ル・マンのグループCカーやWRCで活躍したランサーエボリューションも大暴れ!お台場でモータースポーツを体感する『モータースポーツジャパン』!!

『モータースポーツジャパン』が『JAFモータースポーツジャパンinお台場2024』(2024年2月24〜25日)として、2年ぶりにお台場へ帰ってきた。今回のテーマは「親子で『見て』『聞いて』『触って』『体感する』モータースポーツ」ということで、ファミリーで参加しても楽しめるようなコンテンツが充実していた。
REPORT&PHOTO:TOKYO CIAO MEDIA

ユニークな参加型イベントが目白押し!
見て、聞いて、触れて、体感できるモータースポーツ

日本におけるモータースポーツ文化の活性化や各企業・団体の取り組みを浸透させるべく『モータースポーツジャパン』がスタートしたのは、2006年のこと。2021年にJAF(日本自動車連盟)が主催となってからは3度目の実施で、開催時期もレースシーズン前の2月下旬に移行された。

JAFの主催となってから、3度目のモータースポーツジャパン。開催時期も2月に変更となったが、たくさんの来場者で賑わった。

オープニングのステージでは、JAF専務理事の島 雅之さん、JAFモータースポーツ振興小委員会の鈴木亜久里さんが登壇してご挨拶。「2024年はWRC、WEC、F1、フォーミュラEと、国際レースが日本国内で4つも開催される、重要なターニングポイントとなる年。日本にモータースポーツをもっと根付かせていきたい」と意気込みを語った。このほか、小池都知事や近藤真彦さんのビデオメッセージも届いていた。

開会の挨拶は、JAF専務理事の島 雅之さんが務めた。
JAFモータースポーツ振興小委員会の元F1ドライバー・鈴木亜久里さんが登壇。

現役競技車両から往年の名車まで、さまざまなマシンがその姿を披露!
エンジン始動デモンストレーションに迫力の走行シーンも

お台場特設会場(青海地区NOP街区)内に設けられたコースでは、たくさんのレーシングカーによるデモンストレーション走行が行われ、ファンの視線を集めた。

人気のD1女性ドライバー、下田紗弥加選手は元気いっぱいのスマイルで登場。
その走りのほうは、恐れを知らぬ華麗なドリフトテクニックで来場者を魅了。

全日本ジムカーナ参戦車両とドライバーによるキレキレのスラローム、インタープロトシリーズやKYOJO CUPで熱い戦いを繰り広げている女性ドライバーたちのカッコいい走り、D1 GPで活躍中の下田紗弥加選手はド迫力のドリフトパフォーマンス、さらにエンディングでは「ジャパンモータースポーツヒストリー」と題し、往年のTOM’Sのル・マン参戦車両(エンジン始動デモのみ)やランサー・エボリューションIIIのグループAラリーカー、NISSANのフォーミュラEマシンなどが目の前を駆け抜けるという、神コンテンツが目白押し。

クライマックスの「ジャパンモータースポーツヒストリー」では、レースの今昔を再現。
1985年ル・マン24時間に参戦した、TOM’S CL85はエンジン始動のデモンストレーションを行った。
1000湖ラリーで優勝を飾るなど、トミ・マキネンの大活躍でWRCでシリーズチャンピオンを獲得した、ランサーエボリューションIII。
三菱のワークスマシンが再生プロジェクトにより、実走できるまでに復活した!
2024年3月に、このお台場周辺で開催されるフォーミュラE「東京E-Prix」のデモンストレーションとばかりに疾走した、日産のFormula E Gen2 car。
これからのモータースポーツを占う、注目のレースとなりそう。

最新モデル試乗にカート体験など、参加型コンテンツも大人気

来場者が参加できる企画もたくさん用意され、高級車やハイパワースポーツ車などを試乗体験できる「ふれあい試乗会」、キッズが電動カートを体験できる「EVキッズカート」、スーパーフォーミュラマシンのコクピット乗り込み体験、18歳未満の若者にドライビングを体験してもらう「U-18運転予備校」といったメニューが揃い、どのエリアも行列ができるほどの盛況ぶり。

展示も体験も出展ブースも見どころたくさん

スーパーGTのGT300クラス参戦車両展示。

企業/団体/チームの出展ブースにも、見どころがいっぱい。かつて一世を風靡した伝説のレーシングカーや現役のスーパーGT参戦車両の展示、レーシングシミュレーターの体験と、盛りだくさん。
三菱自動車の4WD性能を体感するコーナーや、LUUPによる話題の電動キックボードを体感するコーナーなども、人気を集めていた。

いよいよ開幕するモータースポーツシーズンを前に、気分がブチ上がるイベントとなった『モータースポーツジャパン』。近年は各種ライブ配信によって、どこでもレースを楽しめる環境は整ってきたが、ぜひ実際に会場へ足を運び、その目で、耳で、モータースポーツの興奮をリアルに味わって欲しい!

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著者プロフィール

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TOKYO CIAO MEDIA

自動車系出版社勤務を経て、2022年に独立したメディアクリエイター。自動車メディアへの寄稿、編集、撮影…