450psを発揮する3.5ℓV型6気筒ツインターボエンジン「VR35DDTT」と9速ATを搭載
エクステリアデザインは「Artistry in Motion」を体現し、車体の前面にインフィニティを象徴した新デザインシグニチャーのダブルアーチグリルを取り入れ、より立体的なINFINITIエンブレムを引き立てている。
また、日本のおもてなしを体現する「INFINITI Light Path」を採用。インテリジェントキーを持ってクルマに近づくと、フラッシュドアハンドルが自動的に出現するとともに、フロントのINFINITIエンブレムやヘッドライトのLEDによって、乗員を迎える光の演出を行う。
インテリアは、ダッシュボード上に14.3インチのディスプレイを2基搭載。最新の「INFINITI in Touch」システムにはGoogle built-inを搭載し、Google MapやGoogle Play、Google Assistantなどを利用することが可能となり、より快適なドライブ空間を演出する。センターディスプレイの下部にある9インチのタッチスクリーンでは、空調機能や運転モードの選択が可能だ。
また、セグメント初のテクノロジーである「バイオメトリック クーリング」が2列目を快適な温度に保つ。天井に組み込まれた赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を調節して2列目に快適な空気を送る。
世界初の技術となる「フロントワイドビュー」は、車体前方側面の様子を2個の14.3インチディスプレイに表示する技術。さらに、フード部分が透過して前方を確認できる「インビジブル フード ビュー」や、フロントカメラの映像を写真やビデオとして記録し、SNS等にシェアできる「ジャーニー ダイアリー機能」など、革新的なカメラ技術を搭載。
また、フルサイズのラグジュアリーSUVセグメントでは初となる「クリプシュ製プレミアムオーディオシステム」の搭載も特色。ダッシュボードとドアに埋め込まれた64色から選べるアンビエントライトは、より印象的で気分に合わせて室内の雰囲気を変えることが可能となっている。
パワーユニットは3.5ℓV型6気筒DOHCツインターボエンジン「VR35DDTT」。最高出力は450ps、最大トルクは516lb-ft(約700Nm)を誇る。ギアレシオを40%拡大した9速ATを組み合わせ、優れたレスポンスと高い燃費性能を実現した。
新型QX80には電子式エアサスペンションとダイナミックデジタルサスペンションを採用。エアサスペンションは走行シーンに合わせて車高調整が可能だ。通常走行時は車高を下げることで空力性能を確保し、乗員の乗降時はさらに車高を下げて乗り降りや荷物の積み降ろしを容易にする。一方、オフロード走行時は通常よりも車高を2.4インチ(約61mm)上げることで高い走破性を確保。ダイナミックデジタルサスペンションは、車両の動きに合わせ電子制御でダンパーの減衰力を自動調整する。
従来に比べて横剛性を58%向上したフレームにより、快適な乗り心地と優れたハンドリングを実現。さらに、ねじり剛性を300%向上した電動パワーステアリングラックの採用により、高度な運転支援技術の搭載を可能とした。新型QX80には様々な運転支援技術に加え、インフィニティとして初となる、高速道路においてハンズオフドライブを可能とする「プロパイロット アシスト 2.1」を搭載している。
なお、新型「QX80」は今夏以降、米国で発売される予定。メーカー希望小売価格は8万2450ドル(約1245万円)から。