197ps/440Nmの2.0ℓディーゼルを組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載。新型Eクラスで唯一の四輪駆動ディーゼルモデル
E 220 dオールテレインは、SUV譲りのデザインや機能と、ステーションワゴンの実用性を兼ね備えたクロスオーバーモデル。四輪駆動システム“4マチック”など、SUV開発の歴史のなかで蓄積されたオフロード技術を採用し、オールラウンドな走行性能を備えている。また、新型Eクラスで唯一の四輪駆動ディーゼルモデルとなる。
エクステリアデザインは、新型Eクラスの伝統と先進性を融合したメルセデス・ベンツの最新デザインを取り入れつつ、メルセデスのSUVモデルに共通する2本のフィンをあしらったラジエーターグリルをはじめ、前後バンパー下部のシルバークロームアンダーライドガードやブラックのホイールアーチカバーを採用することで SUVらしさを強調。専用デザインの19インチアルミホイール(タイヤサイズは255/45R19)とあわせて、独特のアピアランスを実現している。なお、ボディサイズは全長4960×全幅1890×全高1495mmで、E 220 dステーションワゴンと比べて10mm幅広く、25mm高い。
パワートレインは、197ps/440Nmを発する2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボエンジン“OM654M”と9速AT(9Gトロニック)に、最大で23ps/205Nmを発するISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッド。高トルク、省燃費が美点のクリーンディーゼルエンジンに電気による緻密なサポートが組み合わさることで、さらにスムーズな加速感と、燃費の低減に寄与している(WLTCモード燃費データは未発表)。
サスペンションは、連続可変ダンピングシステム“ADS+”とエアサスペンションを組み合わせた“エアマチック”を標準装備し、走行時の優れた快適性を実現。“エアマチック”によるセルフレベリング機構は、乗員や荷物の重さに関係なく地上高を一定に保つが、必要に応じて変化させることも可能だ。
悪路などでの走行に役立つ“トランスペアレントボンネット”機能の採用も特色。360°カメラシステムを用いて、センターディスプレイに車両のフロント部分下方の路面の映像(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能で、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害をいち早く確認することができる。
このほか、デジタルライト(ウルトラハイビーム付き)や、17スピーカー/730W出力によるブルメスター4Dサラウンドサウンドシステムといった魅力的な装備が標準となっている。