カメラを追加してクルマの全方位を映せばバック時や巻き込みの事故も防げる!? DIYでも取り付け可能なアシストカメラをチェック!【CarGoodsMgazine】

クルマの前方直下や左側面は運転席から非常に見づらい、いわゆる死角。特に身長1m以下の幼児や子どもは見落としがちで、悲惨な事故のニュースも時折耳にする。そんな見落としによる事故を防止できるアイテムがアシストカメラだ。フロントやリヤ、サイドカメラなど様々な種類があるが、令和8年(2026年)1月より発売される新車には装着が義務化されるという。DIYビギナーでも簡単に取り付けられるカメラキットも続々と登場しているので、一足早く導入することを、子どもたちを守るためにもぜひお勧めしたい。

前後どちらにも装着できて多彩な表示パターンを内蔵

データシステム『マルチビューカメラ MVC811』は、フロントとリヤどちらにも装着できるアシストカメラ。最大180度の水平画角で広範囲の確認が可能な撮像素子を内蔵し、画面の表示パターンはスーパーワイドビュー、トップビュー、コーナービュー、ノーマルの計4種類、さらに異なる2種類を組み合わせて表示できる2パターンを合わせた計6種類の表示パターンに切り替えられるのだ。見通しの悪い路地や駐車場から歩道を横切るときなど、状況に合わせて使い分ければ、より危険を回避できるというわけだ。

DataSystem R-SPEC『マルチビューカメラ MVC811(価格:1万8480円/税込)』は、正像・鏡像の切り替えができ、フロント、リヤどちらにも取り付け可能なアシストビューカメラ。サイズはW23mm×H23mm×D38mmと非常にコンパクト。外部突起規制も難なくクリアできるのだ。
付属の小型スイッチで、計6種類の表示パターンを切り換えられる。

左側面の安全性を確保するサイドビューアシストカメラもオススメ!

右側の運転席からは視認することが難しい、左助手席側の側面の安全を確認でき、狭い駐車場や縦列駐車時にも役に立つのがサイドビューアシストカメラ。標準装備されている車種も最近多くなってきているが、データシステムの『サイドVIEWカメラ SVC260Ⅱ』は、幅広い車種に装着できる汎用タイプ。角度調節が可能なカメラユニットはコンパクト設計で、車種を選ばず取り付けられるのだ。

DataSystem R-SPEC『サイドVIEWカメラ SVC260Ⅱ(価格:1万6280円/税込)』は、左ドアミラーの下側に取り付ける、汎用タイプのサイドビューアシストカメラ。視野角は水平100度、垂直75度の広角設計。

また、KEIYO『横ミエ 5インチモニターサイドカメラセット AN-M008』は、5インチ液晶モニターをセット。他に表示用モニターを用意する必要がなく、配線はアクセサリーソケットから電源を取るだけの簡単取り付けを実現している。安全性をより高めるアイテムとしてお勧めだ。

KEIYO『横ミエ 5インチモニターサイドカメラセット AN-M008(実勢価格:1万2870円前後/税込)』のサイドカメラは水平105度の広角タイプで、ミラーの画角ではカバーできない範囲を映し出してくれる。5インチ液晶モニターとサイドカメラのセットで、カメラは前向き・後ろ向きどちらでも取り付け可能。電源はアクセサリーソケットから取ることができ、配線も簡単だ。

リヤウォッシャーノズルとの一体化で取り付け簡単なリヤアシストカメラ

リヤビューアシストカメラを取り付ける際にもっとも鬼門と言われるのが、車外に取り付けたカメラからの映像ケーブルを車内に引き込む作業だ。取り付け場所や車種によっては穴開け加工が必要な場合もあり、DIY初心者には少々敷居が高かった。そこで注目したいのがデータシステムの『ハイマウントリアカメラキット』。

DataSystem『R-SPEC R-SPEC ハイマウントリアカメラキット』は車種専用の設定。ハイトワゴン系に幅広く設定されている。

既存のリヤウォッシャーノズルの取り付け穴を利用することでウォッシャー機能は活かしたままカメラを装着でき、車内への映像ケーブル引き込みも簡単に行えてボディへの穴開け加工が一切不要のキットなのだ。車種専用で、現在7モデルをラインアップ。OEM車にももちろん取り付け可能なので、幅広い車種に対応できる。

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