回転噴射で一気に塗れて撥水効果は最大5ヶ月! SOFT99『レインドロップ トルネードヴォルテックス』【カーグッズ・オブ・ザ・イヤー傑作選】

2023年を象徴する傑作品は、先を見越す先進製品でもある。その顔ぶれを見れば、2024年の風潮も見える! 創刊25年目を迎える専門誌が選んだ「カーグッズ・オブ・ザ・イヤー」をここでプレイバック。機能的でかつ楽しい独自の噴射機構を採用する『レインドロップ トルネードヴォルテックス 300ml』は、コーティングのこれからを指し示す。

創刊25年の老舗カー用品専門誌が選ぶ2023年「カーグッズオブザイヤー」10アイテムはこれだ!【CarGoodsMagazine】

創刊以来、早四半世紀あまり。代々カーグッズを見続けてきた専門月間誌の経験から、より新しく、登場意義を持った2023年を象徴する傑作をここで讃えたい! このご時世、選ばれしグッズとはどんな顔ぶれか!? いざ確認だ。

新機構ヘッド採用で超簡単・時短仕上げ

クルマはキレイに保ちたいけれど、可能なら時短なお手軽洗車がうれしい。簡単作業で高い効果を発揮するソフト99の『レインドロップ』がさらに進化した。その名も『レインドロップ トルネードヴォルテックス』だ。

SOFT99『レインドロップ トルネードヴォルテックス 300ml(実勢価格:1958円/税込)』
時短コーティング剤として人気の『レインドロップ』がアップグレード。新技術となる「G-RASシールド」を採用して撥水耐久性が増し、トルネード式に噴射する新開発の「TVヘッド」を採用してより広範囲に散布可能となっている。

使用方法はじつに簡単だ。洗車後の濡れたクルマの表面、ボディだけでなくガラスにもコーティング剤を吹きかけ、クロスで塗り広げて拭き上げるだけで作業完了。これだけで、ボディもガラスも驚くほどの瞬間撥水効果とツヤが得られる。
最大の特徴は、新機構の「TVヘッド」採用により、トリガーを引くとコーティング剤がグルグルと回転しながら一気に広範囲に噴射される点だ。しかも、向上した撥水効果によりスプレーした瞬間からバッチリ水を弾き、拭き上げも短時間で終了する。

「TVヘッド」は取り外して再使用が可能なので、別売のカートリッジ缶を購入することで繰り返し使用可能。カートリッジ缶は容量が大きい380ml入り(実勢価格:1628円/税込)で中型車約6台、ミニバン約3台に使用可能だ。また、180ml入りのトライアルサイズ(実勢価格:1499円/税込)もある。

高い効果は撥水だけでない。新技術の「G‐RASシールド」により、拭き上げるだけで、ツルツルの手触りとハッとするような深いツヤも同時に実現するのだからうれしい。その耐久性も高く、ボディで約5ヵ月、ガラスで約3ヵ月持続する。
簡単、スピーディーにクルマを美しく仕上げられ、しかも高い耐久性まで実現したコスパ抜群のコーティング剤。一度試したら、ヤミ付き間違いなしだ。

ガラコに次ぐ看板ブランドの成長に全ての面で初代モデルを上回る飛躍の歩み

洗車機ユーザーのニーズに対応する時短可能なスピードコーティング、『レインドロップ』の登場は2019年に遡る。さらなる進化を目指し、リニューアル製品の開発が始まったのは2022年のことだ。
「課題であったツヤの向上とともに、器材の改良を目指しました」

撥水耐久性は、ボディは166%、ガラスだと150%という大幅な進化を果たしている。
「撥水で吸着平滑というもともと持ってた性能にプラスして、ツヤ光沢成分を新たに配合しました。撥水耐久といった性能向上に関してもご好評いただいております」
特に考慮されたのはユーザーの声だという。
「ボディとガラスに同時に撥水効果を付与できるという点でご好評いただいていたんですけれども、ツヤと光沢がもう少し欲しいという声がありましたので、そこを当初から目標としました」

一方、器材については劇的なスタイルチェンジとなっている。
「もともと直線的に力強いバズーカ噴射っていう機能が搭載されていたんですけれども、性能の向上と同時にエアゾールの特性を活かして広範囲に噴出できるパワーアップした噴射モデルを考えられないということで、トルネード噴射というキーワードが出てまいります」
巻き貝のようなノズル形状など、複数の試作モデルの検討を経てたどり着いたのが、トルネード式の噴射構造だ。
「こういう噴射をする製品はこれまでなかったので、チャレンジでした。回転しながら噴出する機構という意味では、スプリンクラーのイメージを参考として、開発いたしました」

形状は定まるも、完成までの道のりは遠い。
「回転の性能を上げるために細かい工夫をかなり重ねました。回転チューブやPP製のカバーは、試作の段階から様々な形状・素材・部品を加えたり、除いたりしながら今の形になっています」
金型を作った後もチャレンジは続く。
「金型を成型する前のテストでは、安定した正常な回転を確認できていたんです。ところが、いざ金型成型後にテストすると安定しないタイミングがあることもわかりまして。本当に作ってみないと分からなかったんです。何が違うの微妙な差を探ったり、内側に溝をつけたりコーティングを塗ってみたりと、色々な調整を加えてようやく完成に至りました」

真新しい構造へのチャレンジだけにひときわ難産だったものの、その分、ユーザーからの反響は上々だ。
「TVヘッドの面白さに関してもかなりご好評いただいております。広範囲に噴出できますので、作業時間も短縮できますし。逆に噴出が楽しいのですごい吹き過ぎてしまうという声もたくさんいただきます(笑)」

「アニメの中の武器というか、おもちゃっぽいかっこよさも意識しています」
株式会社ソフト99コーポレーション
企画開発本部
商品開発部 係長
後藤眞理子氏

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20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…