目次
パワーウェイトレシオ2.08kg/PS、0-100km/h加速3.0秒の圧倒的パフォーマンス
マクラーレンの新しいコンバーチブルモデル新型「アルトゥーラ・スパイダー」は、マクラーレン史上初のハイパフォーマンス・ハイブリッド・コンバーチブルとして登場した。ひとたびルーフを開ければ、静寂と自然との一体感を通して、これまでにはないドライバーエンゲージメントを体感することができる。再設計されたエグゾーストシステムが奏でるサウンドがドライバーを包み込み、ルーフを開ければ華麗なサウンドを余すことなく聴くことができる。一体型電動式リトラクタブル・ハードトップは、わずか11秒で開閉。車速50km/hまで作動させることができる。
3.0リッターV6とEモーターを組み合わせた先進的パワートレインを搭載し、最大出力700PS、最大トルク720Nmを発揮する。電動モーターが最大225Nmの過度トルクを発揮することで、瞬時のスロットル・レスポンスを発揮する。また、新型アルトゥーラ・スパイダーは、コンバーチブル・スーパーカーの中ではクラス最軽量の1,457kgというボディウェイトにより、パワーウェイトレシオは驚異の2.08kg/PS(編集部換算)を誇る。これにより、0-100km/h加速3.0秒、0-200km/h加速8.4秒という劇的なパフォーマンスを発揮する。最高速度は電子制御で330km/hに抑えられている。
先進的な8速トランスミッションは、アルトゥーラのために特別に設計されたもので、Eモーターを内蔵しながら非常にコンパクトだ。トランスミッションのキャリブレーション変更と新たなプレフィル機能によって、変速スピードが25%向上されている。マニュアルギアシフトもマクラーレンのダイナミクス・モードも、すべてステアリング・ホイールから手を離さずに操作が可能だ。ドライブモードは、Eモード、コンフォート、スポーツ、トラックの4種類が装備されている。
足回り装備には、反応速度を最大90%向上させたプロアクティブ・ダンピング・コントロールを擁するサスペンションシステムを搭載し、路面変化の対応速度が劇的に向上している。また、ブレーキの制動力と高速走行時の一貫性が引き上げられ、新ブレーキ冷却ダクトで熱管理も向上している。
パフォーマンス重視のミニマム装備のプレミアムインテリア
インテリアを見ると、ボタンやスイッチが一切ないステアリングホイールが装備され、マクラーレンの本気度が伺える。あるのは造形されたシフトパドルだけで、ステアリングと一緒に動くため操作がしやすい。シートは、革新的なマクラーレン・クラブスポーツシートを標準搭載し、背もたれが動くシートと同様の可動範囲に加えて、バケットシートの軽量さとサポート力も兼ね備えるため、公道とサーキットのどちらにも最適だ。装備には、タッチスクリーン式HDインフォテインメント・システムで先進運転支援システム(ADAS)を活用。Apple CarPlayをサポートするスマートフォン・ミラーリング機能を標準装備し、対応するモバイルデバイスで使えるワイヤレス充電器がオプションに追加されている。
安全支援システムには、ブラインドスポット・モニタリング、クロス・トラフィック・ディテクションが新たに追加され、交通標識認識システムとレーン逸脱警告システムは標準装備になった。オプションとして、切り替え可能なフォローモード付きインテリジェント・アダプティブ・クルーズコントロール、オート・ハイビーム・アシスト、ブラインドスポット・モニタリング、リア・クロス・トラフィック・ディテクションが用意されている。