「人口が拡大するガーナにおいて、『自由で楽しい移動の喜び』『生活が変わる・豊かになる喜び』を一人でも多くのお客様に提供することで、西アフリカでの事業成長へ繋げていきます」(欧州・アフリカ中東統括部長・奥田氏)
HMGは、アフリカでナイジェリアに続く2拠点目となるホンダの四輪車生産工場。2023年12月に小型SUV『HR-V(エイチアールブイ)』の生産を開始し、現在の年間生産能力は500台だ。
ホンダは西アフリカを成長市場と位置付けており、ナイジェリア、ガーナ、ベナンおよびコートジボワールの4カ国で四輪車ビジネスを展開している。ナイジェリアでは2013年に四輪事業の現地法人を設立し、2015年に四輪車の生産を開始した。そしてガーナでは、1997年からディストリビューターを通じて四輪車の販売を行ない、2019年には現地事務所を設立、地域に根付いたビジネスを展開してきた。今回、ナイジェリアでの四輪車生産で培った経験とノウハウを生かし、ガーナの顧客向けに現地生産を行なう。
奥田氏はこのようにコメントしている。
「アフリカで2拠点目となるホンダの四輪車生産工場が稼働したこと、そして生産開始式典を無事に執り行なえたことを、大変うれしく思います。まだ少量生産ではありますが、現地法人を設立しホンダ自らが生産を行ないます。人口が拡大するガーナにおいて、“自由で楽しい移動の喜び”、“生活が変わる・豊かになる喜び”を一人でも多くのお客様に提供することで、西アフリカでの事業成長へ繋げていきます」
●HMG(ホンダマニュファクチュアリングガーナ・リミテッド)概要
・設立:2022年9月
・資本金:3000万セディ(約3億5000万円)
・出資比率:本田技研工業株式会社100%
・代表者:中島隆志(なかじまたかし)社長
・所在地:ガーナ共和国テマ市
・事業内容:四輪車の製造、四輪完成車の輸入・卸販売
・生産機種:HR-V
・生産能力:500台/年