取り締まり対策も安全装備もこれ1台!レーダー探知機とドラレコを組み合わせたセルスター『RD-40/RD-60』【カーグッズ・オブ・ザ・イヤー傑作選】

2023年を象徴する傑作品は、先を見越す先進製品でもある。その顔ぶれを見れば、2024年の風潮も見える! 創刊25年目を迎える専門誌が選んだ「カーグッズ・オブ・ザ・イヤー」をここでプレイバック。セルスター『RD-40/RD-60』は、セーフティレーダーとドライブレコーダーという人気カー用品を2つを両取りできる大奮発!

創刊25年の老舗カー用品専門誌が選ぶ2023年「カーグッズオブザイヤー」10アイテムはこれだ!【CarGoodsMagazine】

創刊以来、早四半世紀あまり。代々カーグッズを見続けてきた専門月間誌の経験から、より新しく、登場意義を持った2023年を象徴する傑作をここで讃えたい! このご時世、選ばれしグッズとはどんな顔ぶれか!? いざ確認だ。

人気の安全装備をこれ1台で完結させる

安全なドライブを楽しむための装備として、ドライブレコーダーやセーフティレーダーはもはや欠かせないアイテムと言えるだろう。しかし、それぞれを取り付けようと考えても、コスト面や装着場所の確保などの問題に頭を悩ませなければならない。そんな悩みの解決方法として、セルスターが新たに提案するのがRD-40/RD-60なのである。

Cellstar『RD-40/RD-60(実勢価格:6万4800円/6万7800円前後/税込)』
STARVIS IMX370を搭載して200万画素で記録するドライブレコーダー機能と、新設計となるフレデリックレンズVer.2を採用するセーフティレーダーをドッキング。安全運転支援機能も充実し、コンパクトな本体に膨大な機能が凝縮されている。

これまでセルスターはドラレコとセーフティレーダーをリンクさせ、電源の配線を簡略化するモデルなどをラインアップしてきている。その考えをさらに発展させ、オールインワン化することで設置場所や取り付けの容易さを実現。もちろん1台二役だからといって性能が劣ることなく、現行トップモデルにも匹敵する機能性を担保。

ドラレコとしての記録機能はもちろん、最新のレーザー式や可搬式オービス対策にも貢献。最新レンズを搭載する受信感度は安心感も高まるはずだ。

特にレーダー機能は最新のレーザー式や可搬式オービスにも対応し、さらに従来モデルよりも受信距離が 120%、集光率が約3倍になる新設計のフレデリックスレンズVer.2を搭載している。ドラレコとしての機能はもちろん、セーフティレーダーとしても最先端の性能を誇る、最強モデルなのである。

創業時より続くお客様本位のモノ作り姿勢のもと自社内製で培った、長年の経験がなせるワザ

主にセーフティレーダーでその名を知られていたセルスターが、ドライブレコーダーの販売を開始したのが今から10年以上前のこと。当初より、その双方を一緒にできないかという要望が寄せられていた。
「開発そして製造と、自社で全てをやるようになって10年が経ち、ようやく商品にできました。別々でやっていると、どこまで情報開示できるかなど、難しさもあると思うんですね。そこをうちは、もう全部自社でやっていたので(勝永社長)」

2つの機器を1つにまとめるメリットは数多い。
「取り付け作業も今までの半分で済み、視界の遮りも減らしてダッシュボード周りをスッキリできる。特に法人のお客さんや高級車に乗るユーザーからの評判も良いですし、お店の方からも非常に評価頂いています(勝永社長)」
これまで製品化できなかったのにはワケがある。
「技術的にはできないことはないと思うんですよ。ただ、とにかく大きくなることがネックでもありました。あとは価格面。市場で受け容れられるかというところでも、いかに小さくするかが課題でした(渋谷氏)」

コンパクトに留めるための工夫は多岐に渡る。
「まず一つはGPSです。ほとんどのモデルは本体の中に入れるのですが、外に出すことを前提にしました。次に考えたのは電源の回路ですね。ここも外に出しちゃいましょうということで。スピーカーも通常は前に付けるものを横に逃がす形にしています(渋谷氏)」
重さも悩みどころだった。
「レーダーの基板とドラレコの基板が二つ入るわけですから。取り付けステーの貼り付け面を大きくとり、面積を広げた上で特殊溶剤を使っています(渋谷氏)」

しかも、レーダーとドラレコともにそのスペックは共に一線級。さらに言えば、セルスター独自の強みもある。
「災危通報というものがございます。GPSのみちびきを経由して、気象の情報や地震の情報などがほぼリアルタイムで降ってくるんです。地域別のデータベースも持っていて、現在地に合わせて変換して出しています。それこそダイレクトに受信するので、時にニュース速報より早く届く場合もあります(渋谷氏)」

ひけらかすことなく淡々と語られる技術的な強み。ただ、より重視されるのは、ものづくりに対する姿勢にある。
「46年前の創業から続く、創業者の持論がありましてね。営業は物を売っていくだけが仕事じゃない。お客様に何が必要か、何を欲しがってるかをリサーチして、それをものづくりに生かしていくことこそ本来の仕事だと。営業の意見に基づいたものづくりをやってきたからこそ、今回の製品もできたのだと思います(勝永社長)」

「メーカーですからプラスアルファの機能、これを常に追求していかなきゃいけない」
セルスター工業株式会社
代表取締役社長
勝永直隆 氏
「基本的に妥協してるところはないんです」
セルスター工業株式会社
技術部 部長
渋谷勇治 氏

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20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…