パワートレインは1.6ℓターボを組み合わせるプラグインハイブリッド。ボディカラーはオケナイト・ホワイトとエクリプス・ブルーの2色を設定
2018年に日本に導入された現行型の508は、流れるようなシルエットとグランツーリスモを体現するフラッグシップモデルとして、好評を博してきた。このたび発売された改良版の特徴を早速見ていこう。
フロントマスクの両サイドには、プジョーのトレードマークであるライオンのかぎ爪を模した3本のライトを備え、ブランドのアイデンティティを明確に主張。また、バンパーに溶け込んでいくフロントグリルや、グリルに向かい消えていく極薄型LEDマトリクスヘッドライトは、フロントの表情に一体感をもたらし、新しい時代を予感させるようなデザインを実現している。
リヤコンビネーションライトは、シーケンシャルウインカーを備えた水平基調の3本爪デザイン。リヤ中央に刻まれた幅広のPEUGEOTバッジは視覚的なワイドさを強調し、リアエンドの表情を引き締めている。新デザインのホイール「EPHERRA(エフェラ)」を採用したもの特徴だ。
ボディカラーは、ボディの伸びやかなラインが際立つオケナイト・ホワイトと、深い青みが特徴のエクリプス・ブルーの2色が設定された。
インテリアでは、これまでの使いやすさや質の良さはそのままに、アップデートを実施。シフトノブは指先での操作が可能なトグルタイプを採用。また、10インチの大型タッチスクリーン、高解像度のパークアシストカメラや、15Wに強化されたワイヤレススマートフォンチャージャーを装備している。
ナッパレザーを標準装備したフロントシートは、ドイツの脊椎健康推進協会(Aktion für Gesunder Rücken)の認証を得ており、FOCAL製プレミアムHiFiシステムとともに、快適なドライブを実現する。
なお、この改良版では、新しく搭載されたコネクテッドナビゲーションシステム「プジョー iコネクト アドバンスド」により、ナビゲーション、リアルタイム交通情報取得、eリモートコントロール(予約充電、予約空調)、ソフトウェアアップデートに対応。「OK、プジョー」と話しかけることで、目的地設定、エアコンの操作などが簡単にできる。
改良版「508 GT HYBRID」に搭載されるパワートレインは、180ps/300Nmを発する1.6ℓ直列4気筒ガソリンターボエンジンに、110ps/320Nmの電気モーターと8速ATを組み合わせたプラグインハイブリッド。システム総合で225ps/360Nmを引き出し、0-100km/h加速タイムは7.9秒(欧州仕様値)をマークする。リチウムイオンバッテリーの容量は12.4kWhで、EVモード走行距離は64km(WLTPモード)だ。