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現行型5代目 SK系 (2018年~)
オフロードでもオンロードでも高い走破性を誇るスバルのミドルクラスのクロスオーバーSUVがフォレスター。5代目となる現行のSK系は、5代目インプレッサで導入された『SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)』を採用、操舵応答性と操縦安定性を飛躍的に向上。また、ガソリンエンジン車のエンジンを一新し、2.5ℓのFB25型を新搭載した。さらに、フォレスターでは初設定となるハイブリッドモデル“e-BOXER”を新設。2.0ℓ直噴のFB20型エンジンに、MA1型モーターを組み合わせ、電池にはリチウムイオン電池を採用する。トランスミッションは、全グレードが自動無段変速機“リニアトロニック”のみとなり、6MT車は廃止された。ボディのスタイリングは先代のイメージを色濃く引き継いでいるが、Cシェイプのポジションランプを採用するなど、随所に新たなディティーリングが取り入れられている。2020年10月に新開発の1.8ℓ直噴ターボ(DIT)エンジンが設定されて2,5ℓエンジンは姿を消し、翌年には日本仕様のビッグマイナーチェンジが行なわれて大きな変化と進化を果たしている。
■ 2021年式 スポーツ D型「乗り心地も操縦性も利便性も期待以上です」
ニックネーム:Procyon 年式・グレード:2021年式 スポーツ D型 性別:男性(60歳~) 居住地域:青森県
排気量:1.8ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:11.6km/ℓ(市内移動が3割、郊外ドライブが7割)
長所:シンメトリカル4WDの安定感と信頼性。雪国だが不安になったことがない。無積雪時でも安定感が実感できる。アイサイトがよく機能する。高速道路での車間維持、ハンドル支援、停止時のブレーキ制御等、快適に機能する。高速道路での長距離移動が圧倒的に楽になった。
短所:覚悟はしていたが、燃費はもう少し伸びてほしい。高速道路では14㎞/ℓほどだが、市内移動だと9㎞/ℓくらいになってしまう。後、常時発生しているわけではないが、車内でビビり音が発生することがあり気になる。
評価
外観:★★★★★ C型に比べて迫力が増した。
室内:★★★★★ とにかく視界がいい。
走行性能:★★★★★ 実用上十分なパワーがある。
燃費性能:★★★☆☆ 乗り換える前の車よりはかなり良いが、もう少し伸びてくれると嬉しい。
装備:★★★★★ アイサイト、電子ミラー、アダプティブヘッドライト、どれも快適。
満足度:★★★★★ ハンドルを握るのが楽しみになった。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「乗り心地も操縦性も利便性も期待以上です。他社同クラスに比べて燃費がやや落ちるのが納得出来るのなら超おすすめです」
■2019年式 アドバンス「フォレスターを選ぶなら未完成なe-BOXERよりはターボ車がお勧めです」
ニックネーム:Jamおじさん 年式・グレード:2019年式 アドバンス 性別:男性(60歳~) 居住地域:青森県
排気量:2.0ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:12.0km/ℓ(冬以外の通勤で12㎞/ℓ、冬季は8~9㎞/ℓ)
長所:アイサイト、AWD、X-modeなどの安全装備が充実していること。積雪、路面凍結でのコンディションでも安心して運転できる。また視界は抜群によく安全運転に寄与できていると思う。カーオーディオのDIYでもかなりカスタムしやすいので、オーディオ好きにはこの車は本当にありがたい。
短所:e-BOXERにおいてEV走行からエンジンが起動するタイミングでのショックがすごく気になる。特に減速して止まりかけて、前の車が動きはじめた時にEVからエンジン始動するとかなりの衝撃です。何度かリプロしてもらっているが全く改善されない。それ以外は概ね満足です。
評価
外観:★★★★☆ 無骨なスタイルがいい。
室内:★★★★☆
走行性能:★★★☆☆ EVからエンジン始動時は最悪。
燃費性能:★★★☆☆ HYBRIDという期待はもってはいけない。
装備:★★★★☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「フォレスターを選ぶなら未完成なe-BOXERよりはターボ車がお勧めです」
■2019年式 アドバンス 「アクティブに利用するならいい車だと思います」
