メルセデス・ベンツの最新2ドアクーペ「CLEクーペ」が上陸! 2.0Lターボのマイルドハイブリッド搭載で税込850万円

メルセデス・ベンツ日本は3月18日、メルセデス・ベンツの最新世代の4人乗り2ドアクーペ「CLEクーペ」の日本導入を発表し、同日発売した。販売されるのは「CLE 200クーペ スポーツ」の1グレードで、税込車両価格は850万円。ハンドル位置は右のみ。

革新的なコンセプトとテクノロジーを採用し、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えたまったく新しい 2ドアクーペ

CLEクーペは、メルセデス・ベンツがこれまで築き上げてきたクーペの伝統・歴史を受け継ぎつつ、革新的なコンセプトとテクノロジーを採用し、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えた全く新しい 2ドアクーペとして誕生した。

ボディサイズは全長4850×全幅1860×全高1420mmで、ホイールベースは2865mm。メルセデス・ベンツ2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用したプロポーションは、メルセデスデザインの基本思想である「Sensual Purity(センシュアル ピュリティ)」によって磨き上げられ、ダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを形成している。

フロントデザインは、立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのフロントグリル、僅かに逆スラントとしたシャークノーズ、スリムなフル LEDヘッドライト(デジタルライト)、そして空力性能に優れた力強いフロントエプロンが逞しくも美しい印象を与えている。また、プレミアムクーペならではのロングボンネットに配されたパワードームも、フロントマスクのダイナミックなイメージを強調している。

サイドは、ショートオーバーハング、ロングボンネット、ロングホイールベース、そして滑らかなルーフラインが美しいクーペシルエットを形成。ヘッドライト/リヤコンビネーションランプからそれぞれ伸びる前後のライン、ドアパネル下部を後方に向かって僅かに上昇しながら貫くライン、これら3本のラインが伸びやかなサイドの優美な曲面に絶妙なエッジを加えることで面の美しさを強調。同時に力強く張り出した前後ホイールアーチを印象的に引き立てている。また、ホイールサイズは標準で19インチは、オプションで20インチ。どちらもスポーティかつ精悍なスタイリングを強調する。ちなみに、タイヤサイズは19インチがフロント245/40R19、リヤ275/35R19、オプションの20インチがフロント245/35R20、リヤ275/30R20。

リヤビューは、力強く張り出したフェンダーと先進的なデザインのエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなコンビネーションランプが、上質さや存在感を主張。トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップが備わり、リヤエンドにスポーティなアクセントを加えている。

写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

インテリアには、プレミアムクーペのスポーティさを引き立てるドライバーオリエンテッドなコックピットデザインを採用。人間工学に基づいて配置された12.3インチドライバーディスプレイと11.9インチメディアディスプレイのふたつの高解像度ディスプレイがコックピットを先進的かつ機能的に引き締めている。ドライバーを重視することでスポーツ感を強調すべく、11.9インチのメディアディスプレイは6度ドライバー側に傾けられている。

また、ダッシュボードのトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットなどにはアンビエントライトが備わり、車内の洗練された雰囲気が一層高められた。広範囲に広がるインテリアトリムには、標準でブラウンウォールナットウッド、オプションでブラックオープンポアウッドを用意。いずれもプレミアムクーペに相応しい贅沢な雰囲気を演出する。

標準の内装色はブラック。写真の内装色はオプションの「レザーエクスクルーシブパッケージ(税込90万円)」で選べるパワーレッド/ブラック。※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用。シート素材は標準でレザー ARTICO(ブラック)、オプションで4色の本革内装が設定された。本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージ(運転席・助手席)や、シートベンチレーター(シートヒーター機能含む/運転席・助手席)も装備され、前席乗員に極上の快適性をもたらす。

リヤシートは左右独立式。従来型Eクラスクーペに対してショルダールームは54mm(欧州参考値)拡大するなど後席の居住性にも配慮されている。荷室容量は420L。40:20:40の3分割可倒式リヤシートにより、荷室を多彩にアレンジできる実用性も備えている。

このたび発売された「CLE 200クーペ スポーツ」には、204ps/320Nmを発するM254型2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン+9速AT(9Gトロニック)に、第2世代の「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」を組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載。後輪を駆動する。ISGは最大で23ps/205Nmの電動ブーストを可能で、滑らかで力強い加速を実現している。WLTCモード燃費は14.5km/Lと発表された。

足まわりではスポーツサスペンションを標準装備。通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用。より固めとしたスプリング/ダンパー設定やスポーティな設定のダイレクトステアリングによって走行安定性が向上している。

連続可変ダンピングシステムを搭載するオプションの「ダイナミックボディコントロール」サスペンションは、路面状況やドライビングスタイルに応じてサスペンションセッティングを調節することで、俊敏なハンドリングと快適な乗り心地を高次元で両立する。

オプションのリア・アクスルステアリング(※)を選択すれば、走行安定性と取り回しがさらに向上する。車速60km/h以下では、リヤホイールがフロントとは逆方向に最大 2.5°傾く。これにより、日常シーンや駐車する際には最小回転半径が5.0m(非装着車は5.2m)に小さくなり、より扱い易くなる。一方、車速が60km/hを超えると、リヤホイールがフロントと同方向に最大 2.5°傾くことで、走行安定性を大きく高める。
※「ドライバーズパッケージ」として、「ダイナミックボディコントロール」サスペンション、20インチAMGアルミホイールとセットで税込40万円

写真の内装色はオプションの「レザーエクスクルーシブパッケージ」で選べるマキアートベージュ/ブラック。
※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

CLE 200クーペ スポーツに搭載される「ダイナミックセレクト」は、トライブトレインやサスペンション(※)、ステアリング、ESP、サウンドを統合制御。「Eco」「Comfort」「Sport」「Individual」の4つの走行モードによって、車両の特性を瞬時に切り替えることができる。これにより、モードを切り替えるだけで、ダイナミックなスポーツ走行からコンフォートクルージングまで、様々なドライビングフィールを味わうことができる。
※オプションの「ドライバーズパッケージ」装着時に装備

写真の内装色はオプションの「レザーエクスクルーシブパッケージ」で選べるトンカブラウン/ブラック。
※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

これらの特色のほか、Sクラスと同等の最新安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を始め、対話型インフォテイメントシステム「BMUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」、AR(拡張現実)を利用したBMUX ARナビゲーションシステム、ブルメスター製サラウンドサウンドシステムが採用されるなど、全方位的に完成度の高いスポーツクーペ仕上げられている。

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