダ(オランダ語)
•ポーランド(ポーランド語)
•ポルトガル(ポルトガル語)
•チェコ共和国(チェコ語)
•イギリス(英語)
•スウェーデン(スウェーデン語)
•スイス(フランス語、ドイツ語、イタリア語)

ユーザーは、まさにインタラクティブな旅のパートナーとなるDS IRISシステムと音声認識で対話し、あらゆる質問ができるようになる。いくつか場面を例に挙げてみると……、
「このエリアにはどんな観光スポットがありますか?」
「10歳の息子と一緒にいて2時間滞在可能なのですが、この城では何をするのがお勧めですか? その場所まで案内してください」
「この料理と一緒に何を飲むのがお勧めですか?」
「この場所を舞台に、この人物を主人公にして物語を創作してください」
など……。

さらに、道路から視線を逸らしたり、ステアリングホイールから手を離したりすることなく、移動中に楽しんだり、様々なことを学んだりすることができる。

ChatGPT機能はコネクト・プラス・パッケージの一部として提供される。このパッケージにはモデルに応じて、コネクテッドナビゲーション、リモートコントロールおよびeリモートコントロール、コネクテッドアラーム、Send2Nav、さらにEV Trip Plannerまたはe-Routesも含まれている。なお、このパッケージは、DSオートモビルすべてのモデルに3年間標準装備される。

DSオートモビルのオリヴィエ・フランソワCEOは、このようにコメントしている。
「ChatGPTを自動車の世界に取り入れたパイオニアとして、私たちは柔軟かつ直感的で、没入あふれるアクセスが可能な生成AIを生み出し、あらゆる移動の機会をユニークな旅に変えていきます。DSオートモビルの使命は、お客様にユニークな体験を提供することです」

また、ステランティスのソフトウェア最高責任者のイヴ・ボンヌフォン氏は、「試験導入の成功とお客様からの熱狂的な反響を受けて、私たちはChatGPT機能を標準装備する初めてのブランドになることを誇りに思います。DSすべてのモデルを皮切りに、間もなく他のステランティスブランドも続きます」と述べている。

DSオートモビル公式サイト

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