ニックネーム:でりお 年式・グレード: 2019年式 アドバンス 性別:男性(40代) 居住地域:広島県
排気量:2.0ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:12.0km/ℓ(街中7割 郊外3割くらい)
長所:高速での運転がアイサイトで非常に楽になるので、帰省や旅行などのロングドライブは非常に楽になりました。悪路、雪道で安定しているので、スノースポーツやキャンプなどをするときには、安心して移動できるので、その点もいいです。
短所:燃費がそれほど良くないので、街乗り主体だと結構維持費がかかってしまいます。昔のモデルに比べて、大柄なので細かい道などではかなり気を遣います。また、私の車だけかも知れませんが、ブレーキ後のゆっくりの出だしでトルクが抜けることがあります。
評価
外観:★★★★☆ 変わらない感じが自分は好きです。
室内:★★★★★ ユーティリティはそれほどないですか、レザーシートにしているのもあって良い感じです。
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★☆☆☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「アクティブに利用するならいい車だと思います。環境性能でいうとイマイチなので電動化の波のなかで早目に購入ならありかなと思います」
■年式不明 2,0 アドバンス「このタイプのクルマは初めてですが、とても良いクルマ」
ニックネーム:チトセスクールキング 年式・グレード:年式不明 2,0 アドバンス 性別:男性(50代) 居住地域:長野県
排気量:2.0ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:10.0km/ℓ(街乗りだと、10キロ切ります)
長所:このタイプのクルマは初めてですが、とても良いクルマ。唯一の短所は、Bピラーのところにシートベルトカバーのバックルが当たる。メーカーはプロテクターなるものをオプション設定してきましたが、そういう事ではなく、そもそもそこに当たらないように設計するべきでは? そう思いますが…。
短所:あえて言うのなら、冷間時、発進するときにカクンカクンと軽いショックがあります。CVTってこういうショックあったっけ? 以前乗っていた軽のベルト式CVTには、こういう現象無かったので少し違和感。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★★
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「走行性能はカンペキ。あとは、燃費はフルタイム四駆なのだから、まぁ、このぐらいが普通なのか?」
4代目 SJ系 (2012-2018年)
NA車はエンジンに2.0ℓのFB20型を継続採用するが、トランスミッションは改良を行ない、MT車は6速に多段化してショートストローク化。AT車はトルコン式の4ATからCVT「リニアトロニック」に置換された。「2.0i」を除くグレードにおいては6速マニュアルモードとアイドリングストップを搭載している。ターボ車の「2.0XT」には「新世代BOXER直噴ターボ”DIT”」エンジンであるFA20型を280psにチューニングし直した上で搭載。尚、ターボ用のリニアトロニックは高出力に対応するためトルクコンバータやチェーンなどの部品を最適化した専用設計。専用のサスペンションチューニングも施されている。「SI-DRIVE」を「2.0i」を除くNA車にも採用したほか、「2.0i」を除くリニアトロニック車には「X-MODE」を新搭載。デザインにおいては2013年グッドデザイン賞を受賞。ターボ車は、スバルの乗用車ではほぼ初めて、ターボ車であってもダクトを持たないデザインになっている。
■2017年式 X-BREAK カラーアクセント仕様 「燃費は適度な期待にとどめておいた方が良いです」
ニックネーム:むむよ 年式・グレード:2017年式 X-BREAK カラーアクセント仕様 性別:男性(50代) 居住地域:宮城県
排気量:2.0ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:12.8km/ℓ(高速3割、高速以外7割)
長所:4WDの安心感とボディのしっかり感。無理をしない限り天候に関わらず安定して走行でき、ボディがしっかりしているおかげで、多少の凸凹道でもゆすられ感が無く安定して走行できます。また、窓が大きいので周囲の見切りが良いです。
