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「新型『トライトン』では勇猛さ、新型『エクスフォース』では軽妙さ等を表現しながらも、三菱自動車のデザインらしい堅牢さが感じられるところを、今回ご評価いただけたと考えています」
(渡辺誠二デザイン本部長)
iFデザインアワードは、ドイツ・ハノーバーを本拠地とするiF International Forum Designが主催する国際的に最も権威のあるデザイン賞のひとつで、70年にわたり優れたデザインを選出している。
iFデザインアワード2024では、国際的に活躍する132名のデザインの専門家が、72の国と地域から応募された約1万1000件のデザインをアイデア、フォルム、機能性、差異化、インパクトの5つの基準で審査。選考は、プロダクトデザイン、パッケージデザイン、コミュニケーションデザイン、インテリアアーキテクチャ、プロフェッショナルコンセプト、サービスデザイン、建築、ユーザーエクスペリエンス(UX)、ユーザーインターフェース(UI)の9つの分野で行われる。
このたびの受賞を受けて、三菱自動車の渡辺誠二デザイン本部長はこのように喜びを語っている。
「世界で最も権威のあるデザインアワードの一つで、今年度発表した2車種のデザインを高く評価いただき、大変光栄に思います。個性的なフォルムによって、新型『トライトン』では勇猛さ、新型『エクスフォース』では軽妙さ等を表現しながらも、三菱自動車のデザインらしい堅牢さが感じられるところを、今回ご評価いただけたと考えています。今回の受賞をきっかけに、より多くのお客様に『トライトン』と『エクスフォース』の魅力をお届けしてまいります」
フルモデルチェンジされた世界的に人気の三菱ピックアップトラック
日本では今年の2月15日に発売された新型「トライトン」は1978年に発売された「フォルテ」をルーツとする1トンピックアップトラックで、以来5世代にわたり約570万台を生産、世界約150カ国で販売してきた三菱自動車の世界戦略車。デザインにおいては「BEAST MODE(勇猛果敢)」をコンセプトに掲げ、ピックアップトラックに求められるタフさや力強さに加え、堅牢さを持ちながら俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現している。
インテリアでは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインストルメントパネルを採用するとともに、ダイヤルやスイッチ類は手袋をしたままでも確実に操作ができるよう程よい節度感を実現し、ステアリングホイール、グリップ、ドアハンドル類は握り心地や逞しさが追求された。
日本への導入はあるのか? 海外専売のコンパクトSUV
新型「エクスフォース」(海外市場のみで販売)は、取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立するとともに、さまざまな天候や路面において安全・安心の走破性を実現するコンパクトSUV。
デザインコンセプト「SILKY & SOLID」のもと、エクステリアにおいては、ボディ上部はシルクのように滑らかな軽やかさを表現し、ボディ下部はソリッドで力強いプロポーションとすることで、スタイリッシュでありながら本格SUVらしさを表現している。
インテリアでは、12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオとデジタルドライバーディスプレイを一体化させた大型のモノリス形状のパネルを採用するなど、先進感のある洗練された空間が創出された。