短所:燃費が悪いです。高速道路をACCを使用して制限速度で走行し、メーター表示で良くて16km/ℓくらい。一般道では、12~13km/ℓくらいです。前車(VOXY/ZRR75)に比べて、燃費は10~20%悪いような感じです。
評価
外観:★★★★☆ スバル車に共通するデザインと感じています。実用的な雰囲気ですが、一方、スポーティな感じがします。
室内:★★★☆☆ 前車がミニバンだった影響か、外観ほど、室内は広く感じません。でも、適度な広さは確保されているので、狭くはありません。
走行性能:★★★★☆ 走行性能は一番のお気に入りです。窓が大きいせいか夏場の運転席、助手席への日差しが耐えられません(耐えていますが、背中の汗がすごい)。
燃費性能:★★☆☆☆ 燃費は、残念に思っています。前車のミニバンの燃費を超えてほしかった。
装備:★★★★☆ ACCは良いです。ナビがイマイチです(ディーラーオプション品のサイバーナビですが、ボタンサイズが小さく、押しにくく、メニューが分かり難く操作が慣れません)。
満足度:★★★☆☆ 燃費以外は満足です。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「燃費は適度な期待にとどめておいた方が良いです。無理をしない限り走破性は良いです。また、悪天候時も安定して走れると思います」
■2017年式 2.0i-L 「今となってはSUBARUでは稀少なMT車で車を操る楽しさがある」
ニックネーム:obi 年式・グレード:2017年式 2.0i-L 性別:男性(50代) 居住地域:千葉県
排気量:2.0ℓトランスミッション:MT
平均燃費:12.6km/ℓ(一般道9割、高速1割)
長所:デザインが良い。現行モデルよりも後ろが格好良い。今となってはSUBARUでは稀少なMT車で車を操る楽しさがある。自分の人生で多分最後のMT車と思い、数ヶ月後にフルモデルチェンジするのが分かっていながらオーダーした(新型車はMT廃止のため)。
短所:直進安定性が悪いと思う。中立付近の手応えがあいまいで、修正舵を当て続ける感じで疲れる。タイヤの空気圧を色々試したが変わらず、フロントにSTIのフレキシブルタワーバーを装着したところ、ステアリングの重みが増して少し改善した。
評価
外観:★★★★★
室内:★★☆☆☆ ペダルの配置が悪い。クラッチのストロークが多すぎる。アクセルとブレーキの位置関係が悪く、ヒールアンドトゥーがやりづらい。
走行性能:★★★★☆ パワーは無いが水平対向エンジンのフィールが気持ち良い。
燃費性能:★★★★☆ 高速を80km/hで走るとかなり良い。瞬間燃費計で17km/ℓ以上。
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★★ MTが大好きだから。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「MT車なのでアイサイトは無いが、純粋に楽しい。ただ操作系に関しては、クラッチは重めでミート位置が掴みづらく癖が強いと思う。6MTは、1速がローギヤ過ぎて2速と離れているので使いづらい」
■2013年式 2.0i-Lアイサイト 「とてもバランスの取れたいい車と思います」
ニックネーム: Ag 年式・グレード:2013年式 2.0i-Lアイサイト 性別:男性(60歳~) 居住地域:東京都
排気量:2.0ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:10.1km/ℓ(高速3割、市街地7割)
長所:背の高い車にしてはハンドリングも良く、乗っていて気持ちいい。室内も広く、実用性十分。10万キロを超えてもエンジンは滑らかであり、これも気持ちいい。雪道最強、とくにX-modeは優れもので、スタックするリスクはずいぶん減った。
短所:今どきの車としては、燃費がいまいち。部品の耐久性が昔の車より低くなっているように感じる。10万キロを超えたくらいから、ハブベアリング、CVTコントロールバルブなどがあいついで故障。結構高額な修理だった。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆ 後席は十分広い。
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★☆ アイサイトは優れもの、高速では必需品。
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「とてもバランスの取れたいい車と思います。エンジンも直噴になる前の最後の世代であり、こちらの方が環境(PM2.5等)にも優しいと思う。ただし、部品耐久性にやや不安があり、長く乗るにはそれなりの保守費が必